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自衛隊の輸送機に、何をビビッてるのか?

2008-05-30 21:35:54 | 中国
自衛隊機派遣を見送り、世論配慮の中国側が受け入れ難色

 政府は29日、四川大地震の被災者に向けた緊急支援物資の輸送について、航空自衛隊機の派遣を見送る方針を決めた
 世論の反発に配慮した中国政府が、受け入れに難色を示したためだ。日本政府は民間のチャーター機による輸送を検討する方針だ。実現すれば自衛隊部隊の戦後初の中国派遣だったが、見送りとなったことで過去の歴史に対する中国国内の複雑な感情を浮き彫りにした。
 政府は中国側の物資提供の求めを受け、自衛隊派遣の準備を進めるとともに、中国側との調整を続けていた。29日午前には、斎木昭隆・外務省アジア大洋州局長が北京市内の中国外務省で武大偉外務次官と協議した。武次官は席上、自衛隊機派遣に対する中国国内の厳しい空気を伝えたと見られる。
 政府筋は29日夜、「『自衛隊でもいい』と言った意見が中国政府のコンセンサス(合意)ではなかったという、向こうの縦割りの問題だ」と指摘した。外務省関係者も「自衛隊派遣が報じられたことで中国に副作用が出ている。物資を届けるという本来の目的と両立しなくなっている」と述べた。
 救援物資の提供は、27日に北京市内で行われた、日本の防衛駐在官と中国国防省との協議で、中国側から要請された。
 テントや毛布の提供を求める中国側に対し、自衛隊に対する反発を懸念した日本側が運搬手段について相談すると、中国側は、北京や成都などの空港まで自衛隊機が物資を運搬することを認める意向を示したという。
 中国では、インターネット掲示板で自衛隊を旧日本軍と結びつけ、派遣に反対する意見が相次ぐなど、強い反発が出ていた。今回の地震ではすでに米国、ロシア、パキスタンの空軍機が被災地向けの援助物資を運んでいるが、中国政府も国内世論の反応を見て、日本の自衛隊機の受け入れは難しいと判断したと見られる。
 北京の日本大使館関係者にも、中国側から「自衛隊が派遣されると国内世論が持たない」という声が寄せられていた。
 防衛省は、C130輸送機3機が四川省成都に陸上自衛隊や兵庫県などのテント計約200張り、毛布約3600枚、食料などを運ぶことを計画していた。政府はこうした物資を運ぶため、民間のチャーター機数機を早急に準備する方針で、時期や航路などを今後、中国側と調整する。
(2008年5月30日03時03分 読売新聞)


 中国(シナ)と日本の交渉で、決まらないうちに日本側が報道発表してしまったのが悪かったのかもしれませんが、それはそれとして、今回のゴタゴタは面白い題材を提供してくれました。

 日本国憲法9条で、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」という制約を持ち、他国に戦争を仕掛けることすらできない日本の自衛隊の輸送機が数機だけで中国上空を飛び、地震の救援物資を運ぶのに、何故、中国は過剰反応しているのでしょう?
 核大国の米国・ロシアよりも、自衛隊の輸送機の方が怖いのか?

 米国・ロシアの軍用機が既に中国に着いており、更に、韓国空軍機も中国人民解放軍の要請に基づき中国で物資の引渡しを完了しています。
 その米国・ロシア(旧ソ連)・韓国と中国は過去に次のような戦争をしています。
(1)朝鮮戦争 (1950~1953年)
 北朝鮮を支援するために中国人民解放軍が参加(国民党軍を使用)し、米韓軍と戦争
(2)ベトナム戦争 (1959~1975年)
 ソ連や中国が軍事支援した北ベトナムが、米軍と戦争
(3)中ソ国境紛争 (1969年)
 中国とソ連が国境の領土で戦争
また、米国・ロシアは核大国でもあります。

 そんな戦争をした相手の国の軍用機を中国内に入れておいて、日本は戦争で連合軍に負け、武装解除・憲法廃止さえもさせられた国でありながら、その国の輸送機さえ入れないのは不思議です。
 更に、中国共産党は、自称「日本の侵略から中国を解放した」のではなかったのでしょうか(皮肉)。そんな中国共産党の人民解放軍なら、輸送機が数機飛んできたところで、不都合なら打ち落としてしまえば良いだけです。
 一体、何を中国は恐れているのでしょう?
 旧日本軍が強すぎたからでしょうか。南京大虐殺で30万人も殺したからでしょうか(皮肉)。
 それとも、日本の自衛隊が国際救助隊のように規律正しく勤勉に活動する姿を中国の国民に見せたくないのでしょうか。反日教育・愛国教育をしている手前、忌むべき日本の軍隊(自衛隊)と仲良くなる姿は見せれないのでしょうか。

 自衛隊の輸送機を中国領内に災害救助でも入れることを拒む姿は、中国政権内部の反日勢力(軍部・派閥)が未だに強い存在であることを示してはいますが、他方、これは中国の弱さの表れでもあり、今後、日本側として上手く利用すれば、中国を利用したり、中国共産党独裁から中国を改革・解放することもできる可能性があります。

 なお、先日、胡錦濤主席が訪日し、「日中両政府の交流と協力の強化に関する共同プレス発表」を行い、次のような文面があります。
 双方は、「戦略的互恵関係」の包括的推進に関する日中共同声明を発表し、同共同声明を着実に実施するため、以下の共通認識に達した
6.両国防衛当局間の相互信頼を増進するため、本年中に日本国の防衛大臣が訪中する。
7.双方は、本年3月に開催された日中防衛当局間協議を歓迎した。両国防衛当局間の相互理解を深めるため、引き続きハイレベルでの防衛当局間協議を継続する。
8.本年2月の統合幕僚長の訪中に続き、本年6月に中国人民解放軍空軍司令員が、本年後半に海軍司令員及び副総参謀長がそれぞれ訪日する。
9.昨年11月の中国人民解放軍海軍艦艇の訪日に続き、本年6月に日本国海上自衛隊艦艇が訪中する
11.双方は、軍種間、防衛関係の教育機関・研究機関間の交流の拡大を検討していく。
12.双方は、国際連合平和維持活動(PKO)、災害救援等の分野での協力の可能性を検討していく
13.双方は、両国防衛当局間の相互理解及び相手国への理解を深めるため、中国の人民解放軍青年将校と日本の自衛隊若手幹部との相互訪問を強化することで一致し、年度内にそれぞれ15名程度の尉官級幹部を相手国へ1週間程度相互招聘することで一致した。

 夢のまた夢で、出来ないことを、出来るように努力目標としている姿勢だけを評価しておきましょう。
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おまけ: 中国当局、米商務長官のPCデータ盗み→システム侵入図る


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