mimi's 体験記

日々のちょっとした出来事
-オハイオでの学妻奮闘日記-

手術について

2006-02-09 12:20:38 | 卵巣嚢腫
2006年1月31日(手術前日)
手術は明日だけど、今日やらなければならないことがあった
それは…
下剤を飲むこと。
浣腸すること。
透明な液体以外、口にしないこと。(牛乳やオレンジジュースはダメ。)

am10:00。下剤を飲む。
レモンライムの微炭酸。まるでジュースみたいで、全く抵抗はなかった。
1時間経っても、2時間経っても効かず、便秘症の私には効かないのかと
思っていたのだけれど、4時間半後、ついに効いた!
そしてその後、トイレに行くこと5,6回
効きすぎじゃない??

pm11:00。浣腸をする。
盲腸の時に看護婦さんに浣腸してもらったのも恥ずかしかったけど、自分でやるのもどうなんでしょ
箱に書いてあった通り、四つんばいになってやりました。この格好だと手に力が入らないうえ、使用しなければならない液の量が結構あって、大変だった。
これも問題なく効いた。

pm11:45。もうすぐ絶食になる!と、紅茶をガブガブ飲んだ。
今日はりんごジュースか紅茶しか飲まなかった。
お腹が空いたよぉ~

2006年2月1日(手術当日)
とうとうこの日が来た。

開腹手術になってもいいように、入院の準備もした。
服装は帰りにも着れるように、お腹周りを圧迫しないスウット地のロングスカート。もちろん妊婦用パンツも着用。
準備万端、旦那と病院へ向かう。
特に緊張はしなかった。それよりお腹が空いて、空いて…

am8:00。受付へ行くと、前回の診察の時と同じ通訳さんがいた。今日も担当してくれるみたい。
最初の登録が終わると、7階の病室へ案内された。全裸になって手術着に着替えるように言われたが、生理であったため付帯の生地でできたパンツとナプキンをくれた。
病室では看護婦さんに血圧や熱を測られ、身長や体重を聞かれた。でもインチやポンドでいくつなのか分からず困ったこれぐらい答えられるようにしておこう。
さらに別の看護婦さんやインターンなど様々な人が出入りしていた。今日の具合、アレルギーの有無、既往歴とか飲んでいる薬の種類など、みんな似たようなことを聞いていく。

麻酔科のドクターからは今まで麻酔を受けたことがあるか、その時問題は無かったか聞かれ、麻酔の副作用について説明があった。主な副作用はめまい、のどの痛み、筋肉痛らしい。
『他にもいろいろと承諾書には書かれてあるけど、怖いことも書いてあって手術前に怖がらせてしまうかもしれない。見ないほうがいいと思うけど、見る?』と聞かれた。うぅ~む。これは旦那に読んでもらう事にした。そして、この承諾書にサイン。

あと手術中に、点滴と一緒にステロイドを投与すると説明された。
普通の人の体は自分でステロイドを作り出す力があり、手術などのときは普段よりも多くステロイドが作り出されるらしい。でも私はステロイド剤を毎日飲んでいるので、自分でステロイドを作ることが出来なくなっているそうな。だからいつも飲んでいる量よりも多いステロイドを手術中は投与すると言われた。

am9:45。手術開始予定時刻は10時なのに…と思っていると、担当のDr.Sが来た。
『予定が少し遅れている。11時前には始めたいと思っているよ。何か質問はあるかい?』と聞かれたが、もう特に質問はなかった。
すると旦那が、『出来る限り両卵巣を残してください。』とお願いしていた。
おお!そうだ、そうだ。それ重要!ありがとう、旦那様
今日の予定は、手術:2時間、第1快復:1時間、第2快復:1時間の計4時間らしい。

am11:00。11時前には始めたいと言っていたのに、やっとこの時病室を出た。
手術室は4階。家族の待合室は5階。
旦那とはここでバイバイした。もっとハグとかしてくれても良かったのに、意外とあっさり別れた
私は通訳さんと手術室前室へ。

am11:15。手術室前室。ここには様々な手術を受ける(受けた?)患者がいっぱいいた。向かいのベッドは鼻を怪我している人だった。
麻酔科のインターンと医学部の学生からいろいろ質問されたあと、点滴をされ、インターンの女性が点滴に鎮静剤を入れた。
通訳さんに『これって眠くなるんですか?』と聞くと、『たぶんね。』と言われた後、うしろにさっきの学生がいることに気づき、『おい、学生、大丈夫か?』と思ったのが最後。ここから記憶がスパッと消えている。
麻酔ってすごい!!

手術中記憶なし。

『みみさ~ん。みみさ~ん。』
と呼ばれる声で目が覚めた。目を開けると、通訳さんがいた。
通訳さんの顔を見て、自分が手術を受けていたことを思い出した。
右腕では看護婦さんが血圧を測っていて、足元では別の看護婦さんが血栓防止用の機械(?)をはずしていた。
みみ 『手術終わったんですか?』
通訳 『そう。成功したそうよ。卵巣も2個とも無事ですって。気分はどう?』
みみ 『思ったより、お腹は痛くありません。』
と答え、やった!成功と思いながら、また眠りに落ちた。

看護婦さんに英語で何か話しかけられて、また目が覚めた。
足元を見ると、例のパンツとナプキンがスタンバっている。やっぱり手術中は脱がされていたようだ。
その後、どこかに移動されたようだけど、また寝てしまった。

気づくと第2快復室と言うところにいた。さっきのところが第1快復室だったらしい。
ここに来てから旦那を呼んでくれた。
旦那は、手術が成功したとDr.Sが言っていたこととか、手術は思ったよりも癒着がひどくて2時間予定のところ3時間かかったこととか教えてくれた。
時計を見ると、もう4時になっていた。
ビスケットと水をくれて、麻酔から醒めるように出来るだけこれを食べて、出来るだけ目を開けているように言われた。
でもね、食べろって言ったって、のど痛いし、食欲ないし、無理だべ
しかも眠気に弱い私は、全然起きていられなくて、度々『起きてる?』と通訳さんに注意された…

第2快復室にいる間、2回くらいトイレに行った。ちょと支えてもらったけど、自分でも歩けたような気がする。フラフラだったけどね。尿を出す時は痛かった。特に終わりのほう。きゅーって締め付けられているような感じ。
この時、自分の傷口を見ることができた。計4箇所の小さな傷口。縫われている形跡はなく、ただテープを張られているだけのようだ(実際は縫われていた)。1箇所から血が出ていたけど、問題ないといわれた。そんなもんかい
尿は全て採取され、看護婦さんが確認してから捨てていた気がする。

pm6:00。やっと帰れる状態になった。車椅子で出口まで運んでもらう。
旦那が車を横付けしてくれて、フラフラしながらそこまで歩く。
通訳さんとはここでお別れ。通訳さんって、ホント大変。
他人の手術にずぅ~っとついていてあげなければならないのだもの。
ありがとうございました。

病院滞在時間、10時間。
長かったような、短かったような…

家について、旦那が夕飯におかゆを作ってくれた(私が指導しながらね)。
でも食欲がなく、それすらも口に出来ず、結局紅茶だけ飲んで寝た。
手術前はあんなにお腹空いていたのに。

夜中トイレに何回か起きたけど、自分ひとりで行くことが出来た。
傷は早く治りそうだ。腹腔鏡ってすごい
でも排尿はやっぱり痛い。

今の状態:のどの痛み・めまい・吐き気・頭痛・ちょっと傷が痛い
      起き上がるとき呼吸が乱れて肺が痛い

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2 コメント

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Unknown (チヒロ)
2006-02-10 10:48:50
すごい!その日に帰れるんだね。

家でゆっくりした方が気も楽だしいいね。

その後具合はどお?食欲は出てきた?ゆっくり静養してね
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Unknown (みみ)
2006-02-11 04:20:33
>チヒロ

そっ。家でダラダラし放題よ。

思ったけど、腹腔鏡でヒィーヒィー言っているようなあたしじゃ、帝王切開なんて無理だ。

尊敬するわ

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