mimi's 体験記

日々のちょっとした出来事
-オハイオでの学妻奮闘日記-

ボランティア

2007-09-18 22:38:01 | オハイオ生活
毎週火曜日はボランティア活動をしています。
かれこれ1年以上やっているけど、このことをブログに書くのは初めてですね~

なんのボランティアかというと、異文化コミュニケーション推進…かな?
キンダー(年長)や1stグレード(1年生)の子供達を対象に、日本の文化に触れてもらったり、簡単な日本語を教えていこうというものです。
パネルシアターを使った昔話のショーを中心に行っていて、子供が途中飽きないように子供参加型にしたり、リトミックを間に挟んだりしています。
毎年テーマが決まっていて、できるだけお話の中にテーマとなる言葉を盛り込んでいきます。

去年のテーマは『数字』
①1~9までの数字を日本語で言ってみよう
 たとえば、『1はitchy(かゆい)みたいな発音だよ~』と教える。 
②三匹のこぶた
 こぶた3兄弟の名前が、『いち・に・さん』
③リトミック(音の聞き分け)
 たとえば、鈴→拍手、マラカス→ジャンプのように、音を聞き分けて体を動かしてもらう
④花咲かじいさん(ブラックライト使用)
 土を掘る時とか、何かの動作をするときは『いち、に、さん』と掛け声をかける

ちなみに私は①と③担当でした。

今年のテーマは、『ありがとう』と『動物の名前』
①さんかく
 三角形を使って、動物など作っていきます。
②大きなかぶ
 動物達がかぶを引くのを手伝います。
③リトミック
 音楽に合わせて、グーチョキパーで動物を作ります。
④浦島太郎(ブラックライト使用)

今年の私の担当は④です。
現在、一生懸命暗記中…
小さい子供対象なので簡単な英語を使っているんだけれど、なかなか覚えられませ~ん。
去年は1人でやっていたので間違ってもアドリブでなんとかなりましたが、今年の担当は物語で2人での掛け合いなので、難しさアップですぅ。

やっていて難しいと感じたことは、文化の差。
日本の昔話は悲しい終わり方をするものが結構ありますが、こちらは全てハッピーエンド☆
花咲かじいさんでシロが殺されたり、浦島太郎で太郎がおじいさんになってしまったり…なんて言語道断!『なんで~、どうして~』と子供達がショックを受けてしまいます。
なので、そういうシーンはやもえずカットもしくは話を差し替えています。
勝手に変えていいのか?日本の文化を教えていることになるのか?と疑問も残るところですが…小さな子供のこころに傷は付けられないし、楽しんでもらいたいし。
それに先生方もシビアです。
公演後は感想を書いてもらうのですが、以前『beat you』という表現を使ったら、それは不適切なので『mean to you』とした方がいいと言われたことがありました。
子供に教えるのって大変ですね。

ところで、やっている本人が言うのもなんですが、このグループはアマチュアながら、パネルシアターの完成度は高いと思います。動きも音楽も内容も素晴らしい!!初めて見学させてもらった時は感動しました。長年続いているグループだそうです。

日本語なまりの英語なので、ちゃんと子供達に伝わっているのか??と不安になることもありますが、子供達が眼をキラキラさせて、ショーを楽しんでくれているのをみると、やっていて良かったと思います。

この活動を通じて、アメリカの子供達が日本に親近感や興味を持ってくれたりしたら嬉しいなあ

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一度 (みどさん)
2007-09-19 20:53:18
見てみたいです、mimiさんたちのショー。テーマを決めてショーを作りあげるなんて、とても難しそう。みんなでアイデアを出しあうのですか?見る方もmimiさんたちの熱意が伝わってくるでしょうね!今年も頑張ってくださいねー。
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Unknown (jun)
2007-09-19 20:58:48
ステキなボランティアだわよ!
そういう異文化コミュニケーションって子供だけじゃなくて大人対象でも必要よね。

がんばって子供たちのハートをわしづかみにして☆

ちなみにbeat と meanの違いってどんなん?

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Unknown (みみ)
2007-09-20 11:53:52
>みどさん
長年続いているグループなので、今までにやってきたものが蓄積されていて、台本や道具などはそれらをベースとし、それに手を加える形で作っていきます。
最初に何もないところから、台本や道具を作った方々は凄いですよね。
今年も子供達に喜んでもらえるように頑張ります!!

>jun
わしづかみ☆がんばるわ!!
子供が興味を持ってくれるのは嬉しいんだけれど、のってくるといろいろ質問してくるんだよね。
でも子供の英語って聞き取りづらいし、中断されるとセリフ忘れるし、話も進めなきゃいけないし…ついつい『ニコッ』だけで流してしまうことが多くて。
そんな時でも臨機応変に対応できる術を身に付けたいわ。

ちなみに“beat you”は『殴るぞ』、“mean to you”は『意地悪するぞ』って感じかなあ??
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