映画道楽

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20世紀少年<最終章> ぼくらの旗★★★★

2009年09月04日 | 日本
8月末、日テレで放送された「20世紀少年」の第一作。
野球放送が終わってチャンネルを変えると、たまたま映っていた。
なにげに観だした妻が、そのままハマリ。翌週の第二作「20世紀少年」を観た。

テレビで放送された「第二章」は公開版やDVDと内容がまったく異なる。最終章へのつなぎの作品に仕上がっていた。シーンは大幅にカットされていた。またカジノシーンが追加されていた。中途半端なつくりなので、妻は余計、結末が知りたくなったよう。唐沢くんの大ファンというのが本当の理由かもしれないが・・・

僕は「20世紀少年」を第二章から観た。試写会で。第一章は見逃していた。原作読んでいるから話はわかるだろうと思ったが映画はまったく面白くなかった。

第一章をビデオで観て最終章を試写会で観た。これまた映画の世界に入っていけず、つまらなかった。試写用はエンド10分がない。それでも「ともだち」の正体は分かった。話は完結した。なのにまだ続きあると字幕が出て、余計、エンド10分が気になった。その10分にどんな話が隠されているのか。

そんないきさつがあって、テレビで妻がはまったこともあって映画館に「最終章の完全版」を見に行くことになった。

僕はエンド10分のためにである。

福岡天神東宝では午後6時から上映分を午後3時までにチケットを買えば1200円になる早割というサービスがある。

そのサービスを利用して二人で2400円。

結論、エンド10分は確かにいい。原作にはないシーン。
第一章142分、第二章139分、最終章145分+10分。

さきの7時間は最後の10分のためにあり。

堤監督はひょっとしてエンド10分のために「20世紀少年」を作ろうと思ったのではないだろうか。

ジーンとくるものがありました。エンド10分で「20世紀少年」のぼくの評価は★2から★4つへ大幅にアップ。

地球防衛軍のバッジはぼくらの少年の頃の憧れだった
ぼくはあのバッジ欲しさにお小遣いを一日で使い果たし母に叱られた苦い思い出がある。
あのバッジは悪い者から大切な人を守る少年の正義への憧憬。その少年の憧れを購買意欲に利用したもので、ちょっと罪作りな面もあった。

「20世紀少年」はとっても奥深い作品だなあと思う。



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