～こころの窓～ ＜詩＞

　　　　　　　
　　　　　

　　　　　　　　　　　～心の窓～

　　　　　心には小さな窓があると言う

　　　　　開いているのか閉じたままなのか

　　　　　鼓動かこころの音か　それとも

　　　　　得体のしれない何かが潜んでいて

　　　　　流れのなかで叫んでいるのか

　　　　　私にはわからない
　　　　　　

　　　　　泣いても笑っても

　　　　　怒っても嘆いてみても

　　　　　何も伝わらないと

　　　　　解っていたはずなのに

　　　　　無理やり押し込めた居場所

　　　　　
　　　　　いつ頃からか

　　　　　忘れようとした窓辺には

　　　　　僅かな透間から木漏れ日にも似た

　　　　　淡い光が射しては揺れて

　　　　　風音が囁くと小鳥たちも

　　　　　われを忘れて戯れている

　　　　　いつか見たい風景がここにあるのか


　　　　　もう　失った時間は戻らないけど

　　　　　時計の腹を止めて

　　　　　歪んだ螺子で巻き戻せるなら

　　　　　心の窓を開けて　あなたを待ちたい



　　　　　　（今日は皆さんにとって、素敵な一日で
ありますように、、、

　　　　　　　　画像は趣味の粘土細工です。
かぐや姫にみえますか？）