雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

ヒグマは冬眠しない?、カムイラビットが答えます。

2012-01-06 20:07:04 | 随想
「北極(白)熊は冬眠するか、どうか?」
こんなクイズが、町民運動会で出されたことがあります。冬眠すると思う枠に、冬眠しないと思う枠に、代表として出た者が移動して答えます。残った人の数で勝負を決めます。
さてその時、選手たちはどちらに動いたでしょうか。結果は、全員が「冬眠しない」という枠に移動しました。
そこで1月1日に円山動物園(札幌)のヒグマの飼育員に、同じ質問をしましたら、少し考えて、「子を生んだ白熊は冬眠するが、そうでない熊は冬眠しないのではないかな」と、もっともと思う答えをしてくれました。イエスかノウかの明確に答えが返ってきませんでした。
それでは、カムイラピットがお答えしましょう。白クマは冬眠するのです。食料不足の冬は活動すると体力を消耗するので雪穴の中でじっとしているのです。
さて、表題の「ヒグマは冬眠しない」はおかしな事です。 「ヒグマは冬眠するのです。」秋に人里に現れて作物を荒らしたり、川を遡上する鮭をあさるのも、また街に現れて人達を怯えさせたのも、冬眠前の体づくりのための行為なのです。
動物園ではちょうどヒグマに餌を与える時間にあたり、2歳半の大熊が餌をむさぼるように食べておりました。ジャガイモを切ったものが大半で、人参、イワシなど、主に野菜の餌で、中にイワシが少々入っており、肉は与えていませんでした。冬に餌を与えるので、この熊は冬眠しないそうです。なるほど、冬充分な餌があたると寝る必要がないのだと納得しました。
カムイラピットも少し知恵がつきました。

今年の龍の姿はワニが原型

2012-01-06 09:44:41 | 随想
 北京原人の原型づくりには、オーストラリア南東にあるタスマニア島に住んでいた「タスマン人」だったという。今タスマン人は絶滅してしまっているので、私は比較は出来ないでいる。
ところで、今年は十二支の中の辰年で、龍の絵が描かれる。平凡社新書「ワニと龍」(青木良輔著)の中で、「龍とは実在の動物で、その正体は古代中国の巨大ワニ」ということのようである。龍とワニとは大変な違いではあるが、話が話を呼んで、龍までに装飾化されたものと思われる。
 それでは、本当に中国にワニが住んでいたのだろうか。ワニは南国育ちだからどうかと思うが、説明では古代殷の時代に住んでいたらしい。
 説明をそのまま引用すると、「3千年ほど前の殷の頃まで大型ワニは身近にいて、龍の字の元になった」という。「寒冷期に姿を消し神聖化された」ものだという。話を聞いて画家に書かせたものかと思われる。龍とワニ、空想の世界にのみ偶像化したものであった。この1月1日円山動物園(札幌)の開園で、ワニとも再度会うこともできたが、その時は龍を思いあてる事はできなかった。
 ついでに日本のワニのことについても説明があった。古い地層から推定7メートルの「マチカネワニ」と名付けられたワニがいたと言われ、中国のワニと同種らしい。。