Romance Kobo Diary

ミルキー・ポピンズ(上月美青)の晴れ、時々韓国ライフなDiary

小説を書きながら思うこと

2006-12-10 | 執筆関連
今日はちょっと自己反省的に書いてみる。
決して他のオンノベをどうこういっているものではないので、批判的に捉えないでいただきたい。
オンノベの基本スタンスは、書きたいものを自由に書く、でいいのだし
読みたい人が、ネットマナーを守ってソレを自由に読む、でいいのだから。
各モノカキ様の書かれるご作品には、それぞれに作者様の個性があるし、
その方の持ち味的な文章表現や作品構成があるわけで、
あとは、それが自分の好みに合うかどうか、が問題だと思って拝読している。


今回、はじめて短編ロマンスを書きながら、思ったこと。
50数枚でも、ロマンス小説って書こうと思えば、書けるのだな。
今までのは、なんだったんだらう。
…いや、そこまでは言わないが(笑)、普段の字数制限なしオンノベで、
どうでもいいことも結構書いてるかも知れない己の文章を、
ちょっと見直すきっかけになったような気がする。

大体、活字が溢れすぎているんじゃないかと思うことさえある、昨今のオンラインノベルの世界。
自分も含めて、読者様方も、次から次へと溢れ出てくる小説を、検索サイト様などからサーフィンされながら、どんどんお読みになっておられるわけで、
必然的に脳内活字飽和状態、さらには感動飽和状態にさえなってくるのではないだろうか。

そういう中で、好みに合って、ことさら強く印象に残るご作品に出会うこと、
何作拝見しても飽きのこないサイト様に出会うことはトテモ難しい、と思うことしばし。
これは、きっと年齢的なものも大きいのだろう。
お若い書き手様が圧倒的に多い中で、自分のような齢になってくると、特にそう思えるのかも。
<まことに残念ムネン。若い頃からネットがあれば、どれだけ楽しめたか(笑)

目がすべるという言葉がある。
これは「文章を読んでいて、集中できずつい飛ばし読みしてしまうこと」だそうだ。

以前、セト修子様のサイトにて、ご自分の文章を推敲されながら「目がすべる」という現象について、ご自身で分析しておられたのを拝読し、思わず唸ってしまった。
一応ご許可をいただいているので、引用させていただくと、ご自分で目がすべる場合とは

○ 文章にリズムが無い
○ 文に新鮮味が無いために、数センテンスで脳が寝てしまう。
○ どうでもいいことがだらだら書いてある。あるいはどうでもいいことを長ったらしい文章で書いてある。
○ いったい何が書きたいのか、そのセンテンスの方向性がいつまでたっても見えてこない

だそうだ。

非常に的を得た、シビアな観察眼に脱帽した。
己が文章をも振り返ってフカブカ反省する。

わけても『新鮮味』。
これは作品中一番と言えるくらい重要な要素ではないだろうか。
温故知新と言うけれど、まずどこかで以前読んだような書き方や内容では新鮮度はイマイチ。
だが、それでも人に読ませる文章もある。
こういう場合は、構成等、その他の点が優れているのか、
やっぱり見たようでいて、どこかに違いがあるのだろう。
<ロマンスなど、正直コレばかりだから、大いに研究課題だと思っている。

そして自分なども、人様のご作品を拝見していて、非常に申し訳ないのだが、
ホントにどうでもいいことが1ページ目に5行も続いていれば、
もうそこでバックしてしまう。
ことに、作品冒頭って、全体を印象付ける上で非常に大事だと思う。
もしかすると、クライマックスと同じくらい気合入れて書くべきところかもしれない。 
<と書きながら、身につまされるけど (ーー;)←<グッサリ

ちなみに市販ロマンス小説の冒頭も、かなりどうでもいい情景描写が長いことがある(笑)
この場合は、冒頭は読まずにすっ飛ばしてしまう(爆笑)
お約束的でわかっているから、ヒロインが出るあたりから真剣に読むのである。

また会話文もしかりである。
セリフ一言、あだやおろそかにしてはいけない、と思う。
ここでキャラがバチッとくるかどうか、読者様の中で決定されてしまうところだろうから。
キャラがどうでもいいことをしゃべり続けるのは、やめたほうがいいような。
<ああ、身につまされすぎてアイタタ…

だんだんと、メッチャ長くてイタくなってきたので、今夜はこのへんで。
気が向いたら、また続きも書くかもしれないです


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりですっ (hana)
2006-12-10 03:21:09
こんにちは。何を基準に久しぶりなのかよく
わからないままに、お久しぶりです。
あっ、リンクありがとうございました!
わははは、シビア!(大笑)
当シビアなシビリアンブログからもリンクさせて
頂けないでしょうか(上目遣い
宜しくご検討くださいませ。

味のやばい(失礼ですよ!)キムチは、我が家では
醤油味で豚キムチに変身いたします、それとか
チャーハンなどでしょうか。
置いておくと酸っぱくなるので益々・・(笑
などと、本場の方に失礼いたしました。
ミルキーさんの叫びに思わず微笑が・・(笑
感覚としては、絶対使えない!と叫びたくなるような
キンキラ手作りバッグをうちの義母に頂戴してしまった時の
ようなものでしょうか?(違います

目が滑る、よーくよーくわかります。
人様のを引き合いに出すなどとんでも八分なので
自分の物で呟くと、プロローグで目が滑ってどうし
ようも無いのが一つあります(←他がいいという
意味ではありまへんです)それで「終わった・・」と
密かに思ってます。頭を掻き毟って改稿したいのを
堪える日々です(ならすればええがな)
ちなみに私は、初めて作家様は日記→リンク→ノベルの
一話を半分、ここで見切りをつけてバックする派です(笑
ついでに言うと、文字が小さいとか見辛いとか、
そのあたりでも即バックします。
読み手さんは皆さんそうであるだろうと思うので
案外、シビアな世界なのだなあと感じます。
某C様の即バック条件なんて、耳が痛い痛い!
プロローグは大事ですよね、勉強になります(←とって
つけたようにまとめてますよ

短編も、勉強になります。
素晴らしい書き手様の短編は、どれもテンポが
良くて感嘆しながら拝見してしまいます。
短編は、どれだけ「引き算」が上手いかが勝負に
思えます、行間に書かずにおいた展開をどれだけ
読んでる側に匂わせられるかとか。
お上手な方は本当にお上手ですよねっ。
だから誤魔化せないので・・・ばれてしまいます
色々と(笑

それはそれとして。
好きなだけだらーんと書けるオンラインならではの
良さもあり・・・。
それに拘泥しちゃうと、贅肉たっぷりの体もとい文章に
なってしまう・・。
時々、短編で緊張を入れなおしたり、リラックスして
長い物を書いたり。
ほどほどに両用がいいのかなあ? と、日々言葉も
まともに使えなめに高級な辞書が欲しい若輩者は
考えております。

真剣に向上をしたいと思える何かに出会えるのは

すごく贅沢ですごくラッキーな事ですよね^^
自身の足りない点にじりじりするたびに、そう思える
のは幸運だとも思ったりします。
続き拝読したいです、常に真剣に向き合っておいでの
ミルキーさんの書き手の呟きは、大変ためになります!

返信する
考えないでいる人1 (Alis)
2006-12-10 15:10:33
ミルキー様 こんにちは。
先日は拙宅へようこそおいでくださいました。
また、妙なロマンス小説(ヤクザドラマ風?)をお読みいただきまして重ねて御礼申し上げます。ありがとうございます。

日曜日の午後にツラツラと眺めるには大変痛いブログで、思わずキュッと背中がしまりましたです。
私は案外何も考えていないので、ミルキー様のように突き詰める事も無くおりましたが、拝読して確かに思うのは、プロアマ含めたくさんのロマンス小説を読んでいると、何かのフレーズやシーンが脳内書庫にそこだけストックされる事があって、自作の執筆中にそれがポワンと飛び出してくることがあることです。
勢いで書いている時は良くわからなくて、推敲し始めると「ありゃ」とか「これは・・・」と思い至るわけです。
そういう箇所を見つけるたびに、その表現を自分なりの創造で言葉を書き換えていくのですが、どうにもこうにも「どっかで読んだ」という感が拭えないときもあります。
そういう時はしょうがないので前後含めて書き換えますけど、気付かずにいるときも多々あっただろうなぁと今更ながら思うわけです。
それもまた仕方がないか、これも経験かと思いつつおります。
とにもかくにも、「○○風」とか「誰々似」とかではなく私なりのスタンスで私なりの表現で書き続ける事が今の私の課題です。

ちなみに冒頭は、たぶんに私も一番気にします。
私自身、色々読んでいてもやはりミルキーさん同様に「これは読まなくてもいい冒頭」と思ったらサラッと飛ばしますし、オンノベでは余程他サイトで人気があるとかオススメしていない限りは、冒頭が好みでないと読まずに帰ってきてしまいます。
そこが作者の作者らしさであり、そのストーリーへの引き込み度のバロメータなのだと感じています。
自分の言葉で書けているか、後の展開を膨らませているか、単なる背景説明になっていないか、とかそこだけは考えます。
書いている時は考えていないんですけどね。
考えるのは推敲の時だけですけどね。

とまあ色々ダラダラ書きましたが、今ここで書いていて、オンノベを書く自分を改めて考える事が出来てきました。感謝です。

非常に不真面目な新参者ですが、勉強させて頂いてます。
返信する
おひさしぶり…かな? (ミルキー)
2006-12-10 18:57:06
hana様
いらっしゃいませ~~。
いつもお邪魔はしてましたけど、がんばっておられるなぁと思いつつ、ロムラーでしたね、そう言えば(^^)
お忙しい折、誠にありがとうゴザイマス。
いやー、こんなツタナイ上に中途半端な考察に、即座にご反応下さってありがとうございますですよ~~vvv
あちらのブログも、ばちこいリンクさせていただいてますよ。
決してただ面白いだけじゃないから(^^)、こういう紹介文になったですよ。
hanaさんらしさが溢れておられるところが、すごくよいです~~。
こちらこそ、カテゴリーは? と問われると非常に困るごった煮ブログですが(ため息)、こんなのでよろしければ、よろしくリンクしてやってくださいませ♪


>きむち
ハハハハハハ~ (^^;) 
おお、その譬えは言い得て妙(笑)
でも、まだきんきらバックの方がいいな…
(しまっておけるし、場所とらないし)
キムチチゲ、豚キムチ、チャーハン、はいはい~、やってます!! 
あと、斬新な調理法も、頑張って考えてみますわ。
<消化目指してファイティング。生ごみも有料だし…(こらこらこらっ)

>目が滑る

いやー、遅い時間に鋭いご反応、本当にありがとうございます。
修子さんの視点が素晴らしかったので、ご紹介したかったし、もう少し考えてみたかったんですよね、自分でも。
ナニシロ、多いのですよ!! 今のオンノベ界隈って!!
到底読みきれませんですよね~。
もう即バックは常習、読み初めても最後まで読ませていただくのは20分の1もないかも、って状態で。
そういう中でそのときは時間なくてもブクマして、あとでまたお邪魔しようと思えるサイト様に出会うこと、あるいはとにかく最後まで読みたくなるご作品に出会うことは本当に貴重なんですけど、はて、どう違うのかな? とですね。
ソコも考えてみたい、ってのもあったのですが、訳のわからん考察で終わってる気がする…(汗)

うん、プロローグ。
これって、最後に書くくらいがいいのかも知れないナァと密かに思っています。
でも、そのためには、作品が一応完結していなければならず、そこで、ワタシなどすでに自爆モードです
(見切り発車大魔神・笑)

うーむ、やはり。似たような感じですね。<はじめましてサイト様
そうそう、検索C様の例のアンケ。耳イタイったらないですよ(笑)

>短編と長編
hanaさんこそ、色々やっておられるじゃないですかっ! そのチャレンジ精神感動ですよ。

>短編は、どれだけ「引き算」が上手いかが勝負
なるほど~~、うまい表現です。
そして、書かずに置いた行間を読んでいただけるような短編こそが、奥行きのあるおいしい小説ということなのでしょうね。
はははは、あー、まだまだですなぁ… (ーー;)

うんうん、そうだと思います。
オンノベでは、要するに書きたいものを自由に書けばいいわけですけれども、
文章や作品で向上したいと思えば、それでも色々努力は必要かと。
ご自分で枚数や、規定を決めて書かれるのも一つの方法だと思いますよ。おっしゃるように、色々工夫されて書かれてみたらいいですよね。
そういう方は、大いに応援したくなるものです。(^^)
ということで、お互いにマイペースで頑張ってまいりましょう~~vvv
<しかし、タメになるのか、こんなの…(うーむむむ)

p.s

ありす様も、コメント誠にありがとうございます~~。(^^)
スミマセン、夕食の時間となりましたので、また後ほどしっかりレスさせていただきますね~~。
返信する
遅くなりました~~(汗) (ミルキー)
2006-12-11 00:46:44
Alis様

どうもどうも、いらっさいませvvv 
こんばんはです~~。レスが遅れて申し訳なかったです。
や、とんでもない、こちらこそ素敵なお話で楽しませていただいて、べりべり感謝なのです~☆
ですが、ちと感想の言葉が不適切だったかも?
あ、ナンカボーゼンとされてる…とレス拝見して思ったり(^^;)
<し、失礼しましたです~~、蹴飛ばしといてくださいね。
だけど、ああいうストーリーこそ、日本版ロマンスならではの独自性だと思うのですね。ワタシじゃ、とても思いもつかないですよ~~~。

>たくさんのロマンス小説を読んでいると、何かのフレーズやシーンが脳内書庫にそこだけストックされる事があって、

はいはい、これあるある、ありますよね~~~~。
脳内にストックはやはりされていきますよね。気に入ったセリフや場面など、何度も読んだりすると特に。
で、それがふと出てしまう気がする。あれ、これどっかに書いてなかったっけ? って。
それで思い当たったページ確認して、やっぱ似てるかも、と思い書き直したこともありました。
でもネェ、ロマンス小説なんて、特にお定まりめいた定型決めセリフも非常に多いですし、
ヒーローとヒロインのイメージやシチュエーション、ありとあらゆるケースをすでに書きつくされてる気がするほどですからね……。ハーレクイン社、その他のロマンス系からの全シリーズ発行冊数考えれば。
その中で完全オリジナリティを探し出すのは容易じゃないと思いますよね…。
でも特に何かを念頭においていなければ、自分の脳内から出てくるストーリーだけなら、発想の類似点はあるかもしれないけど、やっぱりオリジナル・ストーリーになると思うのですよ。
わたし自身、サイトトップに『ハーレクイン風』オリジナルロマンス小説サイト、とドードー掲げてるので、あまり言う資格ないですしね(笑)
「自分なりのスタンス、表現を探して書くこと」…、それすごく重要なことだと思います(^^)

>冒頭が作者の作者らしさであり、そのストーリーへの引き込み度のバロメータ

本当、仰せの通りだと思いますよ~。自分の場合ですと、海外舞台も多いので、いかに一行目からストーンと作品の世界に入っていただけるか、を意識した書き出しになります。が、成功してるか失敗してるかは、読者様のみぞ知る…ですねぇ。
ああ、書きながら、ヒジョーに苦しいですが…(ーー;)

創作って、ほんと、試行錯誤の連続ですよねぇ。
一朝一夕にうまくなるものでもない。基本が身についたらあとは自分の持ち味を生かし、地道な努力あるのみですもんね。

こちらこそ、さらに色々考えるよい機会になりました。本当にありがとうございました~~vv (^^)
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いやとっても的を得てます (Alis)
2006-12-11 02:25:42
ボーゼンとしたのは「上手い、さすが、こういえばいいのか!」と思ったからです。
いやいや相変わらず、ネーミングが素晴らしいです。
紛れもなくあれはヤクザドラマ風ロマンス小説でした。
そげなわけで感動の呆けです。どうもですm(_)m

で、先ほど書き損ねたのですが、我が家では最近味噌キムチ豆腐鍋が流行です。一応私はダイエッターのため、鍋に入るのはキムチの白菜の他はもやし、ネギ、お豆腐の質素なものですが、かろうじて色で派手さを保っております。
まあそれなりにイケテマス。でもキムチがナニだとお鍋もナニなのでしょうか・・・・んん・・・キムチ頑張ってくださいね。
返信する
再びドモドモです~ (ミルキー)
2006-12-11 11:01:15
あはは、わざわざどうもです~~。
<てか、あー良かった~(^^)<ホッ

で、おっ!?

>味噌キムチ豆腐鍋!?

おお、それはやったことないです~。<うまそーだっ
さすが味にクリエィティブな日本の方っ!<うふ
なるほど~、私の口にはばっちし合いそうです。今夜早速やってみましょう、むふふふ
もう日本のレシピって忘れかけてるんですねぇ(カナシスギ)
いやー、どうもありがとうございました~~vvv
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