「知床の観光遊覧船 あなたは今回の船に乗る? 乗らない?」
ウトロの観光遊覧船が海に飲み込まれた。26人が乗っていてすべての人の命が取られた悲惨な事故が起こりました。
船出までの乗船客の気持ちは乗るか、乗らないかすごく迷った人が居たのであろうと思うのです。
私がその場にもし居たとしら多分乗っていたと思います。
理由は簡単、せっかくウトロに来ているのだから 遊覧船が出るなら思い出にもなるし、知床の半島まで行け半島の突端も見れる、旅行に彩りを添えられると乗る気持ちが多いからです。
旅先では精一杯見て食べて多くを体験して来ようと言うのが 我が家の主義だからなのです。
今回誰が悪いかははっきりしています。観光遊覧船を動かした会社が悪いのです。
動かしたのは観光遊覧船の社長で、どうしてくれると多くの人が非常に怒っています。
乗り物は100%安全でなければなりません。安全なのが当たりまえだからです。
船が出る時、船を持つ漁師たちは、「今日は午後から風が強くなる波が高くなるので出ない様にしなさい」と注意もしています。それに耳をかさず今回の事故です。
三社ある観光船会社は、もしものことがあってはいけないので、共に連なって運行するようにしているとのこと・・・、事故があれば助け合うように話し合っていたそうですが、事故を起きたらいけないとの取り組みをしていたとのこと。
他の観光会社を出し抜いて、自社だけが船を出すかって主義が今回の事故を起こしてしまったのです。5月連休1社だけが運行したと言うから 観光客はその船に乗りたくなる気持ちはよくわかります。
船と連絡の無線のアンテナが壊れ、携帯電話と他社からの連絡を当てしていたとは呆れた観光会社としか言えません。
船にたけていない人(経験不足の人)が人の命を預かるというのは許されません。
海は冷たく海に投げ出されればすぐに凍え死にます。こんな中に海に飛び込め、救命具をつけれなんて何にもなりません。
浜の漁師たちがいう言葉に「どやす」という言葉があるそうですが、事故の日はこのような日で、「荒れる前の静けさ」の日で、午後から荒れるので船は出さないのが当たり前なのだそうです。
「どやす」の言葉は今回初めて頭に残りました。
※今回の事故で多くの人に知られたのか「カシュニの滝」でした。