【永田満徳(みつのり)】 日本俳句協会副会長 俳人協会幹事 俳人協会熊本県支部長 「文学の森」ZOOM俳句教室講師

火神主宰 俳句大学学長 Haïku Column代表 「秋麗」同人 未来図賞/文學の森大賞/中村青史賞

Facebook「華文俳句社」 〜【俳句界】2024年4月号〜

2024年04月02日 09時49分35秒 | 「俳句界」華文俳句

俳句大学国際俳句学部!

Facebook「華文俳句社」
〜【俳句界】2024年4月号〜

◆2024年『俳句界』4月号が発行されました。
◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。
◆2020年1月からは月刊『俳句界』に「華文俳句」の秀句を連載しています。
◆どうぞご理解とご支援をお願いします。

俳句大學國際俳句學部的通知!

~Facebook 「華文俳句社」Kabun Haiku  2024・3〜

◆2024年『俳句界』4月號已出版。
◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。
◆請各位多多支持指教。


華文俳句【俳句界】2024,4月号
永田満徳選評・洪郁芬選訳
 

冥坐禪堂歸依婦
忍冬
帥麗
〔永田満徳評論〕
「忍冬」是台灣的季語,它被認為具有治療寒熱和身體腫脹之效,長期使用更可使身體感到輕盈,延年益壽。像藤蔓般茂密生長的「忍冬」因其即使在寒冬也不凋零而得名。婦人彷彿如同「忍冬」般,或許是出於某種原因,她閉上雙眼,堅定著信念,坐在那裡打坐。這是一個以季語表達作者感情的俳句範本。
 
禅堂に黙す婦人や忍冬
帥麗
〔永田満徳評〕
「忍冬」は台湾の季語で、寒熱や身の腫れを治し、長く服用すると体を軽くし、寿命を延ばす薬草でもある。藤のように生える「忍冬」は冬でもしおれないことから名付けられた。あたかも「忍冬」のように、婦人はなにか故あってか、強い信念でもって、目を閉じて座禅しているのである。作者の気持を季語に語らせるという俳句の手本である。
 

愛河灣黃色小鴨
淑気
皐月
〔永田満徳評論〕
「黃色小鴨」指的是漂浮在愛河灣上的兩隻巨大黃色鴨子,這是一個橡皮鴨的公共藝術作品。夜幕降臨時,沿著愛河的高樓大廈和建築物閃耀著美麗的光芒,形成最佳的照明裝飾。被點亮的「黃色」鴨子如夢幻般地閃耀著,成為一個巨大的亮點,讓人感受到一種優雅的氛圍,這樣的感受令人備感興趣。
 
愛河湾のアヒル黄色き淑気かな
皐月
〔永田満徳評〕
「アヒル黄色き」とは愛河湾に浮かぶ巨大な黄色いアヒルのパブリックアート「ラバーダック」2羽のこと。夜になると、愛河の川沿いの高層階のホテルや建物が綺麗に輝きだし、最高のイルミネーションとなる。ライトアップされた「黄色き」アヒルが幻想的に輝き、大きなアクセントとなっているところに「淑気」を感じた感性がおもしろい。
 

說書人的盤古開天傳說
餛飩
鄭如絜
〔永田満徳評論〕
「盤古開天」是關於天地創造的神話,敘述了一位名為盤古的神,將混沌的宇宙包裹如同蛋一般的狀態,然後分開天地,形成了世界。「餛飩」是台灣的季語,這種習俗自漢代就傳承至今,在冬至這天食用。文中描繪了一位能夠巧妙將餛飩與盤古開天神話相融合,並以生動手勢說故事的「說書人」。
 
語り手の盤古開天餛飩
鄭如絜
〔永田満徳評〕
「盤古開天」とは天地創造の神話で、盤古という神が混沌とした宇宙を卵のように包んでいた状態から、天と地を分けて世界を形成したという。「餛飩」は台湾の季語で、冬至に食べる習慣が漢代から伝わる。卵のような形が天地混沌のようなものに似ている餛飩と盤古開天の神話とをうまく取合せて、手振り身振りで説明している「語り手」を描いている。

 


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