猫好きmokaの腎臓がんと日々のこと。

2015年6月人間ドックがきっかけで腎臓腫瘍が発覚、その後T1bの腎臓がん(淡明細胞がん)と診断されました。

着物キモノと色々と…「茶道と天目染」

2016-05-03 21:02:36 | 着物キモノと色々と…



さて…

凹んでばかりじゃ
幸せが逃げ出してしまいそうなので…


気分転換に…
前回の私の趣味のお話の続きですが
よろしければ
今日も最後までお付き合いくださいませ



「茶道」について…。



私が嗜んでいたのは、裏千家です。
茶道の世界は、本当に!本当に!非日常なので、
お稽古の間、ずーっと緊張していました


お辞儀や袱紗の扱い方からお点前…
部屋に入る時の踏み出し方から足の運び方まで、
何度も何度も同じ事を繰り返し練習しました。

最初は、緊張のあまり
身体の動きがロボットみたいでした(笑)

だってー
先生は、怖い顔してじっと見てるんだもん



「指先を揃える」

たったそれだけの事も、
気が緩むと崩れてしまいます





「守破離」と言う言葉がありますが、

最初は、
基本の型を覚える。

次に、
基本の型を何も見なくても自然にできる様になる。

最後は、
自分なりに工夫してできる様になる。



なるほど。その通り



同じ事を繰り返して練習する事により
完成していく…のだそうです。

自分なりに工夫してできる様になるには、
一体どの位の月日が必要なのか?

私の先生は、年配男性の偉い先生でしたが
今でも家元の所へお稽古に通っていると
仰っていました。

お稽古には、終わりはないのでしょうね。


この事は、仕事にも通じるものがあって
日々、失敗しながら成長させてもらうのでしょうね。



京都にある「裏千家 今日庵」で行われた
お茶会を体験し、
普段は一般公開されていない大徳寺にある
茶道の師 千利休のお墓詣りにも行きました。


1年ほど経った頃、教室の場所が引越ししてしまい
ちょっと遠くになってしまったので、
その後、お稽古には行っていません。

あれから数年が経ち、
お点前はすっかり忘れてしまいましたが
→アカンやん


ふとした場所でお茶を出された時には、
戸惑わずにいただける様になりました。
→それだけで幸せ





茶の湯の茶碗と言えば…





先日、一緒にお仕事させていただいた
「天目染」伝統工芸士の山本富男先生。


天目染(てんもくぞめ)とは…?

中国宋代の名品、天目茶碗。
その神秘的な漆黒の美しさを染色の世界に再現させた天目染は、京の銘木・北山杉の「挽粉」と洛北・鞍馬から湧き出る「名水」を使った京友禅の伝統的な染色技法から生まれました。(山本先生HPより)



ハンカチを使って 実演をしていただきました。



1.染料をのせて、北山杉の「挽粉」を散らす。




2.布の下から熱を加える。
3.挽粉が染料を吸い取り、模様が浮き出る。





4.出来上がり

牡丹の花の様な模様が浮き上がって
すご~く綺麗
一緒に写っている黒茶碗は、天目茶碗です。



これは、小さなハンカチですが
実際には、
13mもある着物の反物にこの手法を施します。

一見、簡単そうに見えますが
染料をのせるにも挽粉をのせるにも
全て経験が必要とされます。

失敗は許されない…至難の技ですね。



威厳ある伝統工芸士の先生なので
最初は、ちょっと緊張したけど
→のんびりしている私でも、一応緊張します


お話してみると とても お話上手でギャグ炸裂?(笑)楽しくて素敵な先生でした。




出来上がったハンカチは、
プレゼントしていただきました。

ブルー…クールな先輩のイメージ
ピンク…ボケ~っとしてる私のイメージ
だと思います(笑)
先生、ありがとうございました






今日も最後まで お付き合いいただき
ありがとうございました





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