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くたくたルンゲクッタ

過ぎていく時間と思い出忘備録

ヤマハハコとホツツジ

2017-09-17 | 日記
「恐竜がいた地球 2億5000万年の旅にGO!」(ナショナル ジオグラフィック 別冊2017)をアマゾンで購入して一気に読んだ。かつてこの地球上を数億年に渡って支配していた恐竜は自然の中での共存の最もうまくいった例だろう。人類の歴史など100万年にも満たないのにもう自然は破壊尽くされる方向に進んでいる。絶滅した恐竜の世界を想像し、当時の様子を空想することはとても楽しい。


ヤマハハコ キク科ヤマハハコ属

岩の多い山に白いキク科の花が咲いていた。ヤマハハコだろう。


茎の上部に淡黄色の頭花を散房状につけている。


葉は無柄で茎に互生し、形は線状披針形。葉の表面はつやのある緑色だが、裏面は茎と同じ灰白色の綿毛が密生する。葉脈は3本あり、縁は全縁でやや裏面に巻き込む。

ホツツジ ツツジ科ホツツジ属



岩山に赤い茎の枝先に円錐状に花序をつけている低木を見つけた。


近づいて観察するとホツツジのようだ。ホツツジの花弁の色はやや赤みを帯びた白色で、3から4枚が反り返って丸まる。雌しべが長くほぼまっすぐに伸びる。


こちらは湿った林縁でみつけたホツツジ。




美しい花。

ウラジロタデとガンコウラン

2017-09-17 | 日記
台風18号が現在日本海沿岸を北上中とニュースが伝えている。台風が来るたびに元寇すなわち蒙古襲来の際に台風が来て蒙古軍が壊滅した1274年文永の役と、1281年弘安の役を思いだす。弘安の役では、偶然にやってきた台風により元・高麗軍と旧南宋軍の軍船4400艘のほとんどが一夜にして沈没した。天気予報のなかった当時、その時に来てくれた台風は日本にとってまさに神風だったに違いない。

夏も過ぎ去り秋になろうとしている。忘れないうちに記録しておかなければ。

ウラジロタデ タデ科 オンタデ属

亜高山帯~高山帯の砂礫地でイタドリかと見間違うほど似ている花が咲いていた。


葉の裏には白色の毛が密生し白く見える。雌雄異株。円錐花序に黄白色の花を多数つける。花被は5深裂。


これは果実が見えるから雌株だろう。


果実もあるが、雄しべをもつ雄花も見える。

ガンコウラン ガンコウラン科 ガンコウラン属

細かなモミのような葉を密に生やした常緑低木が密生してた。マット状にウラジロタデを取り巻いて広がっていた。


ネットで検索してガンコウランだと判明。北地に生える小型で匍匐する常緑小低木。


果実があった。


もっとないか探してみると果実がたくさん見つかる。黒く熟しているものは食べられるらしい。




果実は核果。一つ潰してみると小さな核が6-9個入っている。