小説・鉄槌のスナイパー・一章・NOー(31)&CG
「ああ、今出るよ」美保は私に声を掛けるタイミングを覚えていた。
「これならバッチリね、ボーイさんがルームサーピスをもって来て私がドアを開けるとどうじに。貴方、来たわよ。って言うと「ああ、いま出るよ」って聞こえる。ボーイさんは貴方がシャワーを浴びていると信じてアリバイ作りは完璧ね。私もシャワーから出たばかりのカッコウでいようか」。
「うん、髪を濡らしてバスローブで出てくれれは尚いいかもな」。
「分かった、じゃあそうするね」。
すると美保は帯びをほどいて浴衣を脱いだ、下着は付けていなかった。全裸になった美保は濡れた私の体に抱き着いた。
「京平さん抱いて、抱いて下さい」。抱き上げてベッドに運んだ。
美保は何時に無く激しく悶え、官能に達すると、力が抜け、グッタリと横たえた。そして唇を重ねた。そして腕を枕にいつしか眠ってしまった。
そんな眠りの中、美保の手が私の手を探して持つと、胸に運んだ。そして背中を向けると腕を抱くように眠っていた。
美保を背中越しに抱いて寝息を聞いていると、いつしか眠っていた。
そして十日、目を覚ますと美保はベッドにいなかった。時計に目を移すと既に十時を回っていた。
シヤワーを浴びて着替えようと洋服を見るとメモが残されていた。
「コインランドリーに行って来ます」と書かれていた。
すると、間もなくドアの鍵が開いて美保が戻って来た。
「京平さんお早よう、良く眠っていたから。ホテルの地下にコインランドリーがあるのね、助かっちゃった。それに夕べ出したクリーニングも出来ていた」。
美保はTシャツにG~ンズと言うラフな恰好に薄と化粧していた。
「そう、食事はどうしようか。もうモーニングは終わってしまったから。何か頼もうか」。
「うん、私サンドイッチにミルクがいい」。
受話器を取るとルームサービスを頼んだ。すると、数分でドアをノックする音がした。私は印象を強くさせる為にチップを包んでベルガールに渡した。
そして食事を済ませ、カメラ片手にロビーに降りた。すると、ルームサービスを運んでくれたベルガールが歩み寄って来た。
「先程は有り難うございました。あんなに沢山戴いて宜しいんでしょうか」。と少し不思議そうな顔を見せた。
「ええ、いいんですよ。今夜また一晩お世話になります」。
私は美保の肩を抱くようにホテルを出た。そして駐車場に行って溜まった料金を払い、少し曇った空の下、平安神宮から岡崎公園、動物園、そして野村美術館と見学して駐車場に戻った。
そして駐車場に向かい、半日で溜まった料金を払ってホテルに帰った。
その頃には陽が傾きはじめ、西の空には夕焼けが眩しく映った。
「疲れたか」。美保は笑顔を見せながら腕にまとわりついた。
「ううんちっとも、こんなに歩いたのは久し振りだけど、ゆっくりだったから少しも疲れてないよ。汗流そうか」。
美保は買って来たお札や土産の小物を整理していた。そして風呂の湯が溜まるころになると二人で入った。
そして出ると窓の外は夕闇に包まれ、夜景がチラホラ輝き初めていた。時計を見ると六時半を回っていた。
美保はクリーニングから戻って来た袋からスラックスと薄いブルーのサマーセータを取り出して袋から出して私に渡した。
美保はバスローブを落とすと、真っ白なショーツをはいてブラを着け、ペアのサマーセーターを着た。そして真っ白なパンツをはいた。そしてスニーカに履き替えてホテルのレストランに向かった。
美保は和食を頼み、私はショウガ焼きが食べたくなって美保とは別メニューを頼んだ。
食事を済ませ、時計を見ると七時半、部屋に戻ると花火を持ってロビーに下りた。そしてホテルからバケツを借りて水を入れて庭に出た。
そして花火を点けて遊んだ。すると一般客も寄って来た。皆んなで遊んだ。
私は業と風下に座って硝煙を体に浴びた。
誰もがどんな目的で花火をしているのか分からないだろう。美保は含み笑いを浮かべにがらはしゃいでいた。
そして三十分もすると、多めに買ってきた花火も終わり、後片付けをして部屋に戻った。
そして、旅行バックの底から分厚い辞典を出した。タオルに巻いた銃を取り出した。そして手袋をするとホルダーから銃を外して渡した。
そしてテープレコーダーのスイッチを入れ、話すタイミングを何度となく聴いて練習していた。私はグリーンのジャージに着替え、同色のスニーカーを履いた。そしてガンホルダーを肩に消音器を着けた銃を入れてジャンバーを着た。そして九時、私は小銭入れをポケットに入れて美保にキスした。
美保は私に帽子を被せるとドアを開け、廊下に人気のない事を確認すると「気をつけてね」。と美保はエレベーターへ走った。
そしてOKと左手で合図した。私は走って非常階段に行くと外へでた。
思った通り、裏には人気は無く、私はタオルを首に巻いてジョギングしながら駐車場へ走った。
すると、二人の男が入り口にいた。私は自動販売機でジュースを買いながら居なくなるのを待った。するとすぐに走り去った。
そしてメーター料金にコインを落とし、車を出して東山に向かった。私は目立たないよに車を走らせた。
そして茶町の真田貴明の家に近付くと、家の手前には車が止まっていた。
車の中には二人の男が乗っていた。
私は手前の十字路を右折して公園の反対側に車を止めた。双眼鏡をだして見ると、ガレージの中には真田のベンツが入っていた。
車を出して一町ほど走って公衆電話を探して電話を掛けた。するとすぐに出た。
「真田です。いつもの人ですか」。真田の声は震えていた。
「ああ、用意は出来たか」?
「はい、何とか借りて全額揃えました。言われた通りピン札は一枚も入っていません。どうすれば良いですか」。
「よし、家には誰がいるのか」?
「いいえ、自分一人です。両親は今夜は帰って来ません」。
「家の明かりを点けたまま裏からでろ。車は使うな。タクシーで宝池に向かえ。あのベンチ分かるな」
「はい、あそこへ行くんですか。別の所じゃ駄目ですか」?
「駄目だ。断れば商談は終わりになる」。
「いえ、行きます。必ず行きます」。
「では22時ちょうどに来い。もし誰かと来たり知らせた場合は分かっているな。商談はその時点で破談だ」。
NO-31
「ああ、今出るよ」美保は私に声を掛けるタイミングを覚えていた。
「これならバッチリね、ボーイさんがルームサーピスをもって来て私がドアを開けるとどうじに。貴方、来たわよ。って言うと「ああ、いま出るよ」って聞こえる。ボーイさんは貴方がシャワーを浴びていると信じてアリバイ作りは完璧ね。私もシャワーから出たばかりのカッコウでいようか」。
「うん、髪を濡らしてバスローブで出てくれれは尚いいかもな」。
「分かった、じゃあそうするね」。
すると美保は帯びをほどいて浴衣を脱いだ、下着は付けていなかった。全裸になった美保は濡れた私の体に抱き着いた。
「京平さん抱いて、抱いて下さい」。抱き上げてベッドに運んだ。
美保は何時に無く激しく悶え、官能に達すると、力が抜け、グッタリと横たえた。そして唇を重ねた。そして腕を枕にいつしか眠ってしまった。
そんな眠りの中、美保の手が私の手を探して持つと、胸に運んだ。そして背中を向けると腕を抱くように眠っていた。
美保を背中越しに抱いて寝息を聞いていると、いつしか眠っていた。
そして十日、目を覚ますと美保はベッドにいなかった。時計に目を移すと既に十時を回っていた。
シヤワーを浴びて着替えようと洋服を見るとメモが残されていた。
「コインランドリーに行って来ます」と書かれていた。
すると、間もなくドアの鍵が開いて美保が戻って来た。
「京平さんお早よう、良く眠っていたから。ホテルの地下にコインランドリーがあるのね、助かっちゃった。それに夕べ出したクリーニングも出来ていた」。
美保はTシャツにG~ンズと言うラフな恰好に薄と化粧していた。
「そう、食事はどうしようか。もうモーニングは終わってしまったから。何か頼もうか」。
「うん、私サンドイッチにミルクがいい」。
受話器を取るとルームサービスを頼んだ。すると、数分でドアをノックする音がした。私は印象を強くさせる為にチップを包んでベルガールに渡した。
そして食事を済ませ、カメラ片手にロビーに降りた。すると、ルームサービスを運んでくれたベルガールが歩み寄って来た。
「先程は有り難うございました。あんなに沢山戴いて宜しいんでしょうか」。と少し不思議そうな顔を見せた。
「ええ、いいんですよ。今夜また一晩お世話になります」。
私は美保の肩を抱くようにホテルを出た。そして駐車場に行って溜まった料金を払い、少し曇った空の下、平安神宮から岡崎公園、動物園、そして野村美術館と見学して駐車場に戻った。
そして駐車場に向かい、半日で溜まった料金を払ってホテルに帰った。
その頃には陽が傾きはじめ、西の空には夕焼けが眩しく映った。
「疲れたか」。美保は笑顔を見せながら腕にまとわりついた。
「ううんちっとも、こんなに歩いたのは久し振りだけど、ゆっくりだったから少しも疲れてないよ。汗流そうか」。
美保は買って来たお札や土産の小物を整理していた。そして風呂の湯が溜まるころになると二人で入った。
そして出ると窓の外は夕闇に包まれ、夜景がチラホラ輝き初めていた。時計を見ると六時半を回っていた。
美保はクリーニングから戻って来た袋からスラックスと薄いブルーのサマーセータを取り出して袋から出して私に渡した。
美保はバスローブを落とすと、真っ白なショーツをはいてブラを着け、ペアのサマーセーターを着た。そして真っ白なパンツをはいた。そしてスニーカに履き替えてホテルのレストランに向かった。
美保は和食を頼み、私はショウガ焼きが食べたくなって美保とは別メニューを頼んだ。
食事を済ませ、時計を見ると七時半、部屋に戻ると花火を持ってロビーに下りた。そしてホテルからバケツを借りて水を入れて庭に出た。
そして花火を点けて遊んだ。すると一般客も寄って来た。皆んなで遊んだ。
私は業と風下に座って硝煙を体に浴びた。
誰もがどんな目的で花火をしているのか分からないだろう。美保は含み笑いを浮かべにがらはしゃいでいた。
そして三十分もすると、多めに買ってきた花火も終わり、後片付けをして部屋に戻った。
そして、旅行バックの底から分厚い辞典を出した。タオルに巻いた銃を取り出した。そして手袋をするとホルダーから銃を外して渡した。
そしてテープレコーダーのスイッチを入れ、話すタイミングを何度となく聴いて練習していた。私はグリーンのジャージに着替え、同色のスニーカーを履いた。そしてガンホルダーを肩に消音器を着けた銃を入れてジャンバーを着た。そして九時、私は小銭入れをポケットに入れて美保にキスした。
美保は私に帽子を被せるとドアを開け、廊下に人気のない事を確認すると「気をつけてね」。と美保はエレベーターへ走った。
そしてOKと左手で合図した。私は走って非常階段に行くと外へでた。
思った通り、裏には人気は無く、私はタオルを首に巻いてジョギングしながら駐車場へ走った。
すると、二人の男が入り口にいた。私は自動販売機でジュースを買いながら居なくなるのを待った。するとすぐに走り去った。
そしてメーター料金にコインを落とし、車を出して東山に向かった。私は目立たないよに車を走らせた。
そして茶町の真田貴明の家に近付くと、家の手前には車が止まっていた。
車の中には二人の男が乗っていた。
私は手前の十字路を右折して公園の反対側に車を止めた。双眼鏡をだして見ると、ガレージの中には真田のベンツが入っていた。
車を出して一町ほど走って公衆電話を探して電話を掛けた。するとすぐに出た。
「真田です。いつもの人ですか」。真田の声は震えていた。
「ああ、用意は出来たか」?
「はい、何とか借りて全額揃えました。言われた通りピン札は一枚も入っていません。どうすれば良いですか」。
「よし、家には誰がいるのか」?
「いいえ、自分一人です。両親は今夜は帰って来ません」。
「家の明かりを点けたまま裏からでろ。車は使うな。タクシーで宝池に向かえ。あのベンチ分かるな」
「はい、あそこへ行くんですか。別の所じゃ駄目ですか」?
「駄目だ。断れば商談は終わりになる」。
「いえ、行きます。必ず行きます」。
「では22時ちょうどに来い。もし誰かと来たり知らせた場合は分かっているな。商談はその時点で破談だ」。
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