キカラスウリ ウリ科カラスウリ属
夜10時ころ駐車場の近くのフェンスに何やら白いものが見えたので、ライトで照らすと夜に咲いたつる性植物の花だった。
よくこの辺でよく見かけるカラスウリかなと降りて近づいて観察。カラスウリの葉は毛が多くてザラザラしているのに対して、この葉は光沢がある。どうもこれはカラスウリではなくてキカラスウリのようだ。
花弁の先が細く長く伸びていて、月夜に照らされれば白く浮き上がり、とても美しいに違いない。
こんな身近にキカラスウリが自生していたとは意外だった。観察できた花はみな雄花。キカラスウリは雌雄異株のつる性の多年草で、日本固有種。花粉の媒介はカラスウリと同様に薄暮性のスズメガの類によって行われる。塊根は栝楼根(カロコン)という生薬で、解熱、止渇、消腫などの作用があり、柴胡桂枝乾姜湯、柴胡清肝湯などの漢方方剤に使われる。また澱粉をとって天瓜粉をつくり、あせもにも用いたらしい。
キカラスウリの花はカラスウリにとても似ているが花冠の裂片の先がカラスウリよりも広い。その先のレース状の部分はカラスウリの方が長く広がる。
カラスウリの花
これはカラスウリの花。花冠がはっきりと5裂していて端正。
夜10時ころ駐車場の近くのフェンスに何やら白いものが見えたので、ライトで照らすと夜に咲いたつる性植物の花だった。
よくこの辺でよく見かけるカラスウリかなと降りて近づいて観察。カラスウリの葉は毛が多くてザラザラしているのに対して、この葉は光沢がある。どうもこれはカラスウリではなくてキカラスウリのようだ。
花弁の先が細く長く伸びていて、月夜に照らされれば白く浮き上がり、とても美しいに違いない。
こんな身近にキカラスウリが自生していたとは意外だった。観察できた花はみな雄花。キカラスウリは雌雄異株のつる性の多年草で、日本固有種。花粉の媒介はカラスウリと同様に薄暮性のスズメガの類によって行われる。塊根は栝楼根(カロコン)という生薬で、解熱、止渇、消腫などの作用があり、柴胡桂枝乾姜湯、柴胡清肝湯などの漢方方剤に使われる。また澱粉をとって天瓜粉をつくり、あせもにも用いたらしい。
キカラスウリの花はカラスウリにとても似ているが花冠の裂片の先がカラスウリよりも広い。その先のレース状の部分はカラスウリの方が長く広がる。
カラスウリの花
これはカラスウリの花。花冠がはっきりと5裂していて端正。