はと@杭州便り

中国杭州で仕事&子育てしているはとぽっぽのページです。

児童之友(ertong zhiyou)

2011-01-27 22:03:43 | 杭州で子育て
ついに見つけました!
福音館書店『012えほん』の中国語版。

写真上から
『圓圓的真好吃』(原題:『まるくて おいしいよ』こにしえいこ)
『打開打開』(原題:『あけて あけて』ふくしままゆこ)
『快出来快出来』(原題:『でてこい でてこい』林明子)
『該起床了吧』(原題:『もう おきるかな』松野 正子 薮内 正幸)
『点点点』(原題:『てんてんてん』わかやましずこ)

『てんてんてん』は日本語版を既に持っているのだが、
いつも利用しているネット書店では5冊セット売りだったので、購入してしまった。
出版年月日を見ると、去年の10月。全然気付かなかったので、見つけられてとてもラッキー!

この『012えほん』は、うちでも今定期購読している福音館書店の月刊誌『こどものとも 012』の中から、優れた作品を選んで書籍化されたもの。

福音館書店の児童書は、中国でも『児童之友系列』という名前で何冊か出版されているのだが、
なぜかこの『012えほん』の中国語版は『児童之友』という名前ではなく『幼幼成長図画書紙板書』というシリーズ名になっているので、ネット書店で検索しても、今まで全然気付かなかったのだ。

紙板書=ボードブック という意味のようで、紙質は『こどものとも 012』と同じようにしっかりしている。何より嬉しいのはそのお値段!ネット書店で割引もあって、5冊セットで53.1元也。日本では1冊の値段である。

本の中に「解説と刊行の言葉」みたいな紙が入っていて、見ると
「中国ではこれまで、3歳以下の子供向けの本と言えば、物の名前や数を覚えるための知育書やカード、ポスターしかなかった。お隣の日本や韓国、欧米諸国ではもっと素晴らしい絵本が出版されている。知育だけではなく子供が楽しめる本、本を読む習慣をはぐくむ本、芸術性や創意にあふれ、教育理念に基づいた世界一流の絵本作家による絵本、子供にとって宝物となる絵本、ついに刊行。」と書いてある。
中国ではまだまだ親が子供に絵本を買ったり、読み聞かせたりする習慣は根付いていなくて、激烈な受験戦争を背景に早期知育教育産業が大流行なのだが、
知識層の家庭を中心にこういった本のニーズも徐々に高まってきたのかな、と思う。

とにかく、中国におけるここ数年の海外の絵本翻訳本出版ブームはすごい。
日本では70年代と言われる絵本の出版ブームが、約40年遅れでここ中国にもようやくやってきたのかも知れない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿