札幌(サッポロ)は、「乾いた・大きい」というアイヌ語から名付けられたと言います。他に別な起源説がありますが、いまのところほぼ定説になっています。サッポロのように大きな川はうしろにペッを付けないで言うこともあったと言います。
今、札幌には豊平川が街中を流れますが、そのむかしサッポロ(ペッ)川と呼んでいました。ご存じのように大きな川でしたので、氾濫も繰り返されました。流路も大きく変えています。今ある豊平川の流れは三度目にあたります。
山から流れ出て、谷(上流)から平地に流れ出た川はジャリ(砂利)を含んだ流れで、長いことかかって扇状地を形成しました。地下が砂礫質なので、川の大半は伏流水となり、降水量の多い季節には大きな流れとなり、流れの少なくなる夏の季節には地下を流れ川が乾いたような流れとなります。この様子を見て、アイヌはサッ(乾いた)ポロ(大きい)ペッ(川)と呼んだのでした。札幌はアイヌ語のサッポロであったのです。
昔の流れは今の伏古川あたりを通り、茨戸川に流れ出ていました。二度目の流れは江別の対雁(ついしかり)に流れていました。そして三度目に今の豊平川の流れとなります。
カムイラピットの住む東苗穂(ひがしなえぼ 東区)の南にある苗穂(なえぼ)も、実はアイヌ語の「ナイポ」から付いた地名で、「川・小さい」に起源があります。苗穂は扇状地の扇端にあたり、メム(湧水地)から流れ出た水が川を形成したものでした。
今、札幌には豊平川が街中を流れますが、そのむかしサッポロ(ペッ)川と呼んでいました。ご存じのように大きな川でしたので、氾濫も繰り返されました。流路も大きく変えています。今ある豊平川の流れは三度目にあたります。
山から流れ出て、谷(上流)から平地に流れ出た川はジャリ(砂利)を含んだ流れで、長いことかかって扇状地を形成しました。地下が砂礫質なので、川の大半は伏流水となり、降水量の多い季節には大きな流れとなり、流れの少なくなる夏の季節には地下を流れ川が乾いたような流れとなります。この様子を見て、アイヌはサッ(乾いた)ポロ(大きい)ペッ(川)と呼んだのでした。札幌はアイヌ語のサッポロであったのです。
昔の流れは今の伏古川あたりを通り、茨戸川に流れ出ていました。二度目の流れは江別の対雁(ついしかり)に流れていました。そして三度目に今の豊平川の流れとなります。
カムイラピットの住む東苗穂(ひがしなえぼ 東区)の南にある苗穂(なえぼ)も、実はアイヌ語の「ナイポ」から付いた地名で、「川・小さい」に起源があります。苗穂は扇状地の扇端にあたり、メム(湧水地)から流れ出た水が川を形成したものでした。