CACAO通信パート2

食べ物、思い出、その他、不定期に更新しています。
また、母校の県立生田高校3期生の連絡も。

英語のできない私をせめないで!/小栗左多里

2008年08月19日 | 本と雑誌

著者は、「ダーリンは外国人」という作品も書いています。つまり、英語がネイティヴな旦那さんを持つ漫画家のなのですが、彼が日本語がペラペラなため、英語は初級の上(~中級)レベルらしいのです。ところが、外国に住むことを検討しようということになり、日常会話が出来るようにならなくては!ということになりました。旦那さんがネイティヴなら彼に習えば一番いいじゃないと考えるのは浅はかなようで、言葉を教えるようになって関係が悪くなる国際カップルが多いのだそうです(そう言われれば、なんとなく想像出来るような気もしますが・・・)。さてそんなところへ、英会話学校へ体験入学してルポ漫画を描いてみないかという依頼が舞い込んだわけです。「ユニークスクール」と名づけられた企画の性格、変わった学校を選んで行ったようですが・・・、「米軍ハウスでのレッスン」「演劇を通して」「料理をしながら」「映画を使って」。ルポが終わってからさらに・・・英語の本を読んで。ネットで勉強。自費で英会話スクールへ。ネットで先生探し。・・・という風に、様々なスクールや方法を試す様子が、所々漫画を交えておもしろおかしく描かれています。ユニークスクールは、はっきり言って単に目先を変えているだけで、同じようなものじゃん!という感じですね。ネットの様々な便利なサイトやメルマガは、語呂合わせで単語の意味を覚えるというのが、古典的な感じですが笑えて、話としてはおもしろかったです。 例:significant=重要な→重要な 書類が濡れた すぐに拭かんと  なかなかすごいですよね。どこが英語か忘れそう?!毎日メールで単語が送られてきて、それを覚えていくというのもあって、ついつい溜まってしまうが削除できない、という体験も載ってました。これは私も似たような経験があります(苦笑)。他に印象に残ったのは、5万円なりを払って、12日間で英語耳になるという通販の教材を買う話です。1日1時間、12日間聞くというのだそうですが、聞いているうちに寝てしまうので立って聞いたという話は笑えました。まだまだおもしろい話はあるのですが、へ~と思ったのは、ネットで先生をさがすというサイト。手数料を取って、教えたい人と教わりたい人の仲介をするのだそうです。まぁまぁ良かったようです。

漫画が混ざっていることもあるのですが、とにかくおもしろいです。自分の経験から言ってズバリこれがおすすめ!というような内容ではないので、そういうストレートな意味ではあまり参考にはなりません(反面教師にはなる?)。ただ、英語に限らず、外国語を身に付けたい、でも上手く行かなかった、続かなかったという経験を多少なりともお持ちの方には、身につまされつつも、楽しく読めると思います。


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