雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

春蝉が盛りと鳴いている ミーン・ミーン・ミーン

2022-06-05 22:26:53 | 生物

「郊外に出ないと味わえない 春蝉の大合唱」

北海道札幌稲雲高校に勤めていた当時、手稲山の山裾にある高校なので、春蝉の大合唱は見事なものでした。

札幌でも珍しい所にある高校なのです。

同地区の手稲に住む年配の方が、「戦時中この蝉を捕獲して食した」と話していたのですが、戦時中はそうだったのだと食料難の時代を思い返しました。

今では蝉を食べる人などおりません。

生徒に聞いてみる蝉の鳴き声は邪魔ではなく、授業に熱中していれば蝉の鳴き声などは耳にも入らず、心地よい中での授業だったのだろうと思います。

※ 今日、6月5日(日)、札幌の北の町の当別町に向かったのでしたが、山裾沿いの道で、春蝉の鳴き声を心地よく聞きました。蝉の声はもうすぐに夏に入るのだと言う兆しなのです。

春蝉の見事な合唱は、国立の滝野すずらん公園周辺の林から聞こえる声です。うるさいほど鳴いていました。

 


キアゲハの幼虫見つけた! フェンネルが好きらしい 

2019-07-05 19:31:49 | 生物

「フェンネルにキアゲハの幼虫」

フェンネルの芽の出だしのやわらかい葉は薬味として食べることが出来ます。

フェンネルは、夏の終わりから秋にはせり科の花によく似た黄色い花を咲かせ、我が別荘の庭を飾ります。庭には合わせてヤマゴボウも大きく育ち、葡萄色の実を付けて魅力的です。私は二つの植物のコラボの風景を面白いと楽しんでいます。

※ フェンネルは食べれますが、ヤマゴボウの実は美味しそうですが食べることは出来ません。

フェンネルの花のにおいをカメムシが好きなようで、よくたかっているのを見ます。ノラニンジンと似た匂いにカメムシが引かれるようです。

先日フェンネルの葉にキアゲハの幼虫が一匹いるのを見つけました。フェンネルの独特なにおいが好きなようで、独特の見れば見るほど魅力のある(気持ちが悪いと思う人が居るかもしれませんが)幼虫です。毛はまったくありません。

キアゲハに羽化するまでは待てませんでした。次の日にその場所を確認したのですが、そこには幼虫の姿を見つけることはありませんでした。葉を食い荒らしたあともありませんでした。

 

 

 


雪虫が 冬を抱えて 飛んできた

2018-10-15 17:42:20 | 生物

「雪虫を見たよと人の言う 私も庭で見たよ 3つ・・ 5つ・・!」

一週間も前に1匹の雪虫を見たという人の話がでました。

毎年秋の紅葉の季節となり、木々が葉を落とし始めると雪虫が見られる様になります。数が多くなると、いつの間にか雪が降り出し、そして冬になります。

雪虫は冬告げ虫なのです。

夕張市の紅葉山渓谷は秋の行楽地の代表的な所です。峡谷の美と川の流れ、モミジも素敵な場所です。

紅葉を見に行くと、木々の合間の散策路に群れて雪虫が舞っているのが、さらに秋の風情をかもし出します。

10月15日、庭のぶどうの最終収穫をしていましたら、なんと雪虫が3匹、そして5匹とフワフワ飛んでいるではないですか。

やあ「雪虫が 冬を抱えて 飛んできた」のです。

今週は寒い日が続くと言います。さらに雪虫は多くの人の目に入ることになるでしょう。

 


モエレ沼公園(札幌市)で蜂の巣見つけました

2016-09-07 20:55:53 | 生物

「蜂の巣と云えば スズメバチの巣?」

モエレ沼公園のモエレ陽だまりの活動の中で、会員の方が「蜂がいる!」「蜂の巣もあります!」と驚きの声を上げました。

蜂の巣に慣れっこになっているカムイラピットには驚くことではなく、どれどれという感じです。

それでもスズメバチでなくてほぉっとしました。

この蜂の姿は今まで見たことはなく名も分かりません。

これはカメラに納めなくてはと早速の撮影です。

活動から帰りさっそく夜にメールが届き、活動のご苦労さんの挨拶とともに蜂の名が書かれていました。蜂の名は「フタモンアシナガバチ」とのことでした。Kさん有難うございます。

私よりやる気が十分な人なのだと感心しながら、この日の作業を振り返りました。

蜂の巣は縁起が良いと聞いていたので、この蜂の巣はカムイラピットが戴きです。


蛍の光 心和む ほーほーホータル来い 札幌市東区中沼

2015-07-26 22:44:48 | 生物

「わずかなホタルの光に 歓声」

26日、我が別荘(?)に出向いたら、いつもお世話になっている畑のSさんが「ホタル見においでよ」と言います。そういえば7月はホタルが出る季節であることをまったく忘れていたのでした。

札幌のモエレ沼公園近く(東区中沼)の小さな流れにホタルは住んでいるのですが、その場所が私の別荘のあるところの近くにあたります。今の季節では「ホタルの飛来あり」の旗が立てられており、また、極楽塩の看板が目印となります。極楽塩の看板から道を小川沿いに曲がるのです。

見に行くのは勿論夜です。今日は夜8時にこの地に行きました。周りはもう真っ暗です。

頭の中で描くホタルのひかりは、数多くのホタルの舞う様子を描きますが、この近代化の波にのまれる時ですからそうはいきません。ポツリ・ポツリと光るホタルを見つけるのがようやくです。

今夜は風が強かったせいでホタルが飛んで舞うほどではありませんでした。それでも40数匹近くの光る個体をみつけました。札幌という都市の中にあってホタルを見るなどというのは珍しい事(場所)です。

お盆近くまでホタルは飛ぶということでした。

若いカップルが西区から見に来ていましたが、ついつい「この場所は朝鳥の声で素晴らしいから朝にこの地に来てみてください」と話したほどでした。いつもぶろぐで紹介している鳥の声の聴けるところとは、ホタルの出る場所とほぼ一緒です。

先ほど紹介したSさんが、ホタルを水槽で育成し小川に放す事を繰り返して来たことが現在のホタルの生息地になったのです。400メートルほどの距離に点在してホタルは住んでいるのです。

NHKの報道ニュースに近々紹介されるとの事です。

 

なる

 

 

 


赤トンボ 夏に山に涼み、秋に里に 

2012-08-30 15:30:07 | 生物
そろそろ、庭に赤トンボの姿が見られる様になりました。トンボの姿とともに秋を感じる季節となりました。
今は、作物も秋の野菜の種まき時季で、この暑い中汗だくで畑を起こし種蒔きをしています。その中で、トマトの手にトンボがとまっている姿が見うけられます。
先日、千葉・松戸に住んでいる姪子から便りがあり、「こちら(千葉)は毎日暑くて大変ですが、北海道は涼しくて良いですね」と、北海道を羨ましがっての便りですが、どうしてどうして、今年の北海道は例年と違って、30度をこす真夏日が連日続いています。今日(8月30日)も気温32度を越し暑い8月末ですが、赤トンボが庭に姿を見せる様になりました。赤トンボもこの暑さに驚いて、眼をぐるぐるまわしていることでしょう。
私の庭には、花に毎日水やりをしますので、気持ちよさそうに花の先や、花の手にトンボがとまり、羽を休めています。連日気温は高く汗だくの生活をしていても、秋は確実に近づいて来ているのですね。
赤トンボは、暑い夏の季節には遠い山に移動しそこで過ごし、秋になると里(平地)に下りて来て生活し産卵するといいます。

花にとまる赤トンボの姿、空高く飛ぶ姿、夕日に照らされて飛ぶ姿は、郷愁的なものがそこにあります。
個人的な話しですが、もうすでに亡くなりました実家の兄が長いこと入院し、日に日に体力も衰えて行きました。ある日お見舞いに行きましたところ、リハビリの様子を見て下さいとのこと、リハビリ室に移動しました。簡単な手足を動かす体操と、最後に歌をお見舞いに来た人を含めて全員で「赤トンボ」の歌を歌いました。
その時、むかしの元気だった若い時代の兄の姿を一気に思い出し、涙がこみ上げてきました。涙で歌えませんでした。兄の今の姿とむかしの姿の矛盾についていけなかったのです。

スズメバチに襲われた 薬草探索も油断出来ない

2012-08-26 17:45:33 | 生物
今日8月26日(日)、北海道医療大学の薬草植物研究講座観察会に約60名ほどの参加がありました。先頭の堀田清先生の話を聞きもらしては損をすると、皆がすぐ後ろに続いていました。ある地点に差し掛った時、スズメバチの群れに出会ったのです。列の中ほどにいたカムイラピット夫婦は「スズメバチだ危険です」という声に、今来た道を逆戻りとなりました。
最終地点で皆が集まったところで、「ハチに刺された者は」というと、3人が刺されていたのでした。私たち夫婦は植物に気を取られ列の中央にいたのが幸いしました。服の上から刺された様ですが、軽傷のようです。
病院にて治療を受ける事を勧められていました。スズメバチは結構群れていた様で、もし集団で刺されでもしていたら今回の催しがニュース沙汰になってしまっていた事でしょう。スズメバチに2度目に刺されると死に到ることもありまので、恐ろしい出来事でした。
刺されたグループの人達は早々に引き揚げて行きました。病院に直行したことでしょう。残った人たちでスズメバチの事故の話が出ておりました。
靴の中にスズメバチが三匹入っていて、靴の中で足を刺された人は腰のところまでばんばんに腫れ上がり、別人のようになり、足は腫れて履く靴がなかったと言います。また、缶ジュースの中にスズメバチが入っているのを知らずに飲んだ人がいて、喉を刺され、腫れて息が出来なくなり、喉を切開したと言います。、
ケーキを作ってあってそこにスズメバチがとまっているのを知らずに、食べたところ喉を刺されて大事故になったとか、次から次にスズメバチの事故の話がでてきました。ケーキの縞がスズメバチの姿を消していたのだと言います。本当に恐ろしい話ばかりでした。ケーキを作った人は野外での会食にケーキは絶対出さないと決意していました。
あまりに悲惨な話ばかりでしたので、私の知っている話は伏せて聞き手にまわっていました。
我が家の近くの話は、ラビ妻の友達の弟さんは、電気工事の高い場所での仕事中の事故で、スズメバチに襲われて死にいたったのでした。また、ラビ妻の友達の御主人は山菜取りの最中、スズメバチの巣を掴んでしまい、メガネの中にスズメバチが入り、そこで目のマワリを刺され、死ぬ思いの痛さにへいこうしたとの話を本人から聞いたのでした。聞くもそれは悲惨な話しでした。
むかしの小学時代の話ですが、カムイラビットの4才上の兄はスズメバチ3匹に襲われ、全身が腫れあがり、3日3晩高熱で苦しんだ姿を思い出します。当時薬も無い時代でしたので、庭のドクダミを煎じて毒を取り除いたのでした。
スズメバチには追い払う事なく、怒らせない様にする事が大事です。ハチがカチカチと音を立てると危険と言います。黒い色の服は襲われやすいと言います
昨年の夏は、我が家の庭にスズメバチが毎日のように現らわれ、背筋の凍る思いでした。今年の春に軒下に大きなスズメバチの巣がつくられていたのを隣の人に発見、教えられました。原因はこれだったかとびっくりしました。巣を取り除くと、今年はスズメバチも現れずほっとしております。

ザリガニ むかし懐かし小川の仲間

2012-08-19 21:39:40 | 生物
むかし各家庭では薪ストーブが居間にありました。煮炊きには便利で、夕飯の材料が煮られていました。
近くの遊水地の川にはザリガニ(ニホンザリガニ)がいて、小石を除けては後ずさりするザリガニをつかまえました。小さいのから中ぐらいのもの、大きいものまでいろいろで、春には卵を抱えた雌のザリガニも取れました。今オケクラフトで知られるオホーツク管内の置戸町の秋田というところに住んでいた当時の、生まれて最初に記憶に残る風景でした。薪ストーブの上にザリガニを乗せて赤くなるまで焼いて、フウフウ吹きながら味噌を付けて食べました。こりこりいってこおばしい美味しい味でした。
ある時、農業の助けにと用水溝が完備されましたが、水を通す時にザリガニが幾匹も流されていく様を見ました。この時の事が今も記憶に残っているのは、あのおいしいザリガニが流されて残念だと思ったからなのだろうと思います。
いまこのザリガニは、多くの河川から消えてしまい、2000年に絶滅危惧Ⅱ類に指定されたのでした。
高校時代、同じ管内の津別町のチミケップ湖の湖脚の麓鳴の滝の下にてザリガニを採取して、生物部の皆でハンゴウで焼いて食べたのが懐かしく思い出されます。
むかしはけっこうどこでも採取出来たものですが、いまは貴重種になりニュースになるほどです。開発と裏腹にどんどん生息地がなくなっています。
北海道では、またこのごろでは新しいザリガニが見られるようになりました。外来種のウチダザリガニとアメリカザリガニです。ザリガニは元来雑食性なので、水温が合えばどんどん繁殖地を広げていきます。ウチダザリガニは洋食の材料にもなりますので、あまり問題視(?)していませんが、アメリカザリガニは生物体系の破壊につながるとして敬遠されています。
札幌市では2000年ごろから見かけるようになったといいます。2011年調査の結果、北区の6河川17カ所で142匹のアメリカザリガニを見つけた(札幌市豊平川鮭科学館 前田有里報告)と報告されています。
アメリカザリガニが住んでいる川に共通しているのは下水処理水が流れ込んでいる所であったそうです。12~2月の水温が12度ほどある河川に見られるということでした。
茨城県水戸市の偕楽園の堀の横を車で通った際に、道にまで這い出してきていたアメリカザリガニの群れを思い出し、あの勢いで繁殖されてはたまったものでないと思います。いまや札幌でもアメリカザリガニが確認されている事に驚きと脅威を感じるのでした。

夕涼み 虫の鳴き声に心安らめる

2012-08-14 11:02:25 | 生物
教室に響き渡るセミの鳴き声、「春ゼミ」が真っ先に夏を知らせていました。現役最後の勤め先は、自然豊な手稲山の麓で自然の豊かな地に居させてもらう喜びを感じていました。
仲間のひとりに「セミの鳴き声がうるさいほど聞こえますね」と話したことがあります。その人は「私にはさっぱり(セミの鳴き声が)聞こえません。」との答えでした。
これは、心にゆとりがないと虫の鳴き声も聞こえないということなのですが、虫の鳴き声のキビがわかるのは日本人で、一般には外国人には聞こえ(わからない)ないそうです。俳句を作っていて虫の声を詠たえるのは日本人と言う事になります。自然のキビにひたり虫の声を楽しみましょう。
昨夜、夕涼みに外に出て、虫の声が心を慰めてくれた。住宅街なのに意外に秋の虫が鳴いているものですね。
8月7日からは、もう「立秋」で秋に入りました。8月7日は北海道では「七夕の日」「ローソクだせよ 出さなきゃひっかくぞ」と子供たちが各家庭を回ります。この日から秋に入りました。
詩人立原道造のソネット(14行詩)集「優しき歌」に <いつの間に もう秋! 昨日は夏だった>、 立秋の日はこういう日なのです。
暑中見舞いももう終わりで、これからは「残暑見舞い」となります。

カラスとアカシア カラスが襲う

2012-05-17 22:32:39 | 生物
当時、カムイラピットは、空知管内の道立赤平高等学校に勤めていました。
それは、アカシア(二セアカシア)の花咲く季節の話です。校庭を横切っていると、突然カラスが私の頭を狙って襲ってきました。後ろから不意にだから気持ちのよいものではありません。このカラスは私に敵意を持っているらしいのでした。
その数日前に、校庭横のこんもりした森の回りの湿地に山菜でもないものかと見に行ったのがきっかけになったらしいのです。大木(カラマツ)の上から見ていたカラスが私が巣でもねらって来ていると思ったらしいのです。その時に、そのカラスは私の野球帽子を覚えてしまい、襲ってくるようになったようなのでした。
校庭には、見事に育った大木のアカシアの樹がありました。その樹にカラスは夫婦連れでとまり、朝早くの私の行動を監視しているのです。「ガアガア」とうるさく騒ぎ立てるものだから、これも記念になるかなあとカメラを向けました。またこれが気に障ったと見えて、樹の上ですごい剣幕でさらに騒ぎ立てるのです。
こちらもいい加減にしてほしくて「うるさい」とでも言ったと思ってください。カラスは木枝を噛みちぎり、怒りをあらわにしました。カラスの陣取る場所がアカシアの大木なので、花枝を嘴でへし折っては下に投げて来ます。アカシアの花が枝ごと地上に落ちてくるのです。
私は、手の届かない場所のアカシアの花枝をなんなく得る事になったのでした。この出来事から、その後はカラスに襲われる事もなく時は過ぎました。
カラスの投げてよこした花枝を幾本も拾い公宅に帰り、アカシアの花のテンプラにしました。また玄関にも飾ったのでした。テンプラはあくもなく淡白ですが、ソースをかければなかなかいける(おいしい)味なのです。
このアカシアの咲く季節には、札幌ではヨサコイソーラン祭りが盛んに行われるのです。カラスの巣づくりの季節、カラスの被害が取りざたされます。カラスと共存するよう刺激を与えることはさけましょう。