小説・鉄槌のスナイパー・一章NOー(45)&CG
「紺野、奥さん、此れに目を通してくれないかな。夕べ書き上げたベンション再建計画の見積もりなんだけど。料理も仕入れ値も詳しく書き込んでおいたから。ゆっくり検討してくれると嬉しいんだけどな」。
「ゆっくり読ませて貰うよ」。
「じゃあ頼むよ。奥さん宜しくお願いします」。
美保は椅子から立つと頷いた。そして食事の礼を言うと書類を持ってレストハウスを出た。
ロッヂに戻ると散歩に出た。そして公衆電話から真田に電話を入れた。
「はい、真田です」。真田は緊張して上ずった声だった。
「俺だ、今すぐタクシーで軽井沢の駅前にある吉田屋貸し自転車に行け。持っていいのは携帯と財布、リュックだけだ。無線機や発振器の周波数を探知したらその場で取引は終わりだ」。
「そんな物は持っておりません、軽井沢駅前の吉田屋貸し自転車ですね。いまから行きます」。
「そうだ、また電話する」。
そして二人はロッヂに戻るとサイクルウエアーに着替えた。そして十分、二人はロッヂを出た。そして別の公衆電話の前で自転車を降りた。そして電話した。
「はい、真田です。いま吉田屋貸し自転車の前にいます」。
「自転車を借りて三笠ハウスの手前のサイクリングコースへ来い」。
「そんな、場所が分かりません」。
「馬鹿野郎、そこの主に聞け。また電話する」。そして電話を切ると「美保、駅前に行くぞ」。「うん」。
そして二人は軽井沢駅に向かった。すると、新道のバス停に行くと真田が半ズボンにTシャツ姿にフィラのリュックを背負って自転車で上がって来るのと遭遇した。京平と美保は直ぐに向きを替えて別の道から先回りした。
そしてサイクリンクコースのベンチに座って休んでいた。
「美保、計画を少し変える。真田が来たら僕が止める。それで、外人から頼まれてリュックを背負った真田と言う男が来たら、トランシーバーを渡してベンチで待つように言われた事にして、このトランシーバーを渡すから、話を合わせてくれ」。
「うん、いい考えだね。あの人は私達の顔は知らないからね。見て、真田が来たわよ。うまくやってね」。
そして見ていると真田は疲れたようにやって来た。
「あのう、真田さんですか」?
驚いたように自転車から降りると頷いた。「ええ、真田ですけど」
「さっき外人さんに頼まれたんですが。フィラのリュックを持った真田と言う人が来たら、これを渡して欲しいって。それで連絡するまでベンチで待っていて欲しいそうです。それから、頼まれたバイト代ですが。貴方から貰えって」。
「ああ、そうですか。それで幾らです」。
「おじさん。二人で五万円貰えって外人さんが、いいですか」?
「エッ、そ、そうかね、二人は学生さんかね。じゃあ五万ね。ちょっと聞いてもいいかね。その人は何処の国の人だったか分かるかね」。
「はい、アメリカ人です。私英文科の学生で英語で話したから」。
「それで外人さんは何人で来ました」?
「来たのは一人ですが、ワゴン車には何人か乗っていたよね」。
「うん、五~六人はいたかな。じゃあ僕達は此れで失礼します」。
「ああ、有り難う。じゃあ気を付けて」、
京平は貰った五万を美保に渡すと笑いを堪えながら自転車に乗った。そして戻って行った。
すると、真田を見張るように道路の左右に三人づつ、見るからにヤクザ風な六人の男たちがママチャリに跨ったまま見ていた。
二人はその間をゆうゆうと走り抜けてロッヂに戻った。
「京平さん、やっぱりあの男たちは真田の用心棒ね」。
「美保の言う通りだったな。でも笑っちゃうな。アルバイト代だってさ」。
「だって、貰える物は貰わないと。でもあれで真田は完璧に私達は学生だって信じたでしょう。それに京平さん若く見られるから。此れからどうするの」?
「うん、ともかく一度戻ろう。迷彩服に着替えよう。でも上着だけは車の中で着よう。誰にも見られたくないからね」。
ロッジに戻ると二人はサイクルエアーを脱ぎ捨てるとスッポンポンになった。そしてシャワーで汗を流し抱き合った。
少し日に焼けた美保の胸元にキスした。と、同時に後ろに回ると挿入した。
鳴呼ッ・・・美保は身体をくねらせながら声を圧し殺していた。
「いっちゃうッ・・鳴呼ッ・・・」二人は同時に達した。
「京平さんったらこんな所で。まだあれなのに。でも凄く感じちゃった」。
「愛しているよ」。
「うん、私も愛している」。
NO-45
「紺野、奥さん、此れに目を通してくれないかな。夕べ書き上げたベンション再建計画の見積もりなんだけど。料理も仕入れ値も詳しく書き込んでおいたから。ゆっくり検討してくれると嬉しいんだけどな」。
「ゆっくり読ませて貰うよ」。
「じゃあ頼むよ。奥さん宜しくお願いします」。
美保は椅子から立つと頷いた。そして食事の礼を言うと書類を持ってレストハウスを出た。
ロッヂに戻ると散歩に出た。そして公衆電話から真田に電話を入れた。
「はい、真田です」。真田は緊張して上ずった声だった。
「俺だ、今すぐタクシーで軽井沢の駅前にある吉田屋貸し自転車に行け。持っていいのは携帯と財布、リュックだけだ。無線機や発振器の周波数を探知したらその場で取引は終わりだ」。
「そんな物は持っておりません、軽井沢駅前の吉田屋貸し自転車ですね。いまから行きます」。
「そうだ、また電話する」。
そして二人はロッヂに戻るとサイクルウエアーに着替えた。そして十分、二人はロッヂを出た。そして別の公衆電話の前で自転車を降りた。そして電話した。
「はい、真田です。いま吉田屋貸し自転車の前にいます」。
「自転車を借りて三笠ハウスの手前のサイクリングコースへ来い」。
「そんな、場所が分かりません」。
「馬鹿野郎、そこの主に聞け。また電話する」。そして電話を切ると「美保、駅前に行くぞ」。「うん」。
そして二人は軽井沢駅に向かった。すると、新道のバス停に行くと真田が半ズボンにTシャツ姿にフィラのリュックを背負って自転車で上がって来るのと遭遇した。京平と美保は直ぐに向きを替えて別の道から先回りした。
そしてサイクリンクコースのベンチに座って休んでいた。
「美保、計画を少し変える。真田が来たら僕が止める。それで、外人から頼まれてリュックを背負った真田と言う男が来たら、トランシーバーを渡してベンチで待つように言われた事にして、このトランシーバーを渡すから、話を合わせてくれ」。
「うん、いい考えだね。あの人は私達の顔は知らないからね。見て、真田が来たわよ。うまくやってね」。
そして見ていると真田は疲れたようにやって来た。
「あのう、真田さんですか」?
驚いたように自転車から降りると頷いた。「ええ、真田ですけど」
「さっき外人さんに頼まれたんですが。フィラのリュックを持った真田と言う人が来たら、これを渡して欲しいって。それで連絡するまでベンチで待っていて欲しいそうです。それから、頼まれたバイト代ですが。貴方から貰えって」。
「ああ、そうですか。それで幾らです」。
「おじさん。二人で五万円貰えって外人さんが、いいですか」?
「エッ、そ、そうかね、二人は学生さんかね。じゃあ五万ね。ちょっと聞いてもいいかね。その人は何処の国の人だったか分かるかね」。
「はい、アメリカ人です。私英文科の学生で英語で話したから」。
「それで外人さんは何人で来ました」?
「来たのは一人ですが、ワゴン車には何人か乗っていたよね」。
「うん、五~六人はいたかな。じゃあ僕達は此れで失礼します」。
「ああ、有り難う。じゃあ気を付けて」、
京平は貰った五万を美保に渡すと笑いを堪えながら自転車に乗った。そして戻って行った。
すると、真田を見張るように道路の左右に三人づつ、見るからにヤクザ風な六人の男たちがママチャリに跨ったまま見ていた。
二人はその間をゆうゆうと走り抜けてロッヂに戻った。
「京平さん、やっぱりあの男たちは真田の用心棒ね」。
「美保の言う通りだったな。でも笑っちゃうな。アルバイト代だってさ」。
「だって、貰える物は貰わないと。でもあれで真田は完璧に私達は学生だって信じたでしょう。それに京平さん若く見られるから。此れからどうするの」?
「うん、ともかく一度戻ろう。迷彩服に着替えよう。でも上着だけは車の中で着よう。誰にも見られたくないからね」。
ロッジに戻ると二人はサイクルエアーを脱ぎ捨てるとスッポンポンになった。そしてシャワーで汗を流し抱き合った。
少し日に焼けた美保の胸元にキスした。と、同時に後ろに回ると挿入した。
鳴呼ッ・・・美保は身体をくねらせながら声を圧し殺していた。
「いっちゃうッ・・鳴呼ッ・・・」二人は同時に達した。
「京平さんったらこんな所で。まだあれなのに。でも凄く感じちゃった」。
「愛しているよ」。
「うん、私も愛している」。
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