2月24日(土)にいつもの講座を開きます。
今回のテーマは「小説とは何か ―芥川龍之介『白』再読―」です。
先月は「小説とは何か」を特に「追悼 亡くなられた小泉浩一郎さんの霊に向けて―
「森鷗外生誕一五〇年記念シンポジウム」を起点にして―」というテーマで、
三島由紀夫の『金閣寺』をどう読むかをお話ししました。
どちらも問題にしていることは死と生の相関の問題です。
今回はその死と生の相関をテーマにした芥川の近代小説の一つの極意のような小説、
『白』、これは童話の形式ですが、近代小説のそのものでもあります。
これをいま世界の戦争を意識しながら、問題にします。
『白』は大正12年、芥川が死の3年前に書いた犬についての童話です。
これは友だちの黒君を見殺しにしたために体が真っ黒になった「白」が
飼い主の家の「坊ちゃん」や「お嬢さん」に追放されます。
その後、命を棄てて人のために尽くし、「義犬」となり、
最後にまた元の白い犬になって「坊ちゃん」「お嬢さん」に喜ばれる話です。
これは芥川の自決とも深く関わっています。
わたくしは以前、この『白」について、
「『白』の行方―近代文学は「愛と認識のからくり―」というタイトルで論じました。
これは平成23年(2011年)3月、都留文科大学『国文学論考』に掲載されました。
今回、これを実に13年ぶりに読み返してみました。
当日は、現在、これをどう読むかをお話しします。
以下はいつもの係の方から掲載依頼された掲示文です。
はじめて方も歓迎します。大勢の皆さんのご参加をお待ちしています。
※下記時間は日本時間です。
作品 芥川龍之介の童話『白』
講師 田中実先生(都留文科大学名誉教授)
日時 2024年2月24日(土)13:30~15:30
参加方法 zoomによるリモート
申込締切 2024年2月23日(金)19:00 まで
参加をご希望の方は、下記申込フォームから申し込んでください。
申し込まれた方には、締め切り時間後に折り返しメールでご案内します。
https://forms.office.com/r/B41gNUxr2z
(昨日アップした申込フォームは先月のものでした。失礼しました)
問い合わせ:dai3kou.bungaku.kyouiku@gmail.com
主催 朴木(ほおのき)の会
今回のテーマは「小説とは何か ―芥川龍之介『白』再読―」です。
先月は「小説とは何か」を特に「追悼 亡くなられた小泉浩一郎さんの霊に向けて―
「森鷗外生誕一五〇年記念シンポジウム」を起点にして―」というテーマで、
三島由紀夫の『金閣寺』をどう読むかをお話ししました。
どちらも問題にしていることは死と生の相関の問題です。
今回はその死と生の相関をテーマにした芥川の近代小説の一つの極意のような小説、
『白』、これは童話の形式ですが、近代小説のそのものでもあります。
これをいま世界の戦争を意識しながら、問題にします。
『白』は大正12年、芥川が死の3年前に書いた犬についての童話です。
これは友だちの黒君を見殺しにしたために体が真っ黒になった「白」が
飼い主の家の「坊ちゃん」や「お嬢さん」に追放されます。
その後、命を棄てて人のために尽くし、「義犬」となり、
最後にまた元の白い犬になって「坊ちゃん」「お嬢さん」に喜ばれる話です。
これは芥川の自決とも深く関わっています。
わたくしは以前、この『白」について、
「『白』の行方―近代文学は「愛と認識のからくり―」というタイトルで論じました。
これは平成23年(2011年)3月、都留文科大学『国文学論考』に掲載されました。
今回、これを実に13年ぶりに読み返してみました。
当日は、現在、これをどう読むかをお話しします。
以下はいつもの係の方から掲載依頼された掲示文です。
はじめて方も歓迎します。大勢の皆さんのご参加をお待ちしています。
※下記時間は日本時間です。
作品 芥川龍之介の童話『白』
講師 田中実先生(都留文科大学名誉教授)
日時 2024年2月24日(土)13:30~15:30
参加方法 zoomによるリモート
申込締切 2024年2月23日(金)19:00 まで
参加をご希望の方は、下記申込フォームから申し込んでください。
申し込まれた方には、締め切り時間後に折り返しメールでご案内します。
https://forms.office.com/r/B41gNUxr2z
(昨日アップした申込フォームは先月のものでした。失礼しました)
問い合わせ:dai3kou.bungaku.kyouiku@gmail.com
主催 朴木(ほおのき)の会