こんにちは。
本日も、みやけ司法書士・FP事務所のブログにご訪問くださいまして、ありがとうございます。
今回は、成年後見制度について書かせていただきます。
成年後見ってお聞きになったことがありますか?
最近はメディアなどで取り上げられたりすることもあるので、「何となく知ってます」という方も多いかと思います。
ざっくり言うと、成年後見制度とは、認知症や障がいなどで、判断能力が衰えた方をサポートする制度です。
逆に言うと、「体は不自由だけれど、判断能力はしっかりしているよ」という方は対象にはなりません。
成年後見制度は、判断能力が衰えた方を、財産管理や身上監護といった面から支援していきます。
主な支援としては、「財産管理」は、
年金や家賃収入などの収入がきちんと入っているかをチェックしたり、
通帳などを紛失しないように管理したり、
必要な支払(家賃・光熱費・介護費用・施設代・病院代など)をしたりします。
一方、「身上監護」は、
ヘルパーさんやデイサービスなどの介護サービスの契約を行ったり、
特別養護老人ホームなどの施設への入所契約を行ったり、
入院の際の事務手続きを行ったりします。
あくまでも、判断能力が衰えた方に代わって行うので、
成年後見人などが家事を手伝ったり、介護をしたりすることはありません。
その代りに、そういったことをしてくれるヘルパーさんなどを利用する契約を行い、利用代金を支払うのです。
成年後見制度には、
すでに判断能力が衰えた方の支援をする「法定後見」と、
今はしっかりとしているけれど、将来のために契約をしておく「任意後見」の2つの制度があります。
実際に後見人にしてもらう作業・手続きは、大きく異ならないことが多いのですが、
制度を利用するための手続きは全く異なります。
利用するための手続きについては、改めて書かせていただこうと思います。
司法書士が会員となっている公益社団法人成年後見センター・リーガルサポートは、全国の都道府県に支部があります。
兵庫支部では、電話相談や面談相談を行っていますよ。
詳しくは、こちらまで。公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート兵庫支部 → http://www.ls-hyogo.jp/
もちろん、当事務所でもご相談をお受けしています
本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
講座情報
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