くたくたルンゲクッタ

過ぎていく時間と思い出忘備録

「山下清展」とボケ

2021-01-07 | 日記
先月、某生涯学習センターで「山下清展」が開催されていたので見てきた。地元から20㎞程の距離で車で30-40分くらいかかった。来ている人は少なく1時間弱で見て回った。出展数は約140点で「長岡の花火」「桜島」「ロンドンのタワーブリッジ」など貼り絵の代表作、少年期から晩年までの鉛筆画やマジックペンによるペン画、油彩・水彩画が集められていた。以前『裸の放浪画家・山下清の世界―貼り絵と日記でたどった人生 』(講談社カルチャーブックス1993、池田 満寿夫、式場 俊三)を読んで、機会があれば実物を見てみたいと思っていたので近くで開催されてラッキー。


富田林の花火(1969年貼り絵 47歳)

遠目から見ると絵具で描いたのかと思うけれど、近づいてよく見ると数㎜の色紙の緻密な貼り絵作業から完成したものであることがわかる。

植物の絵は特に素晴らしいと感じた。

菊(1949年貼り絵 27歳)


きんせん花(1949年貼り絵 27歳)


カーネーション(1951年貼り絵 29歳)


ぼけ(1951年油絵 29歳)

これは山下清にしては珍しく油絵。ボケの感じがよくでている。


ボケ バラ科ボケ属

職場近くの民家の庭にボケがもう咲き始めていた。この写真は以前京都植物園で桜の季節にみたボケ。






いつになったらあちこち出かけられるのだろうか。それまでは昔の写真を見て我慢しよう。