「郊外に出ないと味わえない 春蝉の大合唱」
北海道札幌稲雲高校に勤めていた当時、手稲山の山裾にある高校なので、春蝉の大合唱は見事なものでした。
札幌でも珍しい所にある高校なのです。
同地区の手稲に住む年配の方が、「戦時中この蝉を捕獲して食した」と話していたのですが、戦時中はそうだったのだと食料難の時代を思い返しました。
今では蝉を食べる人などおりません。
生徒に聞いてみる蝉の鳴き声は邪魔ではなく、授業に熱中していれば蝉の鳴き声などは耳にも入らず、心地よい中での授業だったのだろうと思います。
※ 今日、6月5日(日)、札幌の北の町の当別町に向かったのでしたが、山裾沿いの道で、春蝉の鳴き声を心地よく聞きました。蝉の声はもうすぐに夏に入るのだと言う兆しなのです。
春蝉の見事な合唱は、国立の滝野すずらん公園周辺の林から聞こえる声です。うるさいほど鳴いていました。