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P の本棚

自分が読んだ本や見た映画の記録として。
ストーリーの紹介や感想ではありません。
あしからず。。。(__)

神様の御用人 浅場なつ

2014年12月28日 | BOOKS
神道の国、日本にいながら、我々は神様という存在を全然分かっていない。
自分たちの都合にいいように理解して思い込んで、
しかしこの物語のように考えると、神話もとても面白く楽しいものになる。

いとしかったり、せつなかったり、恐ろしかったり、悲しかったり。

パピヨン 田口ランディ

2014年09月07日 | BOOKS
エリザベス・キューブラー・ロスの謎を追いかけることは
人の命の謎を突き詰めていくことだった

結局は覚悟なのだと思う
どこまでを受け入れていくのか
時代が違えば、命へのこだわり方も変わってくる
生きぬいていく困難さはどんな時代もあるのだけれど
人が負担に感じるストレスの場は変わってくる

それを恵まれた時代ということも出来るのだろうが
知らないということも実は不幸せなんだと思う。

ヒート 堂場瞬一

2014年08月24日 | BOOKS
走力は努力した分だけ、嘘をつかない。
しかしどうしても到達できない壁がある。
その壁は人それぞれで、それが才能というものか。

しかし人一倍努力した人間には、その壁を打ち破る瞬間があるらしい。
そのときにその壁を越えるだけのエネルギーを自分の中で持ち続けていけるのか。
強い意志とプライド。最後は結局根性か。。。


チーム 堂場瞬一

2014年08月24日 | BOOKS
なんのために走っているのか
ただひたすらに走っているとなぜ自分はわざわざこんなしんどいことをしてるんだろう、と不思議に思う。
結局は自分のためなんだけど、その自分の弱い意志が折れそうな時、
応援してくれる人の想いは、本当に強く自分の背中を押してくれる。

待ってくれている人がいるから、必ず戻っていかなきゃならないから。。。
そして自分自身と戦い続けていくために、自分に負けない自分であるために。

図書館内乱 有川浩

2014年08月19日 | BOOKS
大切な人を守るためには
自分の中の誇りを守らなければならない。
心をまもるためには
やさしくそして強くなくてはならない。

同じ過ちを繰り返さないためには、
目をそむけて遠ざけるのではなく、
しっかりと現実を見据えて、戦い続けなければならない。
守り抜いていくためには。


錨を上げよ 百田尚樹

2014年06月29日 | BOOKS
社会のシステムの中でまやかしの居場所を得て安心することをよしとせず、
真実であるものを実感できる人生の正体を捕まえようと足掻き、
しかしどれも決して永遠に続く真実ではなかった。
芸術のみが独立した存在として、自分を高めてくれる。
人と人の間でしか生きられない人にとって、
その人生の真実とは何か。
結局ははかない一瞬一瞬ではないのかな。
はかないゆえに愛しい。

「黄金のバンタム」を破った男 百田尚樹

2014年06月20日 | BOOKS
何もない時代に人々の夢になった男。
破れ去った男たちとつかみとった男たち。
自分の体と拳で、すべてを切り開いていった男たち。
生きていくことに必死だったからこそ、見守る側も必死だったに違いない。
求められたのは必死に生き抜く力や希望。
そして、決して負けない心。

奇跡のリンゴ 石川拓治

2014年05月21日 | BOOKS
目の前にある命の前で謙虚であること。
それは動植物に関係なく、生かし生かされていることを受け入れること。
効率と本質を天秤にかけて、本来の目的をすげ替えてしまえば、もう真実にはたどり着けない。
本物に触れるともう戻れないのと表裏。
一度食べてみたいな。