メグブログ(美咲歌芽句)

Jeane+荒涼天使
 (ex.Mr.Kite)

雲上からの葉書

2007-07-03 05:37:21 | 日記
白石かずこさんは私から見れば雲上の人だ。
白石さんは少なくとも私の知る限りでは、日本の女性詩人の中ではやはり群を抜いた存在で、まだ彼女を越える人は出ていないと思っていて尊敬している人なのだけど、その彼女に畏れ多くも自分の詩集と「May,3」のCDを送った。ある方の勧めもあったのだが、ガクさんに彼女のポエトリー・リーディングのCDをもらったことも一つのきっかけかもしれない。何しろ私はシンクロニシティを重視するので。
返事などまったく期待していなかったのだけど、今日なんと彼女から自筆の葉書をいただいた。
寝ぼけまなこで差出人の名前「白石かずこ」の文字を見て、胸がドッキン、ドッキンと高鳴った。
急いで顔を洗い、冷たい水をコップ一杯グッと飲み干してから改めて葉書を手にした。

葉書は手漉きの和紙。
そして冒頭からいきなり「CD、うん、いいですね。サウンド楽しかった」とある。ワォ! うれしいな。そして詩集はまず『荒涼天使たちの夜』というタイトルがいいと。最後の自伝的エッセイ「地上に墜落した日」から読んでいただいたらしく、同世代でも同じ体験の詩人たちは結構いないらしい。年齢は違うけれど、かぶってるとこがあるとのこと・・・。たぶん風月堂あたりか?
また、「ジプシー・ソウル」なんていいタイトルで、文章や詩にスピードがあって一緒にラップしながら読んでると、あ、そうだ。自分の詩じゃなかった。なんて書いてあり思わず笑ってしまった。最後は「現実感とリアリティがあり。Thank you very much」とあった。

ワォ! ひょっとしてこれは褒められたの?
 夢じゃなかったらいいなぁと思いほっぺたをつねってみる。痛い! わ~い、わ~い。憧れの白石さんにCDも詩集も褒めてもらえた。うれしいなぁ。
この雲上からの葉書、私の宝物にします。
ありがとう白石かずこさん。