みわこの館

徒然なるままに、みわこの日記を書いてみます。

心ない言葉

2012-09-04 | 日記
震災で最愛の息子を亡くし、もうすぐ1年半になります。
この間、傷つけられる言葉をたくさんかけられました。


普段なら何てことは無い言葉でも、心が病んでいる時には
グサグサと突き刺さります・・・・・。


相手は、私がそこまで傷ついていると思ってもいないみたいですが
心はずたずたになり落ち込んでしまいました。


思い出すと悲しくて涙が出て止まりませんが
あえて、ブログに吐き出してみたらスッキリするかなと思い書いてみます。


<その1>
あるご夫婦
私に息子が小さかった頃の写真をくださいました。
私は写真を見た途端、息子があまりにも可愛いし その当時のことを思い出して泣き崩れてしまいました。 

その様子を見たご主人が「私が泥の中からわざわざ取ってきた写真ですよ。まずはお礼を言うのが先決でしょ。」と。
私も「すみません、ありがとうございます。でも私のこの辛い気持ち分かりますか?」と話したら
奥様が「私だって子供を亡くしたことがあるんですよ。あなたと一緒です!」

その子供さんって、妊娠2ヶ月の時に流産されたんですね。
確かに子供を亡くした事に変わりはないですね。謝ります、ごめんなさい。
でも、27年間大事に育てた我が命より大切な息子と一緒にされ
いつまでも泣いている私を見て、いい加減泣くのは止めて欲しい!との言葉。
悲しかったです。。。。。


<その2>
スーパーでお会いした知人
息子のこともよく知っているし、久々にお会いしたので涙が出て止まらなくなりました。

その方は「泣いてばかいると、息子さん成仏できないよ。お母さんがしっかりしなくてどうするの。」
確かに、しっかりしなくていけないのは分かっているけど、涙がでるのは仕方がないと思う。

あなたも子供さんを亡くしてみたら分かりますよ。私のこの気持ち。。。。。


<その3>
子供のいない友達
私が、子供を亡くして悲しんでいる姿を見て
「みわこちゃんは、子供を育てることができて良かったじゃない。私は育てたくても出来なかった。」

ごめんね・・・私は、子供を二人も生んで育てることができました。ありがたかったです。
貴女の辛い気持ちも 本当によく分かります。
でもね、育てることができたからこそ 息子の突然の死は 悲し過ぎるんです。


<その4>
親戚のおばさん
今回の震災では、一家で何人も亡くなったところもあります。
我が家は、息子が一人亡くなりましたが
「○○さんのところは3人。××さんのところは4人。あなたは一人だけで済んでよかったね。」

冗談じゃない、亡くなった数じゃないんですよ!
我が命より大切な息子が亡くなったんです。親だったら 自分が代わってあげれば良かったって思いますよ。
亡くなった人数で良い悪いを決めつけないでください!


こうして書けば まだまだ色々と出てきますが、悲しすぎるのでこの辺で止めときます。


息子の死をいつまでも悲しむ私を見て、「もう1年半も経つのにね・・・」と言われる方もいます。


でも、この世で わが子を亡くすくらいの悲しみは他に無いと思います。何年経っても辛いのです。
相手の気持ちを考えたら、こんなきつい言葉をかけちゃいけないと思いますがね。。。。。


私も、相手を傷つけないように 言葉選びをしないといけないなと思います。

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