つれづれ雑記

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会津若松 足湯① 足湯プロジェクト

2013-10-09 | 災害
震災直後から日本財団の企画で岩手、宮城で合計2000人の人が参加して被災者の方々に足湯をしたが、今年の3月で終了した。 その後一部の有志が独自の企画で継承し、足湯機材を整えて岩手、宮城だけでなく、福島の南相馬の仮設住宅に出向き足湯ボランティアを行っていた。 そして最近は地元から遠く離れた会津若松に避難されている方々にも足湯を広げ、今回は第2回目となる。 現地には仮設住宅を回ってニーズを聴いたり集会所を確保したりしてくれるコーディネーターがいないので、全て有志の方が東京から各仮設住宅の世話役に連絡を取って足湯ツアーを企画している。 そしてこの企画にはスポンサーはいないので、全ての費用は参加するボランティアの持ち寄りとなっている。

有志の1人である現役会社員男性のKさんが毎回足湯ツアーの募集案内をメールしてくれ、また終わった後の簡潔なまとめ報告を几帳面に送ってくれていたので、いつかこの企画に参加したいと思っていた。 また会津のことは震災2日後に隣の日野市が救援物資を会津若松に発送したというニュースを聞いて、「何故? 被災地は沿岸部なのに」と不思議に思ったが、すぐにそれは原発周辺の方々が取るものもとりあえず100km離れた会津に避難したからだと知った。 それ以来いつも気になっていたところでもあり、スケジュールもうまく合ったので今回参加させてもらった。

有志のもう1人はアメリカ人女性のKさん。 英会話教師として来日し、日本人のご主人と結婚されて八王子に20年以上住んでおられ、日本語がパーフェクトに加え素晴らしい行動力の持ち主。 Kさん所有の8人乗りワゴン車は当初は家族のためものだったが、震災以来毎週のように東北中を走り回っている。 運転は長距離ドライバーを凌ぐ腕前で、Kさんがこの車と運転を提供してくださることで足湯チームの交通費は5000円/人と格安になっている。 またKさんの人脈のおかげで布団やキッチンが整った会津若松のカトリック教会の宿泊施設に500円/日で泊めていただけるので、これまた格安だ。

お二人のKさんの被災地に寄せる熱い思い、企画力、行動力でこの足湯活動は成り立っており、今回そのお世話になって大変良い経験をさせてもらった。

足湯チームK号


お世話になった会津若松カトリック教会





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