ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

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ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第21ステージ

2015-09-15 22:57:05 | サイクルロードレース
別に天気が悪いとかではないのに、
ヘリの状態が悪いのでバイクからの映像が中継出来ず、
終盤まで定点カメラからの映像しか無いという、
ブエルタクオリティーを炸裂させたw
恒例のマドリード周回コースのブエルタ最終日、
「ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第21ステージ」のレースレポ/感想。

◆ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第21ステージ
デゲンコルブ、最後にキター!!
モビスターがチーム一丸となって先頭に立って集団をコントロールして
中間スプリントで完璧なトレインを作り、
バルベルデを発射してトップ通過させて、
ポイント賞の逆転を果たしてから出来た、
山岳賞のフライレ含む逃げを残り4kmで集団が吸収して、
MTNキュベカやオリカが集団を牽いてレースは終盤を迎えたのですが、
残り1km前後にジャイアントが先頭に立って完全に主導権を獲り、
完璧なトレインからデゲンコルブが発射して、
力強いスプリントで一気に先頭に立ち、
そのまま誰も横に並ばせることもなく余裕で勝ちましたよー!強い!!
前日にチームとしてはドゥムランの個人総合優勝を逃して
デゲンコルブはここまで上手いタイミングでスプリントする事が出来ず、
結果に結びつかなかった訳ですが、
最後の最後で全ての鬱憤を晴らすかのように、
完璧な形で勝ちましたね。オメー!
本人言うように世界選手権も楽しみですね。期待してる。

そして前日惜しくも表彰台を逃したドゥムランが、
総合敢闘賞になりましたよー!!
間違いなく今年のブエルタの主役の一人であり、
今年の最重要選手と言っても過言ではないだけに、
当然と言っては当然なのかもですが、
ステージ毎の敢闘賞ではいくつか「?」な選考があっただけにw
総合敢闘賞獲れて本当に良かった。オメー!
いつかグランツールの総合の表彰台に乗れるの期待してますよー!
あとハンセンが無事に完走して13回連続のグランツール完走を達成しましたし、
我らが新城選手が無事完走して、
日本人で初めての全てのグランツールでの完走を見事に果たしましたよー!
慣れってもんは怖いもんで、
最近は大きいレースで日本人が走ってても普通に感じますが、
10年前は誰もグランツールを全て完走する日本人選手が出るなんて予想してなかったように、
これは実に凄い事ですよねー!オメー!
チームの立場的なものもありますし、
プロでも勝った事のない選手が多くいるサイクルロードレース界だけに、
難しい事は分かりますが、
あとはステージ優勝が見れるといいな~


アル、マイヨロホオメー!
幾度かアタックするタイミングを誤ったりしつつも、
序盤以外は徹頭徹尾に積極果敢に攻撃してたように、
一番マイヨロホに相応しい勇敢な走りをしてましたし、
早々にニーバリとティラロンゴを失って、
山岳ステージでランダが早い段階で遅れたりで、
「アスタナは大丈夫なのか?」という疑問が沸く中
ランダが復調してステージ優勝してからの、
アスタナのチーム力は凄く、
間違いなく出場チーム中で最強でしたし、
常に集中して献身的に働いて、
実質的最終日の第20ステージまでは、
上手くアシストしても思うように結果が出ず、
19ステージでは3秒とはいえ差を広げられたとはいえ、
第20ステージに今までのチームの働きの全てが報われるかのように、
作戦が見事に嵌って見事に逆転してマイヨロホを獲ったのも、
実にドラマティックで感動的でした。
アルもチームも本当にオメー!!
あとアシストの中ではランダの働きが特に半端無く、
第20ステージでの全力で牽いてアルをアタックさせてから、
ドゥムランをマークしてからアタックして振り切って、
アルに追いついてまた先頭に立って仕事する姿は、
正に「アシスト神」でしたので、
来年あたりは大きな大会でエースで走っても面白いかもね。

バルベルデ、マイヨプントスオメー!
最後の最後にしっかりと逆転して獲るとか、
この人の走りは本当に抜け目ないわ…巧くて強い!
毎年表彰式に上がってるもんな…
今年もステージ優勝してますし、
スペインチームの作戦如何では、
世界選手権も期待出来るかも…


フライレ、マイヨモンターニャ、オメー!
狙って取ろうとしても上手く取れない選手も多い中、
早い内から山岳ステージで逃げて、
こつこつとポイントを稼ぐという、
積極性と小さな努力の積み重ねで見事に獲りましたねー!
特に第11ステージの走りは見事でしたし、
最後までマイヨモンターニャに相応しい走りをしていたと思う。GJ!

ホアキン、マイヨコンビナーダオメー!
今年のブエルタでのホアキンは、
一発のアタックで一気に突き放すのではなく、
徐々にペースを挙げて周囲を窺ってからアタックするという、
クレバーな新しい走りを見せたように、
進化した「ニュープリート」を見せてくれましたし、
急坂での強さは相変わらずですし、
もうベテランの域とは言え、
来年はグランツールでの総合優勝も期待できるかも…
ただ個人TTはもう少し頑張らなきゃだけどなw

ドゥムラン、総合敢闘賞オメー!
周囲は勿論、
本人ですら気づかなかった、
自分の内なる才能を開花させ、
山岳で驚異の走りを見せて、
得意の個人TTでタイムを稼いで、
総合優勝まであと一歩の所まで行ったものの、
最終的には惜しくも負けてしまいましたが、
間違いなく今年のブエルタの主役の一人でしたね。
ツールでリタイアしてなければ、
ブエルタには参加していたか分からなかったですし、
もし参加していたとしても、
コンディション的にも万全で出てたか分からなかった訳なんで、
ツールのリタイアは「運命」だったのかもな。
個人TTスペシャリストとしての走りは勿論、
総合争いでの走りも期待してますよー!


ブエルタ・ア・エスパーニャ2015第21ステージ結果
1位 ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、ジャイアント・アルペシン)         2h34"'13"
2位 ダニー・ファンポッペル(オランダ、トレックファクトリーレーシング)
3位 ジャンピエール・ドラッカー(ルクセンブルク、BMCレーシング)
4位 ダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)
5位 トッシュ・ファンデルサンド(ベルギー、ロット・ソウダル)
6位 マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、ランプレ・メリダ)
7位 ニコラス・マース(ベルギー、エティックス・クイックステップ)
8位 クリスティアン・スバラグリ(イタリア、MTNキュベカ)
9位 ケヴィン・ラザ(フランス、FDJ.fr)
10位 トム・ファンアスブロック(ベルギー、ロットNLユンボ)

個人総合成績
1位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)                85h36'13''
2位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)            +0'57"
3位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)          +1'09"
4位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)              +1'42"
5位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ)      +3'10"
6位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)        +3'46"
7位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +6'47"
8位 ミケル・ニエベ(スペイン、チームスカイ) +7'06"
9位 ダニエル・モレーノ(スペイン、カチューシャ) +7'12"
10位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、MTNキュベカ) +10'26

マイヨプントス(ポイント賞)
1位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)   118pts
2位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)   116pts
3位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ) 108pts

マイヨモンターニャ(山岳賞)
1位 オマール・フライレ(スペイン、カハルーラル)    82pts
2位 ルーベン・プラサ(スペイン、ランプレ・メリダ)    63pts
3位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング)    30pts

マイヨコンビナーダ(複合賞)
1位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)          16pts  
2位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)                23pts
3位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)       24pts  

チーム総合成績
1位 モビスター           256h44'38"
2位 チームスカイ           +29'47"
3位 カチューシャ           +35'44"

総合敢闘賞
トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)



★ブエルタ総評
チャベスの覚醒、
ニーバリの魔法の絨毯w
サガンの久しぶりのステージ勝利と激おこ
相次ぐ落車に車との接触事故、
相次いだ有力選手のリタイア、
フランクシュレクの久しぶりのステージ優勝
プラザの長い距離を独走してのステージ優勝、
歴史に残るであろう大逆転での総合争い、
などなどいろんな事があった訳ですが、
今年はどうしてもドゥムランの印象が一番強いかなと。
序盤から文字通りの「驚愕」の走りを見せつけ、
山岳ステージでの孤軍奮闘ぶりは応援せざるを得ない感じでしたし、
今年のブエルタのハイライトの一つであろう
第9ステージのホアキンとフルーム千切って勝つ姿は、
見てて実に衝撃的でした。
個人的にホアキンを応援してたのに、
途中からはドゥムラン応援してたもんな~
サイクルロードレースは筋書きの無いドラマといいますが、
こんなドラマは誰も書けないなw
それくらい今年は波乱が多くて、
最後まで予想が付かなかったし
暑いと同時に熱くて最高に面白かったです。
ブエルタは本当に期待を裏切らないな。素晴らしい!
レース展開も中継レベルもw
来年も楽しみだ~




PS
次回のサイクルロードレースネタはジロ・デ・ロンバルディアを予定してます。
それまでは洋楽レビュー中心になると思います。
あしからず。

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