涙と笑いのHIV奮闘記II

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
歳のせいか治療の副作用のせいか忘れ物がひどいんです。

兵庫県立美術館で「怖い絵」展

2017-07-27 15:00:00 | 美術館・博物館

兵庫県立美術館に到着です。

美術館の入口へ向かう道、

今回の「怖い絵展」の注目作は、ロンドンナショナルギャラリーの至宝「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が初来日。
縦2.5m、横3mにもおよぶ、ポール・ドラローシュの大作。
「9日間の女王」として知られる少女の最期を、繊細な筆致と緻密な構成で描いた本作は、まさに圧巻の一言です。

この作品は1928年のテムズ川の大洪水により失われたと考えられていましたが、
1973年の調査で奇跡的に発見されました。
そして1975年の一般公開再開以来、瞬く間にナショナル・ギャラリーの代表作品となったそうです。
 
ちらしや、美術館の入り口の絵がまさにそれです。

今回のちらしです。

 

 

「怖さは想像の友です。想像によって恐怖は生まれ、恐怖によって想像は羽ばたく。」(中野京子)

ドイツ文学者・中野京子氏が2007年に上梓した『怖い絵』は、「恐怖」をキーワードに西洋美術史に登場する様々な名画の魅力を読み解く好著として大きな反響を呼びました。これは、絵画が内包する情報をスリリングに掘り起こす氏の手腕もさることながら、「恐怖」という忌むべき感情に対して我々が抱く抗いがたい好奇心を強く刺激したからに他なりません。
同書の第1巻が刊行されてから10周年を記念して開催する本展は、中野氏を特別監修者に迎え、氏がシリーズで取り上げた作品を筆頭に、近世から近代にかけてヨーロッパ各国で描かれた絵画の中から「恐怖」を主題とする油彩画と版画の傑作を選び出し、神話、怪物、異界、現実、風景、歴史といったキーワードに沿って展示します。視覚的に直接怖さが伝わるものから、歴史的背景やシチュエーションを知ることによって初めて怖さが発生するものまで、普段私たちが美術に求める「美」にも匹敵する「恐怖」の魅惑を網羅的に紹介します。

(ちらしより)

 

一階に記念撮影コーナー。

階段を上って3階へ。階段を上り切ったところが入り口。

例によって絵葉書を購入。

スキャナーも調子が悪く、ザラついてしかスキャンできません。

「悪魔、地獄、怪物」から「彼女」 ギュスターヴ=アドルフ・モッサ。

彼女が座っているのは・・・

「神話と聖書」から「オデュッセウスに杯を差し出すキルケ―」ジョン・ウィリアムスウォーターハウス。

記念撮影コーナーの絵ですね。

「現実」から「ジン横丁」ウィリアムス・ホガース。
もう一枚「ビール街」というのがあってそちらは裕福な職人がビールを飲んでいる図。
ジンはビールよりもアルコール度数が高くしかも値段が安いので、どちらかというと貧民街。

酔いすぎて、自分の子供が階段から落ちそうになっているのに気づかない母が。

そして「歴史」から「レディ・ジェーン・グレイの処刑」ポール・ドラローシェ。

他にも「異界と幻視」、「崇高の風景」というコーナーもありました。

10月からは東京の上野の森美術館に巡回するようです。

では次に「ブータン展」へ。



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