学生の姿は見られない。空のごみ箱だけがあちこちに目立つ。絵の白い建物は体育館。すぐそばには400メートルトラックの陸上競技場がある。
明星大学の2つの学部があったけど、いまは日野キャンパスに移ってしまった。「使われていないと、手入れに余計手間がかかるんだ」と近くのベンチで休んでいた人が話してくれた。
このキャンパスで「油絵の基礎」講座を学んだ。大学の生涯学習講座で、3か月ほど通ったけれど、学生のいないキャンパスは「もぬけのから」といった感じ。
いまはもう大学キャンパス跡地といったほうがいい。次はどんな団体、企業、工場などが入ってくるのかなあと思う。いまの施設を生かせれば、いちばんいいのだろうけど。