ローマでは、1日ヴァチカン観光も楽しみました。
うーん、楽しんだというより、ヴァチカンの文化に触れてきた、といった感覚。
写真は、ヴァチカンを正面から☆この向こうに教皇がいらっしゃるんですよね。
カトリックのドンですよねー。(ってこんな言い方いけないかっ)
街のお土産屋には教皇のポストカードが所狭しと並んでいました。
まず、朝。
ちょっと遅れ気味で、ローマのホテルからヴァチカン博物館へ向かいます!
ここでは、あの、ミケランジェロの『最後の審判』が待っているのです。
着くと、もう、長蛇の列。。。人人人。。。
ローマの観光客規模をナメてはいけません…約2時間半程待ったかな^^;
中は案外こじんまりとした通路で繋がれていて、少し迷路っぽく。
でも、その通路は果てしなく続いていく感じ。
興味深かったのは、地図の間。昔々作られた大きな地図。
それも、イタリアの各地方の細かい地形まで記された大きな地図。
そういったものが何十枚も壁一面に掛けられた廊下です。
それから、キリスト教をテーマにしたタペストリーも圧巻でした☆
そして、なんと言っても・・・廊下をずっと奥へ進んで・・・
システィーナ礼拝堂にあるミケランジェロ『最後の審判』。
礼拝堂の天井一面に力強く広がっているのです。
壁には旧約聖書、新約聖書の絵。
これまで多くの教会で、数え切れない同じテーマの絵を見てきましたが、
ミケランジェロの天賦の才を、感ぜずにはいられない・・・そんな心持ちでした。
そして、中の郵便局から、ヨーロッパに来て2通目の便りを出しました。
ただヴァチカンのスタンプが欲しかっただけなんですがね^^;
そして、ヴァチカンの広場へ移動~。
はー、また1時間ほど並びましたぁ。
ヴァチカンの聖堂。
それは想像を絶する大きさと豪華さと。聖地ですもんね。
(観光客がいっぱい来てゴメンナサイって感じです…)
そこで私が一番みたかったもの。それは、またやっぱりミケランジェロ『ピエタ』。
これも本当に感動が大きかったです。
マリアの表情はどの「ピエタ」よりも優しく、悲しげで。
たぶん何時間でも見ていられると思います。
少し距離があり、近づけないので、キリストの顔を見ることはできません。
十字架から降ろされ、マリアに抱かれて、ただうなだれている様子だけです。
オペラグラスを持参した人、ビデオをなめるように回す人。
みんな真剣に『ピエタ』を見つめています。
この『ピエタ』には、サインを残さないミケランジェロもサインしているとか。
パトロンの物でもない、彼の、彼だけの『ピエタ』なのかもしれません。
ヴァチカンの聖堂は、遠ざかれば遠ざかるほど、
青い空に美しく映え、やはり皆が目指す所たる威厳を感じる気がしました。
ちなみにヴァチカンにはパスポートは不要です