みらいやの小説創作・新人賞挑戦日記

講談社児童文学新人賞にて最終選考まで行った「みらいや」の新人賞挑戦日記。「駆け出し作家の執筆日記」に変わる日は近いのか?

新作プロットを練り始める

2007-03-14 | 小説執筆

 講談社児童と電撃に投稿してしまうと、小説に関わる作業はなくなった。溜まっていた本を読んでみたり、ネットを徘徊してみたりしても、何か空虚感がある。肉体労働のほうも小休止ということで、時間もある程度ある。
 こういうとき、やっぱり物語に心は向く。新しい話をつくりだすこと、それ以上に充実感を感じるものはない。小休止期間がすぎれば時間はあまり取れないし、ほかに翻訳(残念ながら、文芸ではなく産業翻訳)の仕事もちょこちょこ入ってきているので、予定は組めない。それでも物語をつくることに携わっていさえすれば、毎日の生活の張りが違う。
 ノルマも目標とする賞も、何も決めずに書こうと思う。ただ前作の反省から、枚数は200から300枚ぐらいに抑えたい。せっかく書き上げても送る賞がないのでは、張り合いがない。あと最近の投稿結果から、児童文学とライトノベルの中間、というか、どちらでも通用するようなものにしたい。投稿結果が一番出ている分野が、やはり自分が得意としている分野ということになるだろう。不得手な分野であがくよりも、得意な分野で一点突破を狙うほうが、創作にかけた時間や労力が報われる可能性は高い。時間は限りあるものなので、打算的にもなってしまう。
 そのようなことを頭に置きながら、まずはプロット練りを始める。今回は、思いついたことをなんでもメモしていって(ほとんどパソコン上でだが)、それらがある程度溜まって、世界観やストーリーの流れが見えてきたところで実際に書きだそうと思う。プロでもなく、締め切りがあるわけでもないので、あせらず、楽しむ余裕を持って、ひらめきに任せてメモを重ねていこう。小説を書く上で、この作業が実は一番楽しいのかもしれない。充実感は実際に原稿を書いているときだが、楽しさといえば、発想を真に自由にひろげられるプロット練りだ(ちなみに推敲作業はつらい)。どんなひらめきが来るか、どこまで発想をひろげられるか、小説のできに直接関わってくる大事なところでもある。まあ、気負わず、気ままに、楽しんで進めていこう。