やっパリ、メトロで。

パリ在住だったブログ主が語る、パリ・フランス、日本の交通系散歩日記。鉄分やや多め。

【駅】Montparnasse - Bienvenüe 駅~近代地区のターミナル駅

2013-12-09 | Métro 駅
仕事前のひと時、
女子たちと近くのクレープ屋さんでクレープを食べて、
歩いてきたのはSNCFのモンパルナス駅 (Gare Montparnasse)。

南西方面へ向かうTGVや長距離列車と、パリ南西方面の近郊列車が発着します。

この界隈にブルターニュ名物のクレープ屋が多いのは、
ブルターニュからの列車の始発・終着駅であるためです。
また、再開発前は、画家が多く住む地区でもありました。
現在でも隣の Edgar Quinet 駅周辺では、絵画のマルシェが立ちます。

まだ「パタパタ」が残ります。




近代的な駅舎です。

さて、ここからメトロに乗る場合、

この駅になります。

Bienvenüe の u の上には、トレマ (tréma) が付いていて、
フランス語をご存知の方ならおかしく思うかもしれません。
これは、「ようこそ」の意味の bienvenue ではなく、
パリにおけるメトロ建設を語る際に欠かすことのできない技師、
「メトロの父」(Père du métro de Paris) Fulgence Bienvenüe 氏の名です。
http://www.ratp.fr/fr/ratp/c_10575/fulgence-bienvenue-le-pere-du-metro/
彼の名を冠した広場が、モンパルナス駅北側の地区にあります。

4, 6, 12, 13号線と、
4路線が乗り入れるメトロのターミナル駅になっていますが、
乗り換えは案外厄介です。

SNCFのモンパルナス駅に近いのは、6号線のホームです。

線路はゴムタイヤ軌道です。

また、これに比較的近いのは、13号線ホームです。

旧タイプの駅名票。タイルに書かれています。

13号線にはホームドアが設置されています。

さて、問題はここからです。

他の2路線は、同じ駅として括るのが不思議なくらい、ひどく離れています。
地図左下が SNCF モンパルナス駅と6号線、13号線ホーム付近。
駅から、北に向かって地下を歩きます。
地上には、モンパルナスタワー (Tour Montparnasse) と、ショッピングセンターが立っています。

それらを超えたところ、地図右上あたり、1940年6月18日広場 (Place du 18 juin 1940)や
ビアンヴニュ広場 (Place Bienvenüe) 付近地下に、
4号線と12号線のホームがあります。
歩いてみましょう。

動く歩道に乗ります。先が霞んで見えない~~~か?

まだまだ。

途中にはメトロにまつわるA~Zが壁面に書いてあります。
案外ためになる暇つぶし、フランス語読める人はどうぞ!

長旅にてござった。振り返ってみます。


12号線ホームがここから近いです。

線路は鉄車輪の軌道です。

4号線ホームはまだ歩きます。

やっと着いた!!
ゴムタイヤ式の軌道です。
上下線の真ん中に柵があるのが、4号線の駅全般に見られる特徴です。

ここでの乗り換えはできるだけ避けたいものです。
ストレスなく乗り換えられるのは、6号線と13号線。
4号線と6号線、4号線と12号線、6号線と12号線相互の乗り換えは、前後の別の駅でするのが吉。

このように、Montparnasse 駅側と、Bienvenüe 広場側に分かれた構造をしているため、
両方の名前をとり、一つの駅名になっているのです。

あー、長かった。クレープ分のカロリーは消費した模様。
おなか減ったけど、仕事行ってきます!

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