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都立代々木高校<三部制>物語

都立代々木高校三部制4年間の記録

【3Ⅳ-03】 解体工事、始まる。

2014年05月28日 06時11分18秒 | 第3部 ゆるやかな日常
2学期も後半になると、秋も徐々に深まってきました。10月20日に亡くなった吉田茂元首相の国葬が31日に行われ、我々は当日の授業が2時間短縮されています。
例年、11月中旬に開催される「文化祭」は、この年、11月上旬に催されました。校舎新築<第1期工事>に伴う解体作業が11月早々に始まるからです。4日土曜日の夜、再登校して文化祭の準備を手伝い、5日(日曜日)が初日「演劇祭」。日曜日の午後からは、翌6日の「作品展示会」の設営を手伝っています。

「文化祭」が終わって翌11月7日(火曜日)から木造校舎「南棟」の解体作業が始まりました。同月25日から基礎工事の杭打ち作業開始。<第1期工事>として、鉄筋コンクリート造り3階建ての「南棟」新校舎が完成したのは翌年5月。<三部制>生徒は、連休明けから新校舎での授業が始まっています。

【写真↓】解体作業が始まり西棟は半分になりました。


本校校舎が解体され新築(改築)されるということを、私たちが在籍している間に経験したというのは何か因縁めいたものを感じます。古い殻を破って新しい装いを身につける。と、同時に社会全般も大きな岐路に立たされていました。校舎の改築と時期を同じくして社会構造も大きな変革期にありました。「校舎改築と社会変革」は一見何の関連もないようですが、それは、ひとつは時代の要請でもあったのでしょうか。

【写真↓】運動場が資材置き場になっています。


私自身、中学の同級生とは競技トラックを2~3周遅れで高校生活を送るようになったのですが、むしろ「遅れた」ことで、同級生とはまた違った体験をすることになりました。ある意味、周回遅れであったからこそ<時代に間にあった>というわけです。



ただ、「社会変革」という<時代の波>を如何にとらえていくかは本人次第。次回からは、〔<時代の波>に対応していった生徒たち〕の物語へと移ります。

⇒〔第3部〕了。
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