やっパリ、メトロで。

パリ在住だったブログ主が語る、パリ・フランス、日本の交通系散歩日記。鉄分やや多め。

RATPとJR東日本の相互協力

2013-06-03 | Métro いろいろ
国際公共交通連合(Union internationale des transports publiques : UITP)の総会が開かれたスイスのジュネーブで、
去る5月27日に、パリ交通公団 (Régie autonomie des transports parisiens : RATP)と、
東日本旅客鉄道(JR東日本)が、鉄道の運営、システムなどでの相互協力を行うとの覚書を交わしたとのことです。

JR東日本側のプレスリリース(PDF)
http://www.jreast.co.jp/press/2013/20130515.pdf
RATP側のプレスリリース(PDF, フランス語)
http://www.ratp.fr/fr/upload/docs/application/pdf/2013-05/cp-accord-de-cooperation-groupe-ratp-jr-eastfr.pdf


RATPは、パリ周辺のメトロ、RER、バス、トラムといった都市内輸送を中心に、
グループ会社を通じて現在世界十あまりの都市で都市内公共交通の運営に携わっています。


一方のJR東日本ですが、都市内、都市間、高速鉄道と様々なタイプの67線区の鉄道を運行しており、
日本はもちろん、世界最大の鉄道事業者でもあります。

この交流は、信号システムや輸送管理などといった技術の発展にまずは寄与するものと思われますが、
一利用者としては(趣味的に)想像も膨らみます。
両者の駅や路線図、サインシステムなどのデザインに影響を及ぼしあったり
先日のログに挙げたような翻訳も解消しやすくなります)、
ウルトラCとして、パリのメトロ駅に発車音楽が流れたり、
または、音が氾濫している東京の駅がパリのように控えめになったり。

フランス語に携わり、日本とフランスの鉄道を趣味とする者としては、大変楽しみなニュースでした。