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P の本棚

自分が読んだ本や見た映画の記録として。
ストーリーの紹介や感想ではありません。
あしからず。。。(__)

和菓子のアン 坂木司

2012年11月12日 | 坂木司
人を大切にする人は
人の想いを大切にできる人

人の優しさ、そして弱さまでを愛せる人ならば
きっと強く優しくあることができるだろう

和菓子のあんこのように甘くて
和菓子のもちのようにふんわりと
人の気持ちを包み込める強さとやさしさ

そんな人の笑顔なら、きっと素敵にちがいない

夜の光 坂木司

2010年12月31日 | 坂木司
いくつになっても暗い夜空の星を見上げると

変わらない何かを感じる。

夜空を眺めるとき、自分が一人の小さい存在だと感じるから。

この星の下で、みんな過ごしている。

姿形は少しずつ変わっていくけど、

変わらないフェローズ。

いい年をお迎えくださいな。。。


動物園の鳥 坂木司

2007年03月08日 | 坂木司
引きこもり探偵?と化した鳥居と坂木の物語も3冊目。
段々とこなれて来たからか、3冊目が一番落ち着いてストーリーが組み立てられている。
このキャラクター設定の根っこにあるのが、実はいじめだったんだよね。
とうとうその部分に切り込んだから、少しスリル感があった。

坂木さんの作品には珍しく、いい人ではない人が描かれている。
どちらかというと、反吐が出るようなやつ。
でもね、坂木さんはそんなキャラクターも、最後にはいいやつにしてしまう。

次は、決して相容れない寂しさを追求した作品を書いてみて欲しい。

青空の卵 坂木司

2007年02月17日 | 坂木司
ミステリーと呼ぶには少し違和感があるぐらいマイルドな物語。
引きこもりなんだけど頭の回転が非常に速い友人とお人好しを絵に描いたような純朴な青年。なんともフィクションらしい設定なんだけど、そこから来る安心感がいい。

主人公坂木の性格でもあるように、作家・坂木司さんは性善説論者に違いない。
なつかしの漫画を見てるような気分・・・。