2017夏アニメ(9月終了アニメ)で最後まで見た作品の感想/雑感。
◆異世界食堂
普段は普通の洋食屋だが土曜日にだけ異世界と繋がる
不思議な洋食屋「洋食のねこや」を舞台に、
異世界の客がどういう風に訪れるようになったのかを、
料理を軸にして語られる作品で、
基本的には1話完結の話が連なり、
各話でスポットライトの当たる登場人物が異なるものの、
客同士が「ねこや」での出会いを通じて、
新たな関係を築いていったり、
異世界での事象が様々な客の視点から語られることで、
徐々に全貌を表していったりするという、
演出が随所に用いられており、
部分部分でストーリーがリンクしていくのなんかは秀逸ですし、
異世界からの視点で語られる事で、
普通の洋食が凄く魅力的に表現されていて、
細かい所まで拘ってますし、
実に「上手く」て「旨そう」で「巧い」作品だなとw
キャラはみんな個性的で魅力的で
声優さんは中堅~ベテランさんが多くて、
作中の料理なみに味のある良い芝居で凄く良かったし、
作画も安定していて、
出てくる料理は超美味しそうだったという事で、
完成度の高い良い作品だったと思う。
ちなみにキャラ的にはアレッタが好きでした。
アレッタ可愛いよアレッタ!
そのアレッタを演じていた、
すみぺこと上坂すみれさんの芝居も実に良かった!
こういうキャラを演じる上でのツボやオタク心が分かってるw!
あの豪華な声優陣の中で埋もれない所か、
時折輝きすら放っており、
遊び心ある芝居もしてましたし、
丁寧で素敵な良い演じっぷりだったと思う。GJ!
◆セントールの悩み
見る前は「日常系」かなと思っていたのですが、
見てビックリですよ!!
この作品的に言うなら、
蛇の皮を被った人間みたいな作品で、
雰囲気は「日常系アニメ」ながら、
内容は哲学に歴史問題に、
戦争に人種(種族)差別などの社会問題を巧みに組み込み、
抽象的や間接的に触れたりと、
内容が実に深い!
作画が不安定だったのは残念でしたし
一部の声優さんに安定感が無かったとはいえ、
キャラはみんな個性的で魅力的でしたし
レギュラーに有名所の声優さんが居ないのも、
今までにない雰囲気の今作に巧く合っていたと思う。
キャラ的には姫も良かったけど、
委員長が最高ですね!
そして委員長の妹はマジ天使!
今作は良い意味で期待を裏切ってくれた作品で、
個人的には今期のダークホース作品でした。
セントールだけにw
ただ最終回はぶっちゃけ微妙でしたけどねw
二期期待。
◆メイドインアビス
第一印象は賛否両論分かれるだろうなと。
ロリ&ショタキャラメインで、
リョナありグロあり裸ありと、
キャラも内容も癖あってかなりマニア向けな所がある。
でも世界観や設定が実に作り込まれていて興味深く、
作画はかなり気合入ってますし、
内容はキャラデザから想像出来ないくらい、
ハードで容赦が無くて複雑で、
グロテクスな描写が多くありますし、
人間の表裏一体さや闇の部分も多く描かれていて、
特に後半のミーティの話は、
目を背けたくなるようなえげつなさがあり、
かなり人の深淵(アビス)にも触れてますし、
伏線の貼り方や回収の仕方なんかも上手く、
オーゼンにナナチにミーティにボンドルドと、
出てくるキャラは濃いキャラばかりで、
純粋無垢なメインキャラとのギャップなんかも巧く、
見れば見るほど(進めば進むほど)作品同様に、
地底の奥へ奥へと入り込んでいくような、
特別な面白さがあるんですよねー!
後半の盛り上がり方&最後の締め方は見事!
凄い良い形の第一部ENDだったと思う。
意図的にショッキングに見せるためなのでしょうが、
(ただの作者の趣味嗜好なだけかもですがww)
天真爛漫で純粋無垢なロリ&ショタキャラが、
執拗に痛めつけられ、
時に実験台にされたり殺されたりするように、
間違いなく「人を選ぶ」作品で、
「ガンスリ」に嫌悪感持つ人は間違いなく駄目でしょうが、
ダークな冒険活劇物好きな人は気に入ると思う。
声優さんの芝居的には、
オーゼン役の大原さやかさんが実に良かったー!
これだけ存在感ある魅力的な芝居する人はそうそう居ないよねー!
見てて引き込まれる。
個人的に大原さんのこういう役の芝居は本当に大好きです!最高!!

あとレグ役の伊瀬茉莉也さんも好演しており、
見事に役に入り込んで演じていて凄く良かった!
特に終盤の芝居は見てて心が揺さぶられるくらい良かった!GJ!
そして声優といえば残念ながらリコ役の富田美優さんは、
若手ながら頑張っていたとは思うのですが、
主演してる他作品と違って今作は周囲の声優さんに、
個性的で魅力的で上手くて巧い芝居をする人が居たのもあり、
息芝居筆頭にテンプレ芝居は見てて凄く気になったし、
(「!」の表現のパターンが凄く少なくて型に嵌り過ぎ)
時々光るものはあったとはいえ全体的には、
ぶっちゃけ物足りなさを感じました。
ただ、天真爛漫で純粋無垢なキャラという事で、
監督からの指示があってああいう芝居にしたかもなので、
一概に富田さんが悪いとは言いませんし、
ネットで評判見るとそこまで悪くないようなので、
本人含めて関係者は見てもあまり気にしないで下さいねw
あくまでも個人的な感想です。
◆異世界はスマートフォンとともに。
異世界にスマホを持って転生したら無双状態になって、
何の葛藤や苦労もなくサクサク進んでいき、
名誉や地位や金を手に入れて、
出てくる美少女キャラが主人公に惚れていくという、
ストレスフリーアニメなんですが、
ここまでやられると逆に見てて清々しいなww
みんなが傷つかないような優しい世界で、
美少女キャラがいっぱい出てきて、
将来的には「To LOVEる」以上のハーレム状態築くらしいし、
男オタクの理想郷アニメだなこれww
巷では「中身が無い」とか「ご都合主義アニメ」など、
色々と悪くも言われてますし、
実際その通りなんですが、
基本ベタなハーレムアニメとはいえ、
いろんな萌キャラ勢揃いで、
所々でラッキースケベ展開や、
オタク的なネタ入れて、
サクサク進んだので、
「ハーレム萌えアニメ」としてみれば、
お約束的なツボを押さえた展開が多くありましたし、
声優さんは新人から中堅からベテランまで幅広く
アイキャッチの所で遊んだりと、
皆さん楽しみながら魅力的に演じられていましたし、
個人的には割と好きでした。
声優さんの芝居面では、
エルゼ役の内田真礼さんの、
聞いてて悶える様な細かい表現豊富で遊び心もある、
ツンデレ芝居なんかは実に最高でしたし、
多くのベテランさん方の、
味のある巧さ溢れる芝居も良かったのですが、
個人的には今作のMVPはリンゼ役の福緒唯ちゃんで、
良い意味で初々しい芝居がキャラに上手くあってましたし、
11話の説教するシーンなんかは凄い良かった!
見ててゾクゾクした!w
という事でキャラ的にはこの姉妹が大好きです!w
良い薄い本無いかな…w
◆ゲーマーズ!
拗れ具合が最高!w

「すれ違い青春錯綜系ラブコメ作品」という名に全く嘘偽りないわw
コントのようにテンポが良くて練られている、
台詞多めで理屈っぽい会話劇や構成が実に面白いし、
キャラはみんな個性的で魅力的ですし、
演じてる声優さんは声が合ってるのは勿論、
キャラの理解度も高くて楽しんで演じてる感があり、
声優さんの芝居によって作品の魅力が増してますし、
上原祐(たすく)役の豊永利行さん筆頭に、
細かいアドリブや遊び心がある芝居が多いのも凄い良かった!
最終話の同じ声優繋がりでの、
イカ娘ネタも秀逸でしたし、
ゲームネタ満載のOPも最高!w
いろいろと笑わせてもらいましたww
でも残念ながら終わり方は微妙だったなとw
キャラ的には後半の話見てしまうと、
どうしても千秋に心惹かれてしまいますが、
個人的には演じてる大久保瑠美さんが大好きなのもあり、
亜玖璃が一番好きだったりしますw
某見た目は綺麗だけど残念な人は眼中に無いですww
ちなみに千秋が景太が「つっちー」であり「ヤマさん」と知って、
千秋が景太の事を本格的に意識し始めた第9話から、
EDが数回「恋のprologue*」に変わったのですが、
放送された時には、
自分はCDを買ってこの曲を知っていたので、
千秋の気持ちを歌ってるようなこの曲が、
素敵な映像と共に流れた時は、
見ててちょっと鳥肌立ちました。
ちなみに今作のOP映像は今期の作品では一番好きなOP映像でした。
最初のヴァースの亜玖璃の「いられない」って言う所の歌い方超好き!w
◆賭ケグルイ
独特で特殊な設定と世界観で、
奇人変人キャラが多く出るだけに、
調理法を少しでも誤ったら、
全てが台無しになるような作品なのですが、
見事なまでに上手く作れてましたねー!
作画も構成も演出も実に見事で、
監督のディレクションも良かったんでしょうが、
声優さんは皆さん役作りがしっかり出来ていて、
キャラが更に魅力的になってましたし、
見てて爽快感すらあったように、
皆さんイキイキ&キラキラして芝居をしており、
なんか楽しそうに演じてる感すらあったもんな!w
特に主人公で一番狂っているキャラである夢子という、
責任重大で難しいキャラを見事に演じきった
夢子役の早見沙織さんの芝居は圧巻で、
狂った時の表現力とか説得力とか半端無く、
息芝居とかも本当に巧いし
普段の状態との演じ分け方というか、
ギャップの付け方とかも絶妙でしたし、
狂った時は見てると問答無用で引き込まれるもんな…!

ある意味この作品は「はやみん無双」と言ってもいいと思うw
他にも抜粋するなら、
素が出てる感じの口の悪さもあったw、
芽亜里役の田中美海さんの芝居は良かった&好きでしたし、
生志摩役の伊瀬茉莉也さんの芝居なんかは、
実に狂ってて最高でした。GJ!!!
あとユメミ回のファンへの本音吹いたww
きっと全アイドルが溜飲を下げたと思うwww
好きなキャラは芽亜里一択デスヨネーw
他みんな狂い過ぎww
芽亜里可愛いよ芽亜里!
OPのパンチラシーンは停止ボタンを押さざるを得ないww
◆ナイツ&マジック
ロボット&メカ愛に特化した
ロボ&メカフェチアニメでいて、
エルの成長と共に、
周囲の成長していく過程も描かれていたり、
複雑になり過ぎない程度に、
敵側含めて多くのキャラの視点からも描かれたり、
戦術的な部分もしっかり作られたように、
内容もかなり考えられていましたし、
主人公の天才で変態の美少年キャラのエル君筆頭に、
登場キャラがみんな個性が確率されていて、
キャラ萌え要素もしっかりあったように、
脚本や構成や設定が細部まで練られていて、
作画や演出も凝ってましたし、
隙らしい隙が無い良く出来た作品でしたね!
良い感じの「第一部完」で終わったとはいえ、
後半にはエルの最大のライバルになるであろう、
コジャーソという強烈なキャラが出て来て終わったのもあり、
続きの二期があるといいな~
ちなみに声優さんの芝居面は、
中堅以上の人が多かったのもあり
隙らしい隙が無い素敵で余裕溢れるプロの芝居が、
多く見られて素晴らしかったし、
エル君役の高橋李依さんの好演も凄く光ってましたが、
中村悠一さん演じるコジャーソさんが強烈過ぎたのもあり、
一番印象的だったのは中村さんかなw
あそこまで役を作り込めて、
且つ魅力的に楽しく面白く演じられるのは凄い!
中村さんは主人公キャラも見事に演じますが、
こういう変態キャラはもっと見事に演じてくれるので好きですw
◆ひなろじ~from Luck & Logic~
まずはリオンを演じた朝日奈丸佳さんが超良かったー!
あの声以外考えられないもんな!
リオンの魅力を最大限に引き出してたと思う。GJ!!
内容に関しては突出した物は無いですが
作画は安定していたし
キャラはみんな個性的で魅力的で可愛らしく、
良い感じの百合展開多かったのは、
個人的にはポイント高いですし、
遊び心溢れる予告は毎回凄く面白く、
思いのほか最後まで楽しく見れました。
キャラ的には橘家(弥生と華凛と華恋)の3人が良かったー!
それぞれ個性的で魅力的なのは勿論、
各々3人とも大切に想いあってる描写が、
各所で見られましたし、
スピンオフで過去話とかもぜひ見てみたい!
あとこの作品は脇役も良いキャラが居て、
演じられた小山力也さんの弾けた芝居っぷりもあり、
リオンのパパはメインキャラ以上の存在感がありましたし、
良い意味で変態でストーカーの瑞希も、
演じられた内田真礼さんの、
遊び心満載の芝居も含めて良かったです。
◆天使の3P
小学生は最高だぜー!w
ぶっちゃけ目新しさは無かったですし、
作画は不安定でしたが、
メインの三人の声優さんは好演してましたし、
熱くて盛り上がる展開が多く、
サービス回やサービスシーンも多くあり、
予告は毎回面白かったし、
メインの三人がとにかく可愛かったし
音楽物原作は難しいと言われる中で、
よく頑張ってましたねー!
最後まで割と楽しく見れました。
◆アクションヒロイン チアフルーツ
どうみても「ことり」ちゃんが居るしw
曲や作品の雰囲気が「ろこどる」を髣髴とさせたりで、
初回見た印象は「ボチボチ」だったのですが、
回を重ねる毎に仲間が増えていき、
戦隊物という長所も巧く活かされてきたりと、
どんどん面白くなっていき、
各話のタイトルといい、
観客の中に大きなお友達も居たりと、
細かいネタ多いのも良かったし、
最終回は内輪ネタ過ぎ&出来過ぎだった感あったとはいえ、
総合的に言えば中々良かったです。
◆プリンセス・プリンシパル
OPもEDも歌の英語の発音酷すぎるww
英語圏の人に聞かせたら
「これはどこの国の言葉なの?」って、
言われても仕方ないレベルというww
内容は緩い所や突っ込み所は多いですが、
脚本が巧く出来ていた回も多くありましたし、
スパイらしい容赦無いハードボイルドなシーンや、
政治や社会問題ネタ入れたりと深い部分もありましたし、
美少女アニメ要素とハードボイルド的な雰囲気の、
不思議なバランスも良かったので、
前述のように気になる部分もありましたが、
まあ悪くはなかったかなと。
◆アホガール
あおちゃんの芝居最高!
浪川さんも好演してる!
でも中身は何も無いので、
全て見終わって残る物は、
「よしこはアホ」という印象しか無いっていうww
まあこの原作者の作品はそういう中身無い作品ばかりですけどねw
あとEDのすみぺの曲良いな!
なんか聞いてると癖になる
MV含めて割と好きです。
◆Re:CREATORS
「オタクによるオタクの為の作品」といった雰囲気の作品で、
いろんな作品のキャラクターが、
一同に会したら面白そうっていう同人的な発想を、
見事にバランスとって作り上げた事や、
各キャラ良い意味でオタク臭が凄くて、
個性が強いキャラ多かったのは良かったし、
終盤のブリッツの娘が生き返る展開筆頭に、
所々で唸る展開はあったものの、
肝心の脚本に気になる所が…
まずとにかくバランスが悪い。
時間の進み方や話の進み方に、
キャラの知能指数が突然下がったりと、
キャラ設定が都合よく変わったり、
理屈押しだったのに突然「ご都合主義」展開増えたり、
まがねさんが無双過ぎたりとetc…
ぶっちゃけ気になる所があまりに多すぎて、
途中でストレス溜まりましたが、
前述したように唸る展開や部分も多くありましたし、
深く考察出来る部分も多くあったし、
終盤は熱い展開多くて、
最後は上手く纏めましたので、
良く出来ていた作品だったとは思います。
ただ同時に広江さんには大衆受けする作品より
ブラクラみたいな暗くてジメジメした物が合ってると、
よく分かった作品だったなとw
広江さんに「ご都合主義」は似合わないってww
ぶっちゃけ個人的には広江さんが作るという事で、
絶妙なカタストロフィーを期待してたんだよねww
…閑話休題。
声優さん的には皆さん「プロ」らしく巧く演じてましたが、
特に菊地原役の恒松あゆみさんは良い味出してましたし、
水瀬いのりさんの好演も光ってましたし、
芝居がかった役というのもありますが
坂本真綾さんの芝居は良かった。
外国作品の吹き替えや、
こういう芝居がかった役は本当に巧く演じますね。GJ!
あと実写の番外編での日笠さんは結婚しても変わらない所か、
ますます中村悠一さん言う所の、
「おしゃべりクソババア」化してて吹いたwww
後輩を差し置いて前に出ようとする姿には唖然としたわww
「出しゃばりおしゃべりクソババア」にパワーアップしてるやんw
もっと先輩なら後輩を前に出してあげてwwww
★総括
個性的で面白い作品が凄く多かった!
ここまで個性的で面白い作品多いのは久しぶりな気がする。
これだけ多くの作品が有るのに、
まだ新しい雰囲気の作品が出てきたりするのは本当に凄い事ですし、
過去作品にリスペクトやオマージュを感じるような作品が多いのも好印象でした。
あといつもより脚本が凄い練られている作品多かった印象がありましたし、
ベタな作品が少なくなった印象も受けますね。
安易な作品ばかり作っても誰も得しないですし、
これは凄い良い事だと思う。
異世界物はもう飽和状態な気がしますが、
これから斬新な作品が生まれるのか果たして…
PS
新規の作品では「ラブライブ!サンシャイン!!」の二期と「このはな綺譚」と
「妹さえいればいい。」と「クジラの子らは砂上に歌う」に期待してます。
特に「このはな綺譚」は原作大好きなんで、
これを機にもっと人気になって欲しいわ~
PSのPS
今更感満載ですが自分的にまとめておきたいので、
いずれ「2017春アニメ(6月終了アニメ)」の簡潔な感想なんかも上げる予定です。
たぶん新作アニメの序盤見た感想とセットになると思います。
◆異世界食堂
普段は普通の洋食屋だが土曜日にだけ異世界と繋がる
不思議な洋食屋「洋食のねこや」を舞台に、
異世界の客がどういう風に訪れるようになったのかを、
料理を軸にして語られる作品で、
基本的には1話完結の話が連なり、
各話でスポットライトの当たる登場人物が異なるものの、
客同士が「ねこや」での出会いを通じて、
新たな関係を築いていったり、
異世界での事象が様々な客の視点から語られることで、
徐々に全貌を表していったりするという、
演出が随所に用いられており、
部分部分でストーリーがリンクしていくのなんかは秀逸ですし、
異世界からの視点で語られる事で、
普通の洋食が凄く魅力的に表現されていて、
細かい所まで拘ってますし、
実に「上手く」て「旨そう」で「巧い」作品だなとw

キャラはみんな個性的で魅力的で
声優さんは中堅~ベテランさんが多くて、
作中の料理なみに味のある良い芝居で凄く良かったし、
作画も安定していて、
出てくる料理は超美味しそうだったという事で、
完成度の高い良い作品だったと思う。
ちなみにキャラ的にはアレッタが好きでした。
アレッタ可愛いよアレッタ!

そのアレッタを演じていた、
すみぺこと上坂すみれさんの芝居も実に良かった!

こういうキャラを演じる上でのツボやオタク心が分かってるw!

あの豪華な声優陣の中で埋もれない所か、
時折輝きすら放っており、
遊び心ある芝居もしてましたし、
丁寧で素敵な良い演じっぷりだったと思う。GJ!

◆セントールの悩み
見る前は「日常系」かなと思っていたのですが、
見てビックリですよ!!

この作品的に言うなら、
蛇の皮を被った人間みたいな作品で、
雰囲気は「日常系アニメ」ながら、
内容は哲学に歴史問題に、
戦争に人種(種族)差別などの社会問題を巧みに組み込み、
抽象的や間接的に触れたりと、
内容が実に深い!

作画が不安定だったのは残念でしたし
一部の声優さんに安定感が無かったとはいえ、
キャラはみんな個性的で魅力的でしたし
レギュラーに有名所の声優さんが居ないのも、
今までにない雰囲気の今作に巧く合っていたと思う。
キャラ的には姫も良かったけど、
委員長が最高ですね!

そして委員長の妹はマジ天使!

今作は良い意味で期待を裏切ってくれた作品で、
個人的には今期のダークホース作品でした。
セントールだけにw

ただ最終回はぶっちゃけ微妙でしたけどねw

二期期待。
◆メイドインアビス
第一印象は賛否両論分かれるだろうなと。
ロリ&ショタキャラメインで、
リョナありグロあり裸ありと、
キャラも内容も癖あってかなりマニア向けな所がある。
でも世界観や設定が実に作り込まれていて興味深く、
作画はかなり気合入ってますし、
内容はキャラデザから想像出来ないくらい、
ハードで容赦が無くて複雑で、
グロテクスな描写が多くありますし、
人間の表裏一体さや闇の部分も多く描かれていて、
特に後半のミーティの話は、
目を背けたくなるようなえげつなさがあり、
かなり人の深淵(アビス)にも触れてますし、
伏線の貼り方や回収の仕方なんかも上手く、
オーゼンにナナチにミーティにボンドルドと、
出てくるキャラは濃いキャラばかりで、
純粋無垢なメインキャラとのギャップなんかも巧く、
見れば見るほど(進めば進むほど)作品同様に、
地底の奥へ奥へと入り込んでいくような、
特別な面白さがあるんですよねー!

後半の盛り上がり方&最後の締め方は見事!

凄い良い形の第一部ENDだったと思う。
意図的にショッキングに見せるためなのでしょうが、
(ただの作者の趣味嗜好なだけかもですがww)
天真爛漫で純粋無垢なロリ&ショタキャラが、
執拗に痛めつけられ、
時に実験台にされたり殺されたりするように、
間違いなく「人を選ぶ」作品で、
「ガンスリ」に嫌悪感持つ人は間違いなく駄目でしょうが、
ダークな冒険活劇物好きな人は気に入ると思う。
声優さんの芝居的には、
オーゼン役の大原さやかさんが実に良かったー!

これだけ存在感ある魅力的な芝居する人はそうそう居ないよねー!

見てて引き込まれる。
個人的に大原さんのこういう役の芝居は本当に大好きです!最高!!


あとレグ役の伊瀬茉莉也さんも好演しており、
見事に役に入り込んで演じていて凄く良かった!

特に終盤の芝居は見てて心が揺さぶられるくらい良かった!GJ!

そして声優といえば残念ながらリコ役の富田美優さんは、
若手ながら頑張っていたとは思うのですが、
主演してる他作品と違って今作は周囲の声優さんに、
個性的で魅力的で上手くて巧い芝居をする人が居たのもあり、
息芝居筆頭にテンプレ芝居は見てて凄く気になったし、
(「!」の表現のパターンが凄く少なくて型に嵌り過ぎ)
時々光るものはあったとはいえ全体的には、
ぶっちゃけ物足りなさを感じました。
ただ、天真爛漫で純粋無垢なキャラという事で、
監督からの指示があってああいう芝居にしたかもなので、
一概に富田さんが悪いとは言いませんし、
ネットで評判見るとそこまで悪くないようなので、
本人含めて関係者は見てもあまり気にしないで下さいねw
あくまでも個人的な感想です。
◆異世界はスマートフォンとともに。
異世界にスマホを持って転生したら無双状態になって、
何の葛藤や苦労もなくサクサク進んでいき、
名誉や地位や金を手に入れて、
出てくる美少女キャラが主人公に惚れていくという、
ストレスフリーアニメなんですが、
ここまでやられると逆に見てて清々しいなww

みんなが傷つかないような優しい世界で、
美少女キャラがいっぱい出てきて、
将来的には「To LOVEる」以上のハーレム状態築くらしいし、
男オタクの理想郷アニメだなこれww
巷では「中身が無い」とか「ご都合主義アニメ」など、
色々と悪くも言われてますし、
実際その通りなんですが、
基本ベタなハーレムアニメとはいえ、
いろんな萌キャラ勢揃いで、
所々でラッキースケベ展開や、
オタク的なネタ入れて、
サクサク進んだので、
「ハーレム萌えアニメ」としてみれば、
お約束的なツボを押さえた展開が多くありましたし、
声優さんは新人から中堅からベテランまで幅広く
アイキャッチの所で遊んだりと、
皆さん楽しみながら魅力的に演じられていましたし、
個人的には割と好きでした。

声優さんの芝居面では、
エルゼ役の内田真礼さんの、
聞いてて悶える様な細かい表現豊富で遊び心もある、
ツンデレ芝居なんかは実に最高でしたし、
多くのベテランさん方の、
味のある巧さ溢れる芝居も良かったのですが、
個人的には今作のMVPはリンゼ役の福緒唯ちゃんで、
良い意味で初々しい芝居がキャラに上手くあってましたし、
11話の説教するシーンなんかは凄い良かった!

見ててゾクゾクした!w

という事でキャラ的にはこの姉妹が大好きです!w

良い薄い本無いかな…w

◆ゲーマーズ!
拗れ具合が最高!w


「すれ違い青春錯綜系ラブコメ作品」という名に全く嘘偽りないわw

コントのようにテンポが良くて練られている、
台詞多めで理屈っぽい会話劇や構成が実に面白いし、
キャラはみんな個性的で魅力的ですし、
演じてる声優さんは声が合ってるのは勿論、
キャラの理解度も高くて楽しんで演じてる感があり、
声優さんの芝居によって作品の魅力が増してますし、
上原祐(たすく)役の豊永利行さん筆頭に、
細かいアドリブや遊び心がある芝居が多いのも凄い良かった!

最終話の同じ声優繋がりでの、
イカ娘ネタも秀逸でしたし、
ゲームネタ満載のOPも最高!w

いろいろと笑わせてもらいましたww

でも残念ながら終わり方は微妙だったなとw

キャラ的には後半の話見てしまうと、
どうしても千秋に心惹かれてしまいますが、
個人的には演じてる大久保瑠美さんが大好きなのもあり、
亜玖璃が一番好きだったりしますw

某見た目は綺麗だけど残念な人は眼中に無いですww

ちなみに千秋が景太が「つっちー」であり「ヤマさん」と知って、
千秋が景太の事を本格的に意識し始めた第9話から、
EDが数回「恋のprologue*」に変わったのですが、
放送された時には、
自分はCDを買ってこの曲を知っていたので、
千秋の気持ちを歌ってるようなこの曲が、
素敵な映像と共に流れた時は、
見ててちょっと鳥肌立ちました。
ちなみに今作のOP映像は今期の作品では一番好きなOP映像でした。
最初のヴァースの亜玖璃の「いられない」って言う所の歌い方超好き!w

◆賭ケグルイ
独特で特殊な設定と世界観で、
奇人変人キャラが多く出るだけに、
調理法を少しでも誤ったら、
全てが台無しになるような作品なのですが、
見事なまでに上手く作れてましたねー!

作画も構成も演出も実に見事で、
監督のディレクションも良かったんでしょうが、
声優さんは皆さん役作りがしっかり出来ていて、
キャラが更に魅力的になってましたし、
見てて爽快感すらあったように、
皆さんイキイキ&キラキラして芝居をしており、
なんか楽しそうに演じてる感すらあったもんな!w

特に主人公で一番狂っているキャラである夢子という、
責任重大で難しいキャラを見事に演じきった
夢子役の早見沙織さんの芝居は圧巻で、
狂った時の表現力とか説得力とか半端無く、
息芝居とかも本当に巧いし
普段の状態との演じ分け方というか、
ギャップの付け方とかも絶妙でしたし、
狂った時は見てると問答無用で引き込まれるもんな…!


ある意味この作品は「はやみん無双」と言ってもいいと思うw

他にも抜粋するなら、
素が出てる感じの口の悪さもあったw、
芽亜里役の田中美海さんの芝居は良かった&好きでしたし、
生志摩役の伊瀬茉莉也さんの芝居なんかは、
実に狂ってて最高でした。GJ!!!

あとユメミ回のファンへの本音吹いたww
きっと全アイドルが溜飲を下げたと思うwww

好きなキャラは芽亜里一択デスヨネーw

他みんな狂い過ぎww

芽亜里可愛いよ芽亜里!

OPのパンチラシーンは停止ボタンを押さざるを得ないww

◆ナイツ&マジック
ロボット&メカ愛に特化した
ロボ&メカフェチアニメでいて、
エルの成長と共に、
周囲の成長していく過程も描かれていたり、
複雑になり過ぎない程度に、
敵側含めて多くのキャラの視点からも描かれたり、
戦術的な部分もしっかり作られたように、
内容もかなり考えられていましたし、
主人公の天才で変態の美少年キャラのエル君筆頭に、
登場キャラがみんな個性が確率されていて、
キャラ萌え要素もしっかりあったように、
脚本や構成や設定が細部まで練られていて、
作画や演出も凝ってましたし、
隙らしい隙が無い良く出来た作品でしたね!

良い感じの「第一部完」で終わったとはいえ、
後半にはエルの最大のライバルになるであろう、
コジャーソという強烈なキャラが出て来て終わったのもあり、
続きの二期があるといいな~

ちなみに声優さんの芝居面は、
中堅以上の人が多かったのもあり
隙らしい隙が無い素敵で余裕溢れるプロの芝居が、
多く見られて素晴らしかったし、
エル君役の高橋李依さんの好演も凄く光ってましたが、
中村悠一さん演じるコジャーソさんが強烈過ぎたのもあり、
一番印象的だったのは中村さんかなw

あそこまで役を作り込めて、
且つ魅力的に楽しく面白く演じられるのは凄い!

中村さんは主人公キャラも見事に演じますが、
こういう変態キャラはもっと見事に演じてくれるので好きですw

◆ひなろじ~from Luck & Logic~
まずはリオンを演じた朝日奈丸佳さんが超良かったー!

あの声以外考えられないもんな!

リオンの魅力を最大限に引き出してたと思う。GJ!!

内容に関しては突出した物は無いですが
作画は安定していたし
キャラはみんな個性的で魅力的で可愛らしく、
良い感じの百合展開多かったのは、
個人的にはポイント高いですし、
遊び心溢れる予告は毎回凄く面白く、
思いのほか最後まで楽しく見れました。
キャラ的には橘家(弥生と華凛と華恋)の3人が良かったー!

それぞれ個性的で魅力的なのは勿論、
各々3人とも大切に想いあってる描写が、
各所で見られましたし、
スピンオフで過去話とかもぜひ見てみたい!

あとこの作品は脇役も良いキャラが居て、
演じられた小山力也さんの弾けた芝居っぷりもあり、
リオンのパパはメインキャラ以上の存在感がありましたし、
良い意味で変態でストーカーの瑞希も、
演じられた内田真礼さんの、
遊び心満載の芝居も含めて良かったです。
◆天使の3P
小学生は最高だぜー!w

ぶっちゃけ目新しさは無かったですし、
作画は不安定でしたが、
メインの三人の声優さんは好演してましたし、
熱くて盛り上がる展開が多く、
サービス回やサービスシーンも多くあり、
予告は毎回面白かったし、
メインの三人がとにかく可愛かったし
音楽物原作は難しいと言われる中で、
よく頑張ってましたねー!

最後まで割と楽しく見れました。
◆アクションヒロイン チアフルーツ
どうみても「ことり」ちゃんが居るしw
曲や作品の雰囲気が「ろこどる」を髣髴とさせたりで、
初回見た印象は「ボチボチ」だったのですが、
回を重ねる毎に仲間が増えていき、
戦隊物という長所も巧く活かされてきたりと、
どんどん面白くなっていき、
各話のタイトルといい、
観客の中に大きなお友達も居たりと、
細かいネタ多いのも良かったし、
最終回は内輪ネタ過ぎ&出来過ぎだった感あったとはいえ、
総合的に言えば中々良かったです。
◆プリンセス・プリンシパル
OPもEDも歌の英語の発音酷すぎるww

英語圏の人に聞かせたら
「これはどこの国の言葉なの?」って、
言われても仕方ないレベルというww

内容は緩い所や突っ込み所は多いですが、
脚本が巧く出来ていた回も多くありましたし、
スパイらしい容赦無いハードボイルドなシーンや、
政治や社会問題ネタ入れたりと深い部分もありましたし、
美少女アニメ要素とハードボイルド的な雰囲気の、
不思議なバランスも良かったので、
前述のように気になる部分もありましたが、
まあ悪くはなかったかなと。
◆アホガール
あおちゃんの芝居最高!

浪川さんも好演してる!

でも中身は何も無いので、
全て見終わって残る物は、
「よしこはアホ」という印象しか無いっていうww

まあこの原作者の作品はそういう中身無い作品ばかりですけどねw
あとEDのすみぺの曲良いな!

なんか聞いてると癖になる

MV含めて割と好きです。
◆Re:CREATORS
「オタクによるオタクの為の作品」といった雰囲気の作品で、
いろんな作品のキャラクターが、
一同に会したら面白そうっていう同人的な発想を、
見事にバランスとって作り上げた事や、
各キャラ良い意味でオタク臭が凄くて、
個性が強いキャラ多かったのは良かったし、
終盤のブリッツの娘が生き返る展開筆頭に、
所々で唸る展開はあったものの、
肝心の脚本に気になる所が…

まずとにかくバランスが悪い。
時間の進み方や話の進み方に、
キャラの知能指数が突然下がったりと、
キャラ設定が都合よく変わったり、
理屈押しだったのに突然「ご都合主義」展開増えたり、
まがねさんが無双過ぎたりとetc…
ぶっちゃけ気になる所があまりに多すぎて、
途中でストレス溜まりましたが、
前述したように唸る展開や部分も多くありましたし、
深く考察出来る部分も多くあったし、
終盤は熱い展開多くて、
最後は上手く纏めましたので、
良く出来ていた作品だったとは思います。
ただ同時に広江さんには大衆受けする作品より
ブラクラみたいな暗くてジメジメした物が合ってると、
よく分かった作品だったなとw

広江さんに「ご都合主義」は似合わないってww
ぶっちゃけ個人的には広江さんが作るという事で、
絶妙なカタストロフィーを期待してたんだよねww

…閑話休題。
声優さん的には皆さん「プロ」らしく巧く演じてましたが、
特に菊地原役の恒松あゆみさんは良い味出してましたし、
水瀬いのりさんの好演も光ってましたし、
芝居がかった役というのもありますが
坂本真綾さんの芝居は良かった。
外国作品の吹き替えや、
こういう芝居がかった役は本当に巧く演じますね。GJ!

あと実写の番外編での日笠さんは結婚しても変わらない所か、
ますます中村悠一さん言う所の、
「おしゃべりクソババア」化してて吹いたwww

後輩を差し置いて前に出ようとする姿には唖然としたわww
「出しゃばりおしゃべりクソババア」にパワーアップしてるやんw
もっと先輩なら後輩を前に出してあげてwwww

★総括
個性的で面白い作品が凄く多かった!

ここまで個性的で面白い作品多いのは久しぶりな気がする。
これだけ多くの作品が有るのに、
まだ新しい雰囲気の作品が出てきたりするのは本当に凄い事ですし、
過去作品にリスペクトやオマージュを感じるような作品が多いのも好印象でした。
あといつもより脚本が凄い練られている作品多かった印象がありましたし、
ベタな作品が少なくなった印象も受けますね。
安易な作品ばかり作っても誰も得しないですし、
これは凄い良い事だと思う。
異世界物はもう飽和状態な気がしますが、
これから斬新な作品が生まれるのか果たして…

PS
新規の作品では「ラブライブ!サンシャイン!!」の二期と「このはな綺譚」と
「妹さえいればいい。」と「クジラの子らは砂上に歌う」に期待してます。
特に「このはな綺譚」は原作大好きなんで、
これを機にもっと人気になって欲しいわ~

PSのPS
今更感満載ですが自分的にまとめておきたいので、
いずれ「2017春アニメ(6月終了アニメ)」の簡潔な感想なんかも上げる予定です。
たぶん新作アニメの序盤見た感想とセットになると思います。