やっパリ、メトロで。

パリ在住だったブログ主が語る、パリ・フランス、日本の交通系散歩日記。鉄分やや多め。

【駅】Charles de Gaulle - Etoile駅 凱旋門の脇にある石造りの出入口

2013-06-02 | Métro 駅
駅の出入口装飾は幾種類もあり、パリのメトロを観察する楽しさを倍増させてくれます。
今日はその一つ、Charles de Gaulle - Etoile駅の石造りの装飾を紹介します。

当駅はパリを代表するモニュメントとしてしばしば写真に現れる、凱旋門 (Arc de Triomphe)のアクセス駅です。
Etoile広場(「星」の意。広場から星のように放射状に道がのびている)より改名された
Charles de Gaulle(シャルル・ド・ゴール)広場の下部にあり、
メトロ1, 2, 6号線とRER A線が乗り入れる、パリ市西部の乗換駅としても機能しています。

観光でしたら、まずもって凱旋門を真正面にのぞむ、
シャンゼリゼ通り(Avenue des Champs-Elysées)側の1番出口から出るのですが、
今日はヴァグラム通り(Avenue de Wagram)方面の4番出口から出てみます。
当駅から在仏日本大使館へ向かうのにも利用されます。

この出口を地上に上がると、凱旋門の右面に出てきます。

石造りの装飾がこの出入口を取り囲んでいます。
この重厚な装飾に関する説明文が、地下出入口にありました。(クリックすると拡大します)

これを参照しながら、かいつまんで説明すると、
この出入口の装飾は、1904年に、
建築家カシアン=ベルナール氏 (Marie-Joseph Cassien Bernard) によって設計・制作されていて、
パリ・オペラ座ガルニエ宮に調和するようなデザインとなっています。
当時多くの駅出入口で採用されたアール・ヌーヴォー様式とは異なり、
主にオスマンによって整備された広場や大通りに面する駅に採用されているとのことです。



出口の右は凱旋門、左はベルギー大使館と、やはり重厚な景観が並び、出入口もこれに調和しています。

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