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辻村深月「スロウハイツの神様」

2020年06月07日 | た行の作家
講談社文庫
2010年 1月 第1刷発行
2019年10月 第39刷発行
上巻 362頁
下巻 476頁
解説・西尾維新

人気作家チヨダ・コーキがファンによる殺人事件により筆を折ってから10年
“コーキの天使ちゃん”によって復活を遂げた彼は新人脚本家・赤羽環に誘われ彼女がオーナーを務める「スロウハイツ」に入居しクリエーターを目指す友人たちと共同生活を送っていました
好きなことに没頭し刺激し合っていた6人ですが、空き室となった201号室に新たな住人がやってきたことからスロウハイツの人間関係が少しずつ変わっていきます

とにかく面白かったです
赤羽環の強烈な個性に圧倒され続けました
オズのケーキがコンビニで売られていたという話、コーキが昔コスプレ姿で警官に追われた話、コーキが環と初対面時に「お久しぶりです」と言った話、他にもあれもこれも最後にすべて収まるところに収まります
見事な伏線の回収にスッキリするのと同時に、人を、自分を、自分の才能を信じることの大切さ、そこから湧き出てくる優しさなどなど、自分もこんな生き方が出来たらなぁ、なんて思いました
しかし、ワタクシにはいわゆるクリエーターの才能は皆無なので『出来たらなぁ』でオシマイです
<m(__)m>


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