どうしょう どうする
シニアのための 体操教室
曲げて 伸ばして 回しても
硬くて 固まって 柔軟性がないから
あっち こっちに ガタが来て
ワア~ ワア~ キャッ 騒いでいる
曲がらない 伸びない 周らない
だけど 3美(B)体操
曲がかかり始めると どうにかなる
手を挙げて 足を曲げて 首を回して
ほら どうにかなっている
地域で始った 健康講座の一環は
どっちを見ても 年配シニアの集まりで
男女入り混じっての ”体操”と言う名のお遊び
ボール ベル ロープなどの用具を使い
どうにかできているから 不思議
あれこれ言いながらも どうにかなって
間違っても 下手でも そんなの関係ない
マイペース 自己中 独り善がり だけど
やり始めると 熱心で パワーを発揮
全力投球してしまう からだいっぱい動かし
「明日は筋肉痛で動けないかも」何て
大げさなことを言いながら いつの間にか
曲に乗って 動いているから~
何処から やって来たのか
何時もの場所に 何時ものように
さりげなく 咲いたつもりでも
燃えるような赤が似合うなんて
他にはないから 堂々と
尖がって咲いても いいんだよ
土手に続く道端まで
飛び交うように 散らばり
固まりながら 周りいちめんを
我が物顔で 今年も咲いている
ヒガンバナ
鮮やかな赤で 紅色に染まると
刺々しく 攻撃的なようでもあり
妖しい雰囲気が漂って 情熱的にも映る
だけど
線香花火のように繊細で すぐに
消えてしまいそうな弱々しさも
併せ持っている
見る人の気持ちで どうにで捉えられ
不思議さだけが 残ってしまうから
いつも 驚かされて
どこにでも咲いて
何を見ているのか
葉もつけず 香りを持たず
土の中で 出番を待ちながら
一気に咲いてしまうけど
秋の匂いだけは 見事に
花開いて 感じさせてくれる
お祭りが終わるまでは
秋風の囁きの中で 人を楽しませ
涼風に変わる頃 ひっそりと
終えてしまう 儚さ
ヒガンバナ!
ヒガンバナは
季節の主役で間違いない
好きなように 咲きながら
魅せて~
何時からだろうか
夢色を探して あてもなく
さ迷って
何処にあるのか
憧れでもなく
夢でもなく
希望でもない
現実の世界に潜むもの
真っ白なキャンバスが
何処にもないから
何処にあるのか
探して
求めて
願って
いつか出会うと 待っていた
いまの 小さな住処
積み重ねた 小さな砦
すべてが ここにあるのに
開かなかった 心に
弾むような 響きが
周りを見なさいと 声かけるから
立ち止まってしまう
何処かにあるのでも
探すものでもない
窓辺に広がる でっかい空に
何でも どのようにでも出来る
何かが潜むと言う
絵筆を持ったら
気持ちをぶっつけて
描いてみたら 何色であっても
それが夢色 夢の色
誰でも 無になってみる
無になれたら
何か 新たな世界が
広がって~