後半に立て続けに難易度の高い短い上りが登場する、
245kmのコースで行われる「落ち葉のクラシック」こと、
「ジロ・デ・ロンバルディア 2015(イル・ロンバルディア 2015)」のレースレポ/感想。
◆ジロ・デ・ロンバルディア 2015(イル・ロンバルディア 2015)
ニーバリ、キター！
最後から二つ目の丘であるチヴィリオの上り区間でのアタックは、
チャベスやピノが反応したため成功しなかったものの、
下り区間に入って直ぐに隙を付いて単独で抜け出し、
後続から一気に40秒差近いタイム差を奪い、
そのまま個人TT状態に入り、
最後の上りであるサンフェルモ・デッラ・バッターリアで、
集団から飛び出したモレーノやピノの追撃を振り切って、
そのまま見事に最後まで独走して勝ちましたよー！
今日はニーバリの走り自体が素晴らしかったのは勿論の事、
チームの働きも実に見事で、
序盤から終盤までアスタナが集団をコントロールしており、
最大勾配27%の「ソルマーノの壁」で先頭に出た、
クヴィアトコウスキーとウェレンスを、
ペースを上げて人数減らして、
チヴィリオ入ってすぐに吸収するという、
完璧な御膳立てをしましたし、
上り区間のアタックで一気に抜け出せないとニーバリが判断すると、
唯一アシストとして残ったローザを先行させて、
他の選手にも足を使わせるように仕向けて、
他の選手が一息付くような下り区間に入って直ぐの所で、
ローザを先頭に出させて他の選手が直ぐに反応出来ないようにしてから、
得意の下り区間でアタックして一気に後続を突き放すという、
ニーバリのレース運びも完璧で、
ブエルタでの通称「魔法の絨毯」事件の汚名を、
見事に返上しましたね。
強さと共に巧さも光る素晴らしい勝ち方でした。オメー！
これで遂にモニュメントの一つである、
ロンバルディアで勝ちましたし、
来年のアルデンヌクラシックも楽しみだ。
しかし今年のアスタナは最後まで半端無かったね…
結果論ではありますが今日のレースも、
ソルマーノの壁で一時は先頭に立った、
クヴィアトコウスキーなんかは、
いつもなら優勝狙えるくらいに強かったように見えたのですが、
いかんせんアスタナのチーム力が半端無く、
タイム差を計算して確実に縮めてきたために、
途中ウェレンスに先頭交代をイライラしながら要求してたように、
少し余裕が無かったように見えましたし、
ニーバリ達が追いついて来た時は振り返ってから、
「今日は駄目だこりゃ！」って感じに首捻ってたもんなw
怪我をしたホアキンの代わりにエースとして挑んだモレーノや、
上り区間でのニーバリのアタックに、
素早く反応したチャベスやピノも強かったですが、
終わってみたら他の選手は、
「ほぼノーチャンス」だったと言わざるを得ないように、
今日のアスタナとニーバリは100点と言っても過言ではないくらいでしたし、
グランツールでの戦いといい、
今年のアスタナのチーム力は本当に半端無かった。
ただランダはスカイに行くようですし、
そのスカイは凄い補強してるんで、
来年はチームのエース対決は勿論、
アスタナとスカイのチームの戦いも楽しみ。
そして半端無いと言えば、
今日も見事に4位に入ったバルベルデさんも半端無いなとw
この人は優勝が駄目だと分かったら直ぐに切り替えて、
出来る範囲でベストの結果を残すもんな…
抜け目ないというか本当に賢くて強い選手だ。
ジロ・デ・ロンバルディア 2015(イル・ロンバルディア2015)結果
1位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア、アスタナ） 6h16’28”
2位 ダニエル・モレーノ（スペイン、カチューシャ） +21”
3位 ティボー・ピノ（フランス、FDJ） +32”
4位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） +46”
5位 ディエゴ・ローザ（イタリア、アスタナ）
6位 ミケル・ニエベ（スペイン、チームスカイ）
7位 トニー・ギャロパン（フランス、ロット・ソウダル） +56”
8位 エスデバン・チャベス（コロンビア、オリカ・グリーンエッジ）
9位 セルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア、チームスカイ）
10位 ジャンルーカ・ブランビッラ（イタリア、エティックス・クイックステップ） +1’10”
PS
時間って過ぎるの早いな！w
以前の記事で書くと書いた洋楽レビュー全然書けなかったよ…orz
もし期待してる方がいらっしゃるなら、
その内まとめて書くんで気長に待っててください。
245kmのコースで行われる「落ち葉のクラシック」こと、
「ジロ・デ・ロンバルディア 2015(イル・ロンバルディア 2015)」のレースレポ/感想。
◆ジロ・デ・ロンバルディア 2015(イル・ロンバルディア 2015)
ニーバリ、キター！
最後から二つ目の丘であるチヴィリオの上り区間でのアタックは、
チャベスやピノが反応したため成功しなかったものの、
下り区間に入って直ぐに隙を付いて単独で抜け出し、
後続から一気に40秒差近いタイム差を奪い、
そのまま個人TT状態に入り、
最後の上りであるサンフェルモ・デッラ・バッターリアで、
集団から飛び出したモレーノやピノの追撃を振り切って、
そのまま見事に最後まで独走して勝ちましたよー！
今日はニーバリの走り自体が素晴らしかったのは勿論の事、
チームの働きも実に見事で、
序盤から終盤までアスタナが集団をコントロールしており、
最大勾配27%の「ソルマーノの壁」で先頭に出た、
クヴィアトコウスキーとウェレンスを、
ペースを上げて人数減らして、
チヴィリオ入ってすぐに吸収するという、
完璧な御膳立てをしましたし、
上り区間のアタックで一気に抜け出せないとニーバリが判断すると、
唯一アシストとして残ったローザを先行させて、
他の選手にも足を使わせるように仕向けて、
他の選手が一息付くような下り区間に入って直ぐの所で、
ローザを先頭に出させて他の選手が直ぐに反応出来ないようにしてから、
得意の下り区間でアタックして一気に後続を突き放すという、
ニーバリのレース運びも完璧で、
ブエルタでの通称「魔法の絨毯」事件の汚名を、
見事に返上しましたね。
強さと共に巧さも光る素晴らしい勝ち方でした。オメー！
これで遂にモニュメントの一つである、
ロンバルディアで勝ちましたし、
来年のアルデンヌクラシックも楽しみだ。
しかし今年のアスタナは最後まで半端無かったね…
結果論ではありますが今日のレースも、
ソルマーノの壁で一時は先頭に立った、
クヴィアトコウスキーなんかは、
いつもなら優勝狙えるくらいに強かったように見えたのですが、
いかんせんアスタナのチーム力が半端無く、
タイム差を計算して確実に縮めてきたために、
途中ウェレンスに先頭交代をイライラしながら要求してたように、
少し余裕が無かったように見えましたし、
ニーバリ達が追いついて来た時は振り返ってから、
「今日は駄目だこりゃ！」って感じに首捻ってたもんなw
怪我をしたホアキンの代わりにエースとして挑んだモレーノや、
上り区間でのニーバリのアタックに、
素早く反応したチャベスやピノも強かったですが、
終わってみたら他の選手は、
「ほぼノーチャンス」だったと言わざるを得ないように、
今日のアスタナとニーバリは100点と言っても過言ではないくらいでしたし、
グランツールでの戦いといい、
今年のアスタナのチーム力は本当に半端無かった。
ただランダはスカイに行くようですし、
そのスカイは凄い補強してるんで、
来年はチームのエース対決は勿論、
アスタナとスカイのチームの戦いも楽しみ。
そして半端無いと言えば、
今日も見事に4位に入ったバルベルデさんも半端無いなとw
この人は優勝が駄目だと分かったら直ぐに切り替えて、
出来る範囲でベストの結果を残すもんな…
抜け目ないというか本当に賢くて強い選手だ。
ジロ・デ・ロンバルディア 2015(イル・ロンバルディア2015)結果
1位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア、アスタナ） 6h16’28”
2位 ダニエル・モレーノ（スペイン、カチューシャ） +21”
3位 ティボー・ピノ（フランス、FDJ） +32”
4位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） +46”
5位 ディエゴ・ローザ（イタリア、アスタナ）
6位 ミケル・ニエベ（スペイン、チームスカイ）
7位 トニー・ギャロパン（フランス、ロット・ソウダル） +56”
8位 エスデバン・チャベス（コロンビア、オリカ・グリーンエッジ）
9位 セルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア、チームスカイ）
10位 ジャンルーカ・ブランビッラ（イタリア、エティックス・クイックステップ） +1’10”
PS
時間って過ぎるの早いな！w
以前の記事で書くと書いた洋楽レビュー全然書けなかったよ…orz
もし期待してる方がいらっしゃるなら、
その内まとめて書くんで気長に待っててください。
