P の本棚

自分が読んだ本や見た映画の記録として。
ストーリーの紹介や感想ではありません。
あしからず。。。(__)

誰にも書ける一冊の本 荻原浩

2012年02月05日 | 荻原浩
否定していたはずの未来の自分の姿が
気がつくの目の前に転がっていて、
気がつくと重ねてきた年輪と一つ一つのピースが
まるで幻のように自分のあちらこちらにぶら下がっている

何をなし何を考え、どこに行くのか、そんなこと考えてみたところで、
結局どの道を歩んでいても、今ここに立っているのかもしれない

文字に表せるものなど限られていて
言葉にできない思いの方が深く根付いていて
幻のように自分の奥深くで眠りについてはまた目覚める

自分の人生を愛おしいと本当に思えるのは、
自らの死を実感する瞬間に直面してしまった時ぐらいなんだろう
その後に自分の思いがどれだけ残るのか
そんなことを想うのだろうか



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