美月葉月

言の葉 ゆらり

不定愁訴

2011-02-01 22:36:54 | 美月葉月

 

その さりげなさが
憎ったらしい

どうして どうして
そんなに

私を泣かすの
上手いの。

しかも
たった 一行で

意味不明の
その 一行で。

 

*

 

漢字四文字タイトル これで尽きてしまいました
ひとまず ここまでで

 


初恋慕情

2011-02-01 21:10:13 | 美月葉月

 

灯りを けして
私の てのひらを
見つめる

いつの間にか
時は流れ

いつの間にか
窓の外は闇

をんなで あることは
あまりにも

虚しく

“待つ” ということの
時の長さに

驚かされる

暗い あまりにも
暗い

お願い
どうぞ ひかりを

 

*

 

高2の時に 書いた詩です
「女」 でもなく 「おんな」 でもなく 「をんな」 と 現すところなんぞ
今より 感性 豊かのようで その当時の自分に嫉妬します

高校生だった私が 背伸びをした恋だったのですが
もちろん 定番のごとく 実ることなく 人生初の 大失恋を経験することとなります

そんな ほろ苦い 初恋慕情です