北のはげおやじの徒然日記

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カムリ・クラウン仙台オフ会と東北の旅 上畑温泉から新潟へ(旅行6・7日目)

2015-07-25 16:53:00 | 

 6月24日(水)、起床は6時前だったか。

 爽やかな日差しを浴びながら露天風呂につかり、ロビーで新聞を読みながらのんびり過ごす。まだ宿のフロントは開いていない。

 

 今日は今回の旅行の最終日、23時30分新潟港発のフェリーで帰路につく予定。フェリー乗り場まで286km、全線下道を通ったとしても、時間的にはかなりの余裕がある。

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 朝の連続ドラマを見て、8時過ぎに朝食をとる。この宿は、メインの一汁三菜は膳で運ばれ、サラダやデザート、ソフトドリンクなどがバイキング形式のいわゆるサラダバーとでも言うようなもの。美味しく、朝食を頂いた後、用足しをして体調を整え、ゆっくりと宿を後にした。

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 当初から、この日は特に見て回る宛はなく、行き当たりばったりで行動する事としていたが、前々日、大理石海岸でお会いした横田出身のご夫人にご紹介いただいた横手市の「増田(町の名前)の蔵」を見て回る事にした。

 

 いわゆる「増田の蔵」として、売り出しはじめたのは10年くらい前かららしく、まだまだ全国的な知名度は低いようだ。

 

 古くからの伝統家屋や町並みを大切に保存している「京都」「奈良」「鎌倉」などは勿論、宿場町の「妻籠」、平家落ち武者の里「白川郷」、金沢の「武家屋敷通り」、そして、今年3月訪れた九州知覧の「武家屋敷と庭園」などを観光してきたが、今回訪れた「増田の蔵」も特殊な造りから一見の価値ありと思う。

 

 増田は、商業の町として発展してきたところで、メイン通りに面して18の蔵のあるお宅が公開の対象となっていた。家屋の中に作られる蔵で「内蔵(うちくら)」とよばれる。その造り方の贅の凝らし方など、とても貴重な文化遺産と感心した。

 蔵のあるお家は、面している道路から見ると、間口6間程度で一般的な商店のように見えるが、なんと奥行きは100mにもなるお家があり。正面玄関から長い通路(土間になった廊下)を通って裏口に出る為には100mもの通路を通らなければならない。その真ん中ほどから奥側に向かって、蔵が建てられている。母屋とは別棟ではなく、母屋の屋根の下に独立した蔵が建てられているのである。珍しい、建築様式のように思うが、豪雪地帯なので、冬場に蔵にあるものをとりに行く事などを考えると、なるほどと納得。貴重な歴史的文化遺産のように思う。


「道の駅」、気仙沼には「海の駅」があり、増田には「蔵の駅」があった

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蔵の駅の中にある内蔵

とっても立派、明治期の建物らしい

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正面玄関側を撮ったもの。長いのがお分かりいただけると思う。

ここは中間地点なので長さは想像いただけると思う

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こちらの内蔵は別のお宅のもの

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蔵の横手から裏口を撮る

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説明してくれたご主人

とっても分かりやすく、ユーモアもあり、話上手であった

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ご主人が丹精込めて育てられているバラが裏庭に咲いていたのでパチリ

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 3月に訪れた知覧の武家屋敷通りの家々のほとんどは高級武士の邸宅で、大小の岩と松などを配した見事な庭園が見所、数トンはあろうと思われる大きな石は、江戸時代にどのような運搬手段を使ってここまで運んでくることができのだろうと先人の知恵に感心したものだが、この内蔵を見て、また、先人の技術の確かさに感心した。

 

 3軒の公開家屋を見学させていただいて、12時過ぎに増田を離れた。

 

 後は、新潟までゆっくりとしたドライブである。

 

 増田を出発する時刻が丁度昼食の時間であったので、そこで済ませれば良かったものを、途中のドライブインか道の駅にでも立ち寄れば、食べられるだろうと考えたのが、浅はかだった。行けども行けども見当たらない。

 

 タクシーは必要と思わない時には、何台もが目の前を通過するのに、いざ拾おうとすると、なかなか現れてくれないという事を経験された方は案外多いと思う。そんな感じかな。

 

 驚いたのは、道の駅は年中無休だと勝手に思い込んでいたが、途中で訪れた2つの道の駅は水曜日が閉館日になっており、トイレは使用できるが、土産物店やレストランが入っているためものが閉まっていたこと。閉館する道の駅があることを初めて知った。

 

 19時過ぎに新潟港フェリー乗り場に到着し、上船手続きを済ませ、ターミナルのレストランで食事を済ませて、車の中で仮眠をとる。流石に、4日間もドライブしてくると疲れが相当貯まっている。新潟の町に出て、焼き肉でもなんて考えもなくはなかったが、二人にはそこまでしなくてもなんて考えが浮かび、簡単に済ませる事になった。

 

妻が撮影した新潟港の夕陽DSCF2635.JPG

 フェリーに乗船すると、風呂には入らず、直ぐ寝てしまった。妻は入ってきたようだが。

 

 翌朝目が覚めると、秋田港であった。この船は、新潟を出発して秋田港に入り、最終苫小牧東港に入るコースになっていたようだ。秋田港に立ち寄る事は認識していなかった。

 

 フェリーは行きも帰りも天候に恵まれ、船の揺れを全く感じない。帰りは、気温も上昇し、デッキに出ていても、心地よい。船体後部に設置されたターフの下にリクライニングチェアがあったので、二人して、それに横になって2時間程うたた寝をしたのは、とても気持ちよかった。

 

船内で演奏されていた軽音楽の生バンドIMG_1254.JPG



竜飛岬

スマホの地図で位置を確かめながら撮ったので間違いないと思う

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韓国船籍か

コンテナ船と行き交う

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新日本海フェリーは就航45周年を記念して、乗船者を対象にビンゴ大会(参加費無料)とクイズラリー(クイズラリーは5問のフェリーに関する設問が、3階から5階にわたるデッキのどこかに張り出され、それに専用の解答用紙に記述して回答し、正解者の中から5名に商品を上げると言うもの)を行っていた。行きのフェリーの中では、ビンゴは私が当たり、新日本海フェリー特製のレトルトカレーが、妻はクイズラリー当選者の一人になり生びール券を頂いた。さらに帰りのフェリーでは、再度私がビンゴで2等をあて、系列のオーセントホテル特製のダブルチーズタルトが後日自宅に送られてきた。


ダブルチーズタルト(17cmくらいの大きさだった )

横にあるのは私の身障者手帳の裏面DSC_0172.jpg

 かくして、今回の旅行も無事に終える事ができた。

 帰ってきた当初は、疲れもピークになっている為、家に帰ってほっとするが、今は元気も取り戻し、もう新たな旅の計画を練りはじめている。(笑)

 

 今回の旅行記も、オフ会のレポを含めて6回の連載になってしまった。最後までおつき合いいただいた方々に、改めて感謝し、旅行記を終える。

 

カムリ・クラウン仙台オフ会2015と東北の旅ー小樽港から若隠居邸までー​ 

 

カムリ・クラウン仙台オフ会2015(写真1枚追加)

 

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