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Copeland - Chin Up (日本語訳付き曲解説)

2023-07-13 18:56:10 | 日本語訳付きの曲解説
好きな洋楽の日本語訳(和訳)付き曲解説。


※他の日本語訳(和訳)付き曲解説記事はこちら。



今回紹介するのは、
一部では「ビューティフルエモ」と言われている、
インディーロック/ピアノエモバンドの「Copeland」の、
梅雨の時期に合うしっとりした雰囲気があって、
だんだんとすれ違って行ってしまった恋人関係を歌っていながら、
自分なりに頑張ったけど結果が出ずに
進むべき道が分からなくなった人にも向けられている感じもある歌詞の
哀愁と美しさに満ち溢れた曲「Chin Up」です。


なお「Chin Up」は直訳すると「あごを上げろ」ですが、
感覚的には「上を向け」や「前を向け」的な意味合いが強いですし、
前後の歌詞も考慮して今回は「上を向く」という風に訳してます。



※以前に書いたCopelandのSleepの日本語訳(和訳)付き曲解説はこちら。





◆Copeland - Chin Up


With your eyes closed,
(君と目を閉じたまま)
Watching a strange show
(奇妙なショーを見ている)
Play out in your head,
(開催されているのは頭の中)
But you were smiling somehow
(君はなんとか笑っていたね)
And your day froze,
(そして一日は凍りついて)
And everyone in it
(中に居る誰もが)
Sat still as a rose,
(バラのようにじっとしていた)
But we were moving somehow.
(でも僕達はどうにかして動いてみるんだ)

Back to where we started,
(始まった頃に戻ろうよ)
Losing who we were,
(自分達らしさを失ってしまった)
Maybe we should only tip a bottle back to keep us filled up.
(きっと僕達はボトルの傾きを戻しさえすれば満たされる(元通りになる)はずなんだ)
Back to where we started,
(始まった頃に戻ろうよ)
Losing who we were,
(自分達らしさを失ってしまった)
Everybody knows that,
(みんなそれを分かってるんだ)
You'd break your neck to keep your chin up.
(上を向いたままで居ると君の首は折れてしまう)

Open your eyes,
(目を開けてみようよ)

And the drops come,
(そして雫がやって来て(涙が零れ落ち)
And a snail raced down to your neck,
(カタツムリが君の首まで駆け降りていく(じっとりと涙が首を伝っていく)
And looked up,
(そして見上げてみる)
But you were smiling somehow.
(でも君はなんとか笑っているんだ)

Back to where we started,
(始まった頃に戻ろうよ)
Losing who we were,
(自分達らしさを失ってしまった)
Maybe we should only tip a bottle back to keep us filled up.
(きっと僕達はボトルの傾きを戻しさえすれば満たされる(元通りになる)はずなんだ)
Back to where we started,
(始まった頃に戻ろうよ)
Losing who we were,
(自分達らしさを失ってしまった)
Everybody knows that,
(みんなそれを分かってるんだ)
You'd break your neck to keep your chin up.
(上を向いたままで居ると君の首は折れてしまう)

You'd break your neck to keep your chin up.
(上を向いたままで居ると君の首は折れてしまう)







最初の頃は二人とも笑顔で一緒に居るだけで幸せだったのに、
だんだんすれ違っていって関係は傾いていった。
僕達が出会った時に戻ってみようよ。
傾きを直せば元通りになるのかもしれないから。
でも君は自分で泣いている事にすら気付かないようになり、
僕達は無理して笑いあうような関係になってしまっている。
このまま無理して上を向いていたら君の首は折れてしまう。
もう目を開けて現実を見ないといけない。




ドラマティックで美しくも物悲しくて切なくてエモい感じの、
正に「ビューティフルエモ」な曲で、
コーラスワークなんかは実に美しいですし、
演奏やアレンジも丁寧で素晴らしく、
後半にポストロック風アレンジになったりストリングスが入ったりと、
徐々に熱を帯びて行く&劇的になっていく感じがエモくて絶妙で、
暗くて冷たいようでいて温かみというか熱さや優しさもありますし、
歌詞もストレートに表現するのではなく、
比喩表現多い&ストーリー仕立てなのも絶妙でよいよい。
特に二番の歌詞をカタツムリを使って抽象的にして、
精神的におかしくなってるのを見事に表現してる所よき!




今曲に限らず「Copeland」は恋愛系の歌詞が多いのですが、
ほとんどが失恋ソングや悲しい結末系だったりします。


でもほとんどが「人生」にも置き換えれるんですよね~



上を向いて生きる事は良い事かもだけど、
無理して笑っていたり、
ずっと上を向いていると、
いつか首が折れてしまう…取り返しの付かない事になる。


あと自分を見失った時なんかは、
純粋だった子供の頃を振り返ってみたり、
原点に立ち戻ってみるのは大事な事であり、
ボトルの傾きを戻せば解決する問題もあるし、
修正は無理なくらいに傾いてしまっている事もある。



そして厳しいかもですが、
ずっと目を閉じていても、
悲しいのに無理して笑っても、
現状は何も変わらない。
いつかは目を開けて現実と向き合わないといけない。




悲哀に満ちた暗い曲に聞こえるかもですが、
自分に嘘を付いて無理して生きていては
いつか全てがおかしくなって壊れてしまうし、
自分は自分なんだから周りを見て焦ったりしなくてもいいし、
ずっと上や前ばかり見なくても良いんだよなどなど、
個人的には人生の教訓も詰め込んでいるような、
エモくて美しくて優しい曲でもあると思う。
良曲で美曲!



所謂「涙活」にピッタリな曲で、
少しノスタルジーにも浸れる感じもありますし、
何かもが嫌になってしまった時なんかには、
良くも悪くも何かしら響くものがあると思う…

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