雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

ホエー豚 十勝産地の美味しい豚肉

2012-01-15 20:49:36 | 
チーズ造りの過程で排出される上澄液を「ホエー」と言います。
「ホエー」はヨーグルトに見られる透明の上澄液で、ミネラルやビタミン、生きた乳酸菌がたっぷり含まれています。
豚の育成に使われ、栄養タップリの魔法の液体と言えます。
デンマークでは、酪農と養豚業が一体となって「デンマークベーコン」が世界的に有名なのと同じこころみとなります。
豚の生後の30日~90日の間にホエーを50gリットルを与えたものが、「ホエー豚」と名付けられ、100gリットル以上を与えたものは「マスターホエー豚」として、出荷されます。
こうして作られた肉は豚肉独特の臭味を消し、油身までまろやかで良質の肉になります。
ホエー豚の生産は乳牛の育成地の酪農と深くかかわりがあります。十勝地方でホエー豚の名が使われるようになり、ホエー豚の言葉はいまや市民権を得るまでになりました。
昔の炭鉱町の夕張市の[よしたけ花畑牧場」でも、平成24年からホエー豚の育成に取組み、夕張発のホエー豚をブランド化するということです。

倶知安・名寄は、大雪の地

2012-01-15 09:39:08 | 随想
雪国と言えば新潟県の高田(現在直江津市と合併して上越市となる)がもっとも有名で、雁木(がんぎ)という雪防除の軒が長い通路があった。毎日降る雪で街が覆われてしまい、昔は「この下に街があります」の看板がたてられていたといいます。
北海道での多雪地帯は、場所は離れていますが倶知安町と名寄市でです。毎日が雪除けに追われ、大変な生活だった知人に聞きました。屋根のこうばいをきつくしたり、玄関の上に雪防除の屋根を付けたり、屋根の向きを考え家を建てたりと工夫がなされていたのです。玄関も雪に埋まり、二階の窓から外に出たとも聞きました。近年は排水溝を上手に使い、雪を水に溶かし流す施設が造られたりして、除雪も大変楽になったと聞きます。
札幌では6㍍ほど降り雪が多いのですが、豪雪地帯の足元に及びません。
参考の為に、道内の主な地の1981年~2010年の年間降雪量の平均値を紹介しておきます。
    旭川  743㎝        岩見沢  753㎝
    札幌  597㎝        帯広   201㎝
    根室  221㎝
となっています。かつて私は十勝(近くの池田町)に住んだことがあるのですが、毎日晴れの日が多く気分は最高でした。数字に見てもお分かりの様に、札幌は帯広の約3倍の雪の量があるので、どんよりした曇りの日も多いことになります。まして旭川や帯広の冬の天気は言うまでもありません。
北海道でも地域(置かれた自然=地形や場所)によって雪の多い土地と少ない土地があるのです。