くたくたルンゲクッタ

過ぎていく時間と思い出忘備録

タニウツギ、ベニバナニシキウツギ、ハコネウツギ

2019-05-29 | 日記
先週後半は真夏のような暑さの中、仙台で大きな会合があった。会場のすぐ横には東北大学植物園があり時間の合間に一回りしてみた。東大の小石川植物園や北大植物園に比べて東北大学植物園は圧倒的に広く気合を入れて回らないと回りきれない。トレッキングコースのような感じでもう汗だく。

タニウツギ スイカズラ科タニウツギ属



入口のすぐ近くで見つけたタニウツギ。満開だった。タニウツギは北海道と主に日本海側の山地に分布す落葉低木。


これは植物園とは別の場所で見つけたタニウツギ。山に入るといたるところでこのピンク色の花を見かける。


花は漏斗形で5裂、淡紅色。葉は表面はほとんど無毛、裏面に白い毛が密生する。


ベニバナニシキウツギ スイカズラ科タニウツギ属

仙台駅からバスで15分くらいのところに薬草園がある。入ってすぐのところに真っ赤の花をつけた低木があった。タニウツギと似ている。名札にはベニバナニシキウツギと書いてある。ベニバナニシキウツギはニシキウツギの変種で、宮城県以南から四国、九州にわたる表日本の温帯山地に分布。




花冠は漏斗形で5裂。ハコネウツギのように花冠は萼より先が急角度に広がらず、スムーズに広がる。葉裏には脈沿いに白毛あり。




ハコネウツギ スイカズラ科タニウツギ属



こちらは職場近くの公園に植栽されたハコネウツギ。日本各地の海岸近くに自生する落葉低木。




白い花が次第に赤へと変化する。花冠は萼より先が急角度で広がり、釣り鐘型となる。葉は表裏面ともに毛がほとんど無い。

イボタノキ花満開

2019-05-28 | 日記
ここ数日はいい天気が続き30度を超える暑さだった。先週の日曜日の午後、家の前の誰もいない病院の裏庭でのんびりと本を読んでいた。白い花をいっぱいつけた2-3mほどの低木が隅に見えたので近寄るとイボタノキだった。いい香りが立ち込めてクマバチが羽音をたてて飛び回っている。ちょうど満開。30年くらい前はこの辺りには色々な落葉樹がたくさん生えていたからその残りだろう。

イボタノキ モクセイ科イボタノキ属



イボタノキは日本各地の山野に自生する。ありふれた木なので普段注目する人は少ない。今の時期だけは花が素晴らしい。




クマバチが飛び回る。




葉は対生し葉身は長楕円形。先は鈍頭でわずかに凹み微突起がある。縁は全縁。


花を観察。淡黄色の葯が花冠からわずかに見える。




イボタノキは花冠の筒部分が長いので雄しべが花冠からあまり突き出ておらず葯は淡黄色であるのに対して、公園などに植栽されているセイヨウイボタ(privetプリベット)の花は2本の花糸が長く花冠から突出ていて葯は小豆色。

緑化園のバラ その2

2019-05-20 | 日記
ラブ




つるゴールドバニー




つる焔の波


スパニッシュビューティ




バーガンディ・アイスバーグ




オードリー・ヘップバーン




ニューウェーブ




ローラ


ボクサムビューティ






アンネ・フランク




アイスバーグ


パレード




ホットココア


アプリコットネクター


オクラホマ


ドクター・ヒューイ




ペロネーブ


ピエール・ドゥ・ロンサール




ルージュ・ピエールドゥロンサール

赤いのがルージュ・ピエールドゥロンサール、右はピエール・ドゥ・ロンサール。全く別物。



つるアイスバーグ



隣の黄色のつるバラは名前が不明。

ブラックティー






マーガレットメリル





宴とマーガレットメリル


バイオリーナ

緑化園のバラ その1

2019-05-20 | 日記
毎年決まってこの時期には早朝に職場近くの緑化園にバラ見に行く。しかし今年は時間が取れず無理かと思ったけれど頑張って出かけた。何とか間に合った感じ。やはりバラは素晴らしいなあ。

ラ・マルセイエーズ




マヌウ・メイアン






モーリス・ユトリロ


イントゥリーグ


ヘンリー・フォンダ




ブラスバンド




プレイガール






スカーレット・クイーンエリザベス


ピンクアイスバーグ




ゴールドバニー


ピンクアイスバーグとゴールドバニー






サラバンド




ホットハナマキ


オクトバーフェスト


黒真珠






カクテル






シャルル・ドゴール






アンジェラ




アンクル・ウォルター




ブルームーン



ジャケツイバラの咲くころ

2019-05-03 | 日記
平成から令和になった。昭和から平成になってから30年以上もたっているのについこの間のように感じる。平成はあっという間に過ぎていった。

ジャケツイバラCaesalpinia decapetala マメ科ジャケツイバラ属

朝早く誰もいない公園に行くと、つる性植物の黄色い花が満開に咲いていた。ジャケツイバラだった。以前から花を見たかったのでラッキー。ジャケツイバラは林縁や川岸、原野などに生えるつる性落葉低木だが、その鋭い棘が嫌われるせいか民家の近くではほとんど見ることができない。自然の中で咲いている花を見たいなあ。






花は5弁花で上側の1個だけがやや小さく赤い筋がある。






落ちていた花を拾って観察。正面上にある小さな花弁には赤い斑紋がある。雄しべの花糸は赤い。


横から。


後ろから




枝はつる状で、枝にはハリエンジュのように鋭い棘がある。サイカチのように2回偶数羽状複葉。


棘だらけ。