P の本棚

自分が読んだ本や見た映画の記録として。
ストーリーの紹介や感想ではありません。
あしからず。。。(__)

池袋ウェストゲートパークⅩプライド 石田衣良

2012年06月27日 | 湯本香樹実
以下、そのままラストシーンより、引用。<(_ _)>

>最後に一言。
>あんたがどれほどきついところで生きてるのかは分からない。
>だが、おれは全力でいう。
>負けるな、明日は必ずやってくる。
>つぎのステージで、また会おう。

ということで、幕引きらしい。。。

贖罪 湊かなえ

2012年06月18日 | BOOKS
そういえば、亡くなった友の話をしていると
意外に同じ共通点の話は少なかったりする。

それは人がみな、自分と向き合ってるひとりひとりに
それぞれ違う顔を見せているということなんじゃないかと。

相手によって顔を変えてるってことじゃなくて、
話してることやその時に抱いた感情などによって
自然と変わってくるということで。

自分の目の前にいる人もきっとみんながそうであって。
だから、自分にとってのその人を、
ただ真正面からとらえればいいのだと思う。

信じるとかそんな難しい話じゃなく、
人ってそんなに器用な生き物やないような気がするから。。。

ところで、
何重にも張りめぐされた伏線の中から
微妙な距離感のあるところと最後の最後に結び付ける
さすがです。


白い服の男 星新一

2012年06月13日 | BOOKS
不安という感情がもたらす不安定感
これを素材とした物語が、
不思議な世界観を描き出している。

先が見えないことを不安に思うか
それを楽しみにとっておけるかで、
人生の楽しさはうんと変わってくる。

出来ればちょっと先の人生に
楽しみをとっておければ、
今を楽しく生きていけるに違いない。


月は怒らない 垣根涼介

2012年06月04日 | 垣根涼介
なんだろう。
同じ瞳をもっているということなんだろうか。

たぶん、いろんな言葉で言いかえられるんだろうけど、
人と人が同じ感覚を持てる人に出会ったときに感じる感覚。

価値観だったり、好き嫌いだったり、
人との距離の取り方だったり。。。

きっといろんな形があるんだろうけど、
そういう出会いを持てたことは、とても恵まれたことだと思う。

だからこそ、
出来れば、自分が月のような存在になりたい。
出来ないことだとは分かっているけれど、
そこを分かっているだけでも、少しは力になれるだろうから。
苦しみながらも、空に浮かぶ月を見上げながら。

マイ国家 星新一

2012年06月02日 | BOOKS
ガムシャラになればなるほど、手に入れたいものは遠ざかっていく。
いったい何が悪いのか?どうすればいいのか?
考えれば考えるほど、ドツボにはまっていく。
笑ってしまうほどに。。。

これは皮肉なのか。。。
いや、きっとこれが面白さ、趣というものだろう。
思い通りにならないからこその今日であり、
それでこそ、明日が訪れる。。。

でも、たまにはラッキーパンチも欲しいよなあ。
笑ってしまうぐらいの幸運が(笑)。