つれづれ雑記

つれづれ:することが無くて退屈なこと
雑記:日常のことを何でも書きつづる

会津若松 足湯⑤ 河東学園仮設

2013-10-14 | 災害
最初は集会所に足湯に使える椅子がなかったり、ブルーシートを忘れたりしてハプニング続きだったが、暖かいお天気の良い日だったので屋外ですることに変更して正解だった。 人の目つき易く、多くの人が来てくれた。 私も4人の人に足湯を楽しんでもらった。 大熊町には東電関連の仕事をしている人が多くいて、家族や親戚が東電に勤めている人は、「おかげで良い暮らしをさせてもたっていたので東電のことを悪く言うことはできない」と、避難生活もやむを得ないことと受け止めていた。

震災直後は親戚を頼って島根県に避難した人も、ここの仮設住宅が出来るとすぐに戻った。 遠地では情報が入らなかったり、福島県内にいないと十分なサポートが得られなかったりするからとのことだ。 

駐車場でで釣り道具の補修をしている男性に「足湯をしませんか?」と声をかけたのがきっかけで話をした。 「家族、肉親が避難することになり、自分の両親と妻の両親の面倒目見なくてはならなくなったので、妻は最近精神的に参っている。 自分も50歳なので、まだまだ働かなくてはならないが、ここではアルバイト程度の仕事しかない。 大熊町は全員が元に戻ると言うことで、それまではここで暮らすということになっている。 しかし生活の事情は個々に違い、いつまでもここでは暮らせないと思っていても、それを言い出せない。 いっそ日本海側の新潟にでも行こうかと考えている。 ここにっずっといる人たちの支援だけでなく、困難な条件の中でもここから出て、自立していこうとする人にこそ支援をして欲しいのだが…」

「そうだね」と言うしかなく握手をして別れたが、彼も誰かと話したかったようだし、周りに人がいる足湯の場では話せなかったことだろう。

河東学園仮設住宅


集会所屋外のベンチで足湯


スクールバス


磐梯山が見える


周りは田んぼで、採り入れの真っ最中



最新の画像もっと見る