ハルシャギク

ハルシャギク（ジャノメソウ）　Coreopsis tinctoria

昨日の夕方、仕事先に向かう途中、20分ほど時間があったので霊園に立ち寄った。この時期ネムノキの花は咲いているだろうか？などと考えていたが、ネムノキに到達する前にハルシャギクの群生に出会った。空き地のいたるところにハルシャギクが咲いてとても美しい。ひと時の気分転換には充分。懐かしい気がするので過去のブログを調べてみると9年前に同じ場所で見ていた（せっかち散歩　2010-06-17）




高さは1m弱、葉は対生し1-2回羽状に深裂または全裂。1年草なのでこぼれ種で増えている。




群生していると迫力がある。




頭状花は長い柄があり直径3-4cm、舌状花は8個くらい、外半部が黄色、中心部が赤から紫褐色。筒状花は暗赤褐色で冠毛はない。




総苞は皿状。




中心部の赤が広いものやほとんど赤一色あるいは黄色一色のものなど様々。


これは上の赤い花の裏。

ヤマモモの果実

ニコラス・ケイジ主演映画『LEFT BEHIND』（2014年）を見た。神を信じる者たちが突然消え失せて、世の中がパニック状態になるという何とも不思議なストーリー。ヨハネの黙示録に記されたこの世界の終末にまつわる預言を現代に設定した映画らしい。映画としては駄作かもしれないが、“I Wish We’d All Been Ready”の歌がエンディングのクレジットで流れるのを聞きながら、大切に思っている人や隣にいる人がある瞬間に音も立てずいなくなることはあるかもしれないと考えた。かれらがどこに行ったのかはわからない。天国かもしれない。でもいなくなることは準備しておかなければならない。その人の言うことを聞いていおけばよかったと後悔しないように。

Life was filled with guns and war/ and everyone got trampled on the floor/ I wish we’d all been ready
Children died the days grew cold/ a piece of bread could buy a bag of gold/ I wish we’d all been ready
There’s no time to change your mind/ the Son has come and you’ve been left behind
A man and wife asleep in bed/ She hears a noise and turns her head/ he’s gone/ I wish we’d all been ready
Two men walking up a hill/ one disappears and one’s left standing still/ I wish we’d all been ready

ヤマモモ　ヤマモモ科ヤマモモ属

公園を歩いていると地面が真っ赤になるほど果実を落としている樹木があった。


ヤマモモだった。雌雄異株だから雌木の下にだけ果実が落ちている。




葉は互生し、枝の先にやや束状に集まる。倒披針形で表裏ともに無毛、通常は全縁。


ヤマモモが無数の果実を落としている。






木に付いている果実を取って食べてみると甘酸っぱくてとても美味しい。果実は球形の核果で表面は多数の多汁質の粒状突起がある。