つれづれ雑記

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足湯ボランティア⑦ 仮設住宅

2011-10-06 | 災害
仮設住宅の敷地は学校の校庭であったり公園であったり、切り開いた空地であったりする。 最初に行った中和野の仮設住宅の敷地は、個人が無償で提供してくれた自宅裏の私有地だった。 同じ日に別のグループが行った大隅というところは高田の中でも最も奥まった山間で、急坂を登ったところにあった。 いずれも買い物や病院にはたいへん不便な所だ。

仮設住宅のメーカーはさまざまで住宅専門メーカーもあれば建設業者もある。 遠野市内の仮設住宅は木造だそうだ。 中和野の玄関は外開きのドアーになっていたが、外壁の断熱対策は特にしていなかったように思う。 でも足湯をした老婦人によると、とても使いやすいとのことだった。 メーカーによって造作もだいぶ違っているようだ。

高田第一中学の仮設住宅の玄関は引き違い扉で、しかも二重扉だった。 また外壁には追加で断熱壁が取り付けられていて、従って窓も二重サッシになっていた。 でも住んでいる人の話しだと、隣の声は漏れてくるし、隙間から隣の明かりも漏れてくるらしい。 仮設はあくまでもとりあえずの間に合わせの家であって普通の住宅のような出来栄えではない。 2年経ったら取り壊すことが前提なので、それなりに作られている。

それでも用地の手当てや建設にはたいへんなコストをかけている。 今回の壊滅的な災害では、2年経ってもなかなか自力で生活再建できない人も大勢いるだろうから、始めから恒久的な「復興住宅」を建設した方が全体の費用を安く出来るという議論もあったらしい。

せめて今の仮設住宅でより快適に暮らせるように、あるNPOが仮設住宅暮らしのノウハウをまとめた新聞を発行したので、戸別訪問の際に全戸にお配りした。 ほとんどの人が借りた家なので手を加えてはいけないと思っているが、自分の使いやすいように改造しても良く、写真も豊富に載せられているので、きっと役に立つだろう。

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