みらいやの小説創作・新人賞挑戦日記

講談社児童文学新人賞にて最終選考まで行った「みらいや」の新人賞挑戦日記。「駆け出し作家の執筆日記」に変わる日は近いのか?

最終選考会を前に

2006-08-22 | 新人賞
 最終に残った新人賞の、選考会が近づいている。もちろん自分では自分の作品はおもしろいと思うが、自信はどんどんなくなってきている。今月に入って、すばる文学賞と小説すばる新人賞の一次落選がわかった。新作ではないが、やはりダメージは受ける。また、ZIGZAG ONLINEのランキングも下位で低迷したままだ。読者に受け入れられないというのが、はっきりと形になって出るというのもダメージは大きい。最終に残ったものがなかったら、満身創痍の状態だ。長いこと書いてきて、いまだに一次落ちを繰り返しているような者が賞など獲れるのか? 自信など持てるわけがない。
 いままであまりジャンルに偏りなく、いろいろな賞に応募してきたが、結果はかなり偏っている気がする。自分でははっきりわかっていない適性があるのだろう。一般向けは、純文学、エンタメともに全滅に近い状況にある。大人に読ませるには、陰が足りないのか? あまりに健全すぎるのか? ライトノベルでは、男子向けより少女向けのレーベルのほうが結果はいい。まあこれはわかる。男子向けに必要な萌え分とかバトル分とかが、自分にはそれほど書けない。あとは今回最終に残ったジャンル。いままであまり応募してこなかったが、ここには適性がいくらかでもあるのだろう。
 モチベーションや自信を保つためにも、まず自分の作風を知って応募先を決めていくべきだろうと思う。落選したらもちろん、たとえ今回受賞してもそれほど続けて本をだせるようなジャンルではないので、これからも応募は続けていくことになるだろう。
 今回の最終選考会は、それで終わりではなく、単なる一通過点にすぎない。次の応募を見据えての新作の推敲、昔の作品の全面改稿、これらの作業を進めていくうちに、賞応募サイクルの一過程として最終結果が入ってくる。それだけのことだ。その結果の如何に関わらず作業は続き、応募も続く。受賞した場合のみ、書籍化の作業が入ってくるだけで、大きく変わることはない。
 こんな気持ちで結果を待ちたい。落ちたとしても、そのジャンルの一線級のプロ作家による講評をもらえるのだから、それはそれでうれしい。